鬼才・河鍋暁斎の魅力に迫る

幕末から明治初年にかけて活躍した河鍋暁斎(1831-89)は、歌川国芳から浮世絵を学びつつ狩野派にも入門し伝統的な官学派の絵画を学ぶという経歴を持ち、幅広い画業で知られています。

暁斎は当時の画家や、日本に滞在・居住していた外国人との交流のみならず、寺院や神社、版元・出版社、料亭や老舗商店、能や歌舞伎といった広範囲にわたる人たちとの交友・受注関係を培いながら多様な作品世界を展開しました。
彼らとの親交の中で時代の状況を敏感に感じ取り、時に体制批判の精神を培い、また一方で日本的な自然観、死生観といったテーマを独自の視線で掘り下げながら、無数の作品群を作り上げました。

今回、兵庫県立美術館では河鍋暁斎没後130年を記念とし、暁斎が描いた屏風、掛軸、絵馬、引き幕といった多彩な作品群、暁斎が手がけた錦絵、挿絵、工芸品、さらに下絵や写生、合わせておよそ200点を展示します。

是非この機会に鬼才・河鍋暁斎の魅力をたっぷりとお楽しみください。

1 章 幅広い画業

多くの画題を様々な表現方法で描いた暁斎。現在の「美術」という言葉では捉えきれない数々の作品世界が作り出されました。

画像: 《九尾の狐図屏風》 明治3(1870)年以前 河鍋暁斎記念美術館 *通期展示

《九尾の狐図屏風》 明治3(1870)年以前 河鍋暁斎記念美術館 *通期展示

2章 眼の思索 下絵からはじまるネットワーク

河鍋暁斎記念美術館にはおよそ 2,200 点の「下絵類」が収蔵されています。
制作プロセスの最も初期段階である暁斎の下絵を一挙大公開し、暁斎の豊かな芸術世界を紹介します。鋭い観察力、洞察力、写生力、そして描写力がダイレクトに伝わります。

画像: 《鳥獣戯画 猫又と狸 下絵》制作年不詳 河鍋暁斎記念美術館 *前期展示

《鳥獣戯画 猫又と狸 下絵》制作年不詳 河鍋暁斎記念美術館 *前期展示

3 章 民衆の力

幕末・明治期は、政治や社会の劇的な変動がありました。暁斎は民衆の目線にたって、こうした出来事を面白おかしく諷刺する錦絵を手がけました。

画像: 《風流蛙大合戦之図》元治元(1864)年 河鍋暁斎記念美術館 *前期展示

《風流蛙大合戦之図》元治元(1864)年 河鍋暁斎記念美術館 *前期展示

4 章 身体・精神をつむぐ幕末明治

地獄絵や幽霊、美女から観音までありとあらゆる対象を描きつづけた暁斎。
幕末・明治期という時代だからこそ生まれた身体・精神表現の本質に迫ります。

画像1: 《閻魔庁図》明治12(1879)年以降 熊本県立美術館 *後期展示

《閻魔庁図》明治12(1879)年以降 熊本県立美術館 *後期展示

画像2: 《閻魔庁図》明治12(1879)年以降 熊本県立美術館 *後期展示

《閻魔庁図》明治12(1879)年以降 熊本県立美術館 *後期展示

また、暁斎と親交の深かったお雇い外国人で暁斎を「日本最大の画家」と言うほど高く評価していたエルヴィン・フォン・ ベルツの旧蔵品(現在ドイツのビーティヒハイム・ビッシンゲン市立博物館所蔵)の暁斎作品が展示されます。

画像: 《美女の袖を引く骸骨たち》明治時代  ビーティヒハイム・ビッシンゲン市立博物館 *通期展示

《美女の袖を引く骸骨たち》明治時代  ビーティヒハイム・ビッシンゲン市立博物館 *通期展示

関連行事

記念解説会「河鍋暁斎の創造性―写生からの展開」

講師)加美山史子(公益財団法人河鍋暁斎記念美術館主任学芸員)
日時)4 月 28 日(日)午後 2 時より(約 90 分)
会場)レクチャールーム
定員)100 名
聴講無料(要観覧券)

学芸員による解説会

講師)同館学芸員
日時)5 月 19 日(日) 午後 2 時より(約 45 分)
会場)レクチャールーム
定員)100 名
聴講無料(要観覧券)

ミュージアム・ボランティアによる解説会

日時)会期中毎週日曜日 午前 11 時〜(約 15 分)
会場)同館レクチャールーム(定員 100 名)

特別展「没後130年 河鍋暁斎」
開催概要

会場)兵庫県立美術館
〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通 1-1-1

会期)開催中 〜 2019年5月19 日(日)
【前期展示:4 月 6 日(土)〜4 月 29 日(月・祝)】
【後期展示:4 月 30 日(火・休)〜5 月 19 日(日)】
※ 前期・後期で作品がほぼ入れ替わります。

開館時間)午前 10 時〜午後 6 時(金・土曜日は午後 8 時まで) 入場は閉館の 30 分前まで

休館日)月曜日(ただし 4 月 29 日(月・祝)、5 月 6 日(月・休)は開館、5 月 7 日(火) は休館)

観覧料金)(税込)
一般:1,400(1,200)円、大学生:1,000(800)円、70 歳以上:700(600)円
※ 高校生以下無料
※ ( )内は20名以上の団体料金。
※ 障がいのある方(70歳以上を除く)は当日料金の75%割引、その介護の方1名は無料。
※ 大学生、70歳以上の当日券の購入および障がい者割引の適用には証明が必要。割引を受けられる方は、会期中に美術館 窓口で入場券をお買い求めください。
※ コレクション展は別途観覧料が必要(同展とあわせて観覧される場合は割引あり)

主催)兵庫県立美術館、毎日新聞社、朝日放送テレビ、神戸新聞社
後援)公益財団法人伊藤文化財団、兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会
特別協力)公益財団法人河鍋暁斎記念美術館
監修)河鍋楠美(公益財団法人河鍋暁斎記念美術館理事長・館長、河鍋暁斎曾孫、医学博士)
協賛)野崎印刷紙業、TKG Foundation for Arts & Culture

お問い合わせ)TEL:078-262-0901

ホームページ) https://www.artm.pref.hyogo.jp

cinefil 読者チケットプレゼント

下記の必要事項、読者アンケートをご記入の上、「河鍋暁斎展」プレゼント係宛てに、メールでご応募ください。
抽選の上5組10名様に、ご本人様名記名の招待券をお送りいたします。
記名ご本人様のみ有効のこの招待券は非売品です。
転売業者などに入手されるのを防止するため、ご入場時他に当選者名簿との照会で、公的身分証明書でのご本人確認をお願いすることがあります。

☆応募先メールアドレス  info@miramiru.tokyo
*応募締め切りは2019年4月29日 24:00 火曜日

〈記載内容〉
1、氏名 
2、年齢
3、当選プレゼント送り先住所(応募者の電話番号、郵便番号、建物名、部屋番号も明記)
建物名、部屋番号のご明記がない場合、郵便が差し戻されることが多いため、当選無効となります。
4、ご連絡先メールアドレス、電話番号
5、記事を読んでみたい監督、俳優名、アーティスト名
6、読んでみたい執筆者
7、連載で面白いと思われるもの、通読されているものの筆者名か連載タイトルを5つ以上ご記入下さい(複数回答可)
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抽選結果は、当選者への発送をもってかえさせて頂きます。

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