映画監督の豊田利晃の『アンチェイン(2001年)』以来のノンフィクション作品にして、2時間46分の超大作-2014年から制作開始をして、足掛け5年をかけたドキュメンタリーという枠では収まらない、映像作品『プラネティスト』。
今作が、第19回 東京フィルメックス最終日となる11月25日、プレミア上映が開催され、監督、出演者による舞台挨拶が行われました。

以下、レポートです。

日程:11月 25日(日)  
場所:有楽町朝日ホール
登壇者:
宮川典継、窪塚洋介、渋川清彦、中村達也、ヤマジカズヒデ、豊田利晃監督

画像1: 日程:11月 25日(日) 場所:有楽町朝日ホール 登壇者: 宮川典継、窪塚洋介、渋川清彦、中村達也、ヤマジカズヒデ、豊田利晃監督

豊田利晃監督

フィルメックスでの上映は今年で3回目で、いつも誇りに思っています。
この映画は2014年から2017年の夏に撮影を始めて、夕日の美しさ、原初的な地球の美しさに感動し、住民票を移して小笠原で撮影しました。そして、僕の尊敬する仲間のアーティストたちを島に呼んでセッションを繰り広げて、みんなで夢を見よう、という映画です。
今日は小笠原の村長も来ていて、みなさんと小笠原の時間を楽しんでください。

宮川典継

天然自然の美しいアイランドの自然を皆さんと映画でご一緒できて嬉しいです。

窪塚洋介

生きててよかったなと思える景色って、死ぬまでにどれくらい見られるのか?と思う。
その中に小笠原は間違いなく入る。
小笠原のボニンブループラネットは、本当に心に残る大事な場所です。
来年も再来年もまた訪れたい、また宮川さんの家に泊めてもらおうと思ってます。

渋川清彦

豊田監督とは「蘇りの血」でフィルメックスに来て、今日で2回目です。
今日は一粒万倍日、という日で、下の宝くじ売り場は長蛇の列でしたが(笑)、小笠原に来ればもっと良い夢がみられるよ!ということで映画をぜひ楽しんでください。

中村達也

豊田さんに呼び出されて、長い船旅を終えて、島までドラムを持って行って叩いたりしていましたが、そこは叩いちゃいけない場所だって後から知りました(笑)。お楽しみください。

ヤマジカズヒデ

俺が東京で作った曲が小笠原の海にすごく合っていたのが感動しました。
東京にいながら小笠原を感じて頂けると嬉しいです。

画像2: 日程:11月 25日(日) 場所:有楽町朝日ホール 登壇者: 宮川典継、窪塚洋介、渋川清彦、中村達也、ヤマジカズヒデ、豊田利晃監督

昭和43年(1968年)6月26日に、米国の統治下から日本への復帰を果たし、平成30年(2018年)に日本へ返還されてから50年の時が経ちました。
東京から船で24時間。東洋のガラパゴスと呼ばれ、世界でも類い稀な自然に囲まれた神秘と奇跡の島、小笠原諸島。 その島で自然と共に歩み生きる男がいます。 宮川典継、65歳。 サーファーたちのレジェンドで、 野生のイルカと泳ぐ世界初のドルフィンスイムを確立した「海のターザン」。
宮川典継の尽力なくして小笠原諸島世界自然遺産の誕生はなかったと 言っても過言ではありません。
島にやってくる旅人は、何かを求めてやってくる者や、人生の壁にぶち当たった者、心に傷を持った者、どう生きてくか生き悩む者、変化を求めている者たちが多数。 宮川はそんな旅人たちに、小笠原の自然を魔法の装置のように提示して、 旅人を興奮させる。

画像: ©PLANETIST FILM PARTNERS

©PLANETIST FILM PARTNERS  

このドキュメンタリーでは、ミュージシャンや役者、アーティストたちが島に呼ばれ、 宮川の案内によって、感受性の強い彼らの想像力を解き放ち、見たことのない小笠原が呼び出される。 その歓喜の瞬間が映像に映っているのです。

本作を企画・監督・撮影したのは、映画監督の豊田利晃。
『アンチェイン(2001年)』以来のノンフィクション作品にして、2時間46分の超大作作品を完成させました。
2014年から制作開始をして、足掛け5年の月日が経ちました。
これは、ドキュメンタリーという枠では収まらない、新たな映像経験である。

2018年/日本語/カラー/166分

出演:宮川典継(レジェンドサーファー) GOMA
(ディジュリドュ奏者 画家) 窪塚洋介 (俳優) 渋川清彦 (俳優)
中村達也 (ドラマー) ヤマジカズヒデ (ギタリスト)  

ナレーション:小泉今日子

企画・監督・撮影::豊田利晃  
配給・宣伝・製作:VAP
©PLANETIST FILM PARTNERS  

2019年 5月より 順次ロードショー

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