3月30日より公開となるリヴァプール、最後の恋

イギリスの俳優ピーター・ターナーが1987年に発表した同名の回顧録が原作。『悪人と美女』(1952)でオスカー助演女優賞に輝いた往年の大女優グロリア・グレアム(1923-1981)。1950年代ハリウッドで活躍し、4度の結婚歴もある自由奔放な彼女と、駆け出しの若手舞台俳優ピーターの最後の恋を中心に描かれる。往年の大女優・グロリアに実力派・アネット・ベニング(『キッズ・オールライト』『20センチュリー・ウーマン』)、ピーターを『リトル・ダンサー』『スノーピアサー』で知られるジェイミー・ベルが演じる。

画像1: © 2017 DANJAQ, LLC. All Rights Reserved.

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このたび、ジェイミー・ベルの動画インタビューを独占解禁いたします。

ターナーの回顧録から引き出された物語が、彼の視点で語られる。ぴったりの俳優を見つけることが必須事項だったため、製作のバーバラ・ブロッコリによると、キャスティングがとても難しかったと言う。

「ピーターという役は観客との間に立つことになります。彼が、グロリアの世界への窓なのです。だから私たちが信じられる、真実味ある俳優でなくてはならない。このキャラクターの複雑な感情や彼が経験するあらゆることを、観客に理解させてくれる必要がある。これは、ピーターにとって成長の物語なのです。グロリアが彼に大きなインパクトをもたらし、それが彼の全人生に影響を与えているから。強烈な関係であるために、私たちが選ぶ俳優は、大きな期待にこたえなくてはならないのです」

製作陣はジェイミー・ベルを選んだ。「彼の誠実さが鍵でした。ポール・マクギガン監督にとって、俳優全員がリアルで真実味のある演技をすることが重要でした。強烈な感情を表現する必要があったのです」とブロッコリは続ける。

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ジェイミーが演技にもたらしたニュアンスは圧倒的だった。「カメラを向けると、まだ何もしゃべっていないのに、すべてを語っている。彼はそんな俳優の一人です」とマクギガン監督は付け加える。

ジェイミー・ベルにとって、ピーター・ターナーという役は、複雑でやりがいのある役だった。「僕のキャラクターの状況は、目まぐるしく変わります。彼はあらゆることを経験する。恋に落ち、失い、プレッシャーに押しつぶされそうになる。それに家族のこともあります」

「それから、向こう見ずだ」と彼は続ける。「当時の二人は、彼女がかなり年上だったために、ほとんどタブーに近い関係でした。ピーターには、この女性への忠誠心や愛情だけでなく、多くの気持ちが重なり合っている。でも、陽気なところもある。最近映画では見かけなくなったキャラクターだと思いました」

アネットとの共演は、この二人の型破りなつながりを演じることを含め、天からの授かりものだったと言う。「二人は同じような精神の持ち主でした。それを、僕はアネットのような優れた女優と一緒に掘り下げていくことができたのです」

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さらに、ポール・マクギガン監督のアプローチ法も高く評価する。 「この映画をとおして、グロリアの歩んできたキャリアがわかる。そして、この若い英国人俳優との関係の中で、彼女の生き方や、彼女の置かれた状況…とても深刻な状況ですが、ポールは思い出や夢を流れるように使いながら見事に描いています」

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ベルは特に、マクギガン監督のシーンとシーンの間の転換方法が面白いと思った。「ピーターがリバプールで具合の悪いグロリアと一緒にいる現在のシーンから歩いて出ていき、そのまま、そこがロサンゼルスでも、ニューヨークでも、ロンドンでも、直接思い出の中に歩いて入っていくのです。過去を思い出し、その中に入っていく流動的な感覚を表現したかったのです。記憶の中に入っていく。その記憶がワープして他人の視点に入ることもあります。映画でその手法を取るのはとてもユニークですが、物語を語る素晴らしい方法だと思います。それにキャストも最高です。僕はその一員になれただけで幸せです」

ジェイミー・ベル独占インタビュー『リヴァプール、最後の恋』

画像: ジェイミー・ベル独占インタビュー『リヴァプール、最後の恋』 youtu.be

ジェイミー・ベル独占インタビュー『リヴァプール、最後の恋』

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[STORY]
1981年9月29日、ピーター・ターナーの元に衝撃の知らせが飛び込んできた。かつての恋人グロリア・グレアムがイギリスのランカスターのホテルで倒れたのだという。
「リヴァプールに行きたい」そう懇願するグロリアに対してピーターはリヴァプールにある自分の実家でグロリアを療養させることにした。ピーターの家族やリヴァプールを懐かしむグロリアだったが、全く病状を明かそうとしない。心配になったピーターは、主治医に連絡をとり病状を確かめた。そして、グロリアの死が近いことを悟ったピーターは、不意に彼女と楽しく過ごしていた頃を思い出すのだった。
本作は駆け出しの俳優に過ぎなかったピーターと往年の大女優であったグロリア・グレアムとの歳の差もキャリアも超えた恋模様を描く。そしてグロリアがリヴァプールに拘り続けた理由とは―

アネット・ベニング (『キッズ・オールライト』『20センチュリー・ウーマン』)
ジェイミー・ベル  (『リトル・ダンサー』『スノーピアサー』 )
ジュリー・ウォルターズ (『パディントン』『ハリー・ポッター』 シリーズ)
ヴァネッサ・レッドグレイヴ (『大統領の執事の涙』『アンコール!!』)

監督 ポール・マクギガン (『ホワイト・ライズ』)

脚本 マット・グリーンハルシュ(『コントロール』『ノーウェアボーイひとりぼっちのあいつ』)
原作 ピーター・ターナー 「Film Stars Don’t Die in Liverpool」

配給:キノフィルムズ/木下グループ

2017年/アメリカ/英語/カラー/シネマスコープ/5.1ch/105分/字幕翻訳:栗原とみ子

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2019年3月30日(土)
新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー

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