第19回東京フィルメックス(2018年11月17日~25日)の授賞式が24日、有楽町朝日ホールで行われ、映画『コンプリシティ』が観客賞受賞!

画像: ©2018 Creatps / Mystigri Pictures

©2018 Creatps / Mystigri Pictures

アジアを中心に独創的な作品を世界から厳選して上映する東京フィルメックスは、コンペティションに10作品、特別招待作品には16作品が選出され、カンヌ、ヴェネチア、ベルリン、ロカルノの映画祭をはじめ、海外で高く評価された作品も多く、特に今年は史上最高ともいわれるラインナップでした。

この東京フィルメックスでの上映が日本初上映となった『コンプリシティ』が受賞した観客賞は、これらの全ての上映作品の中から観客投票により一作品のみ選出される賞です。この受賞に際して、主演の藤竜也と監督の近浦啓からの喜びのコメントが届きました。

画像: Q&Aで答える藤竜也さん 中央 近浦啓監督 (写真:クレイテプス)

Q&Aで答える藤竜也さん 中央 近浦啓監督
(写真:クレイテプス)

【藤竜也コメント】
「観客の皆さんに褒めていただいた喜びを、しみじみ噛み締めております。ありがとう御座います。」

画像: 舞台挨拶

舞台挨拶

【近浦啓監督コメント】
「観客の皆様による投票で決まるというこの観客賞をいただいたことは、僕にとって大きな励みとなります。この受賞が、『コンプリシティ』という映画の中に、観た人の心となんらか共鳴するものがあったんだよと囁いてくれているようで、それはこの上ない喜びと誇りです。」

画像: (写真提供:深谷直子)

(写真提供:深谷直子)

中国の映画界で活躍を続ける俳優ルー・ユーライと日本が誇る名優藤竜也を主演に迎え、日本=中国の国際共同製作で製作されたインディペンデント映画『COMPLICITY(コンプリシティ)』。

近年社会問題として取り上げられることが多い技能実習生制度、不法滞在外国人などを背景にしながらも、異国の地でもがきながら生きていく一人の若者の姿を普遍的な物語として描いた『COMPLICITY(コンプリシティ)』は、昨年8月〜9月にかけて、関東近郊、山形県、中国河南省で撮影されました。主演にはルー・ユーライ、藤竜也、そして赤坂沙世、松本紀保などが渾身の演技で映画を彩ります。監督は、短編映画で昨年のロカルノ国際映画祭をはじめ世界各国の映画祭で高く評価された近浦啓。本作は長編デビュー作品となります。

【監督プロフィール】
近浦啓(ちかうらけい)・
2013年に、藤竜也を主演に迎えた短編映画「Empty House」で映画監督としてキャリアをスタート。
2017年製作の三作目の短編映画「SIGNATURE」は、第70回ロカルノ国際映画祭(スイス)、第42回トロント国際映画祭(カナダ)の短編映画部門ノミネートの他、米アカデミー賞公認映画祭であるエンカウンター短編&アニメーション映画祭(イギリス)でグランプリを受賞。
国内外で高い評価を得ている。
2018年9月、長編デビュー作となる「COMPLICITY」が、第43回トロント国際映画祭でワールドプレミア上映された。

『コンプリシティ』国際版予告

画像: 近浦啓監督の長編デビュー作品『COMPLICITY(英題)』インターナショナル版予告 youtu.be

近浦啓監督の長編デビュー作品『COMPLICITY(英題)』インターナショナル版予告

youtu.be

STORY

中国河南省から技能実習生として日本に働きに来たチェン・リャンは、研修先企業から失踪し、不法滞在の身となる。故郷の母に真実を告げられず、研修を続けていると偽りながら、斡旋される窃盗に手を染めていた。そんな中、ひょんなことから他人になりすまして山形の小さな蕎麦屋に住み込みで働き始めることに。厳格な店主・弘と娘の香織がきりもりする蕎麦屋で弘に怒鳴られながらも出前をこなす日々。ある日、チェンリャンは、出前先のアトリエで葉月という女性に出会い…。

出演:ルー・ユーライ、藤竜也、赤坂沙世、松本紀保

監督・脚本・編集:近浦啓 

2018/116分/カラー/日本=中国/5.1ch/アメリカン・ビスタ
製作:クレイテプス/ Mystigri Pictures

This article is a sponsored article by
''.