『上田慎一郎ショートムービーコレクション』出演俳優
独占インタビュー PART
-1(山口友和さん、曽我真臣さん)

日本映画界の一大事件ともいえる上田慎一郎監督の『カメラを止めるな!』の大ヒット。
常識では考えられない、インディペンデント映画が全国を制覇!社会現象として、拡がったことはすでにご存知だと思います。

それに伴い、上田慎一郎監督の原点と言える短編の傑作4本を上映する『上田慎一郎ショートムービーコレクション』が全国イオンシネマをはじめ47館で公開されています。

この度、シネフィルでは、上田監督の映画といえばやはり個性あふれる俳優たちであることから、今回の作品に出演している俳優の皆さまに緊急インタビューし、前後2回でご紹介いたします。
第一回は上田慎一郎監督と交流の深い、『上田慎一郎ショートムービーコレクション』にご出演されている俳優の山口友和さん、曽我真臣さんのおふたりに役者になるきっかけから、上田監督作品との出会いや、その魅力を各人に語っていただきました。

山口友和さん

上田慎一郎ショートムービーコレクション
『彼女の告白ランキング』『テイク8』『Last Wedding Dress』にご出演

画像1: 山口友和さん

山口友和さん

◎上田監督との出会い

上田監督の長編デビュー作『お米とおっぱい』のオーディションではじめて会いました。

その時にこの人すごいなあ、天才だなあって思って。台本読んだときにこんな面白い本を書く人が自主映画にいるんだって、思って。

その時に上田監督に「僕は上田組常連俳優になる」って宣言して「監督は絶対に世に出るから、着いていく」と。

◎その後の作品

もうね、声かけてくれたら、どんな役でもエキストラでもいいからって言ってたんですね。それから今までに『ハートにコブラツイスト』『恋する小説家』『彼女の告白ランキング』『テイク8』『Last Wedding Dress』などに出ています。

『カメラを止めるな!』にもワークショップ受けて出演してるんですよ。

◎現場一丸主義

まあインディペンデント映画なんで、予算も人も少ないし、役者でありながらも現場ではスタッフも兼ねることがあって・・・『Last Wedding Dress』では制作の手伝いもしたり。

「役者」だけではなく、もっと作品に携わるということできることがインディペンデント映画の強みとか、面白さですかね。

◎役者になるきっかけ

大学卒業してから、一般企業で営業マンをしていまして、ものすごく激務で成績を上げていたんですね。で、1年間くらい過ぎて、ちょっと人生の途中で立ちどまってみようかなって。

大学時代にモデルやっていたので、もう一回その世界に戻ってみようと思ったんですね。

それで事務所に入って、レッスン参加したりしてたんですけど、あまりうまくなじめなくて。

画一的なレッスンでみんなと同じポーズや芝居になるのが自分では納得できなかったんでしょうね。

その後、海外に2ヶ月くらい行って芝居観たりとか。働いていた時の給料が使う暇なかったんで蓄えもあったし。

帰国した時に出会った先生のレッスンですかね、27~8歳くらいの時。ああ、これだ、って思って。そこからかなあ、今考えると僕が「役者」となったのは。

◎今後の目標

ちゃんとした俳優学校に行ったわけでもないし、野良育ちだし(笑

何もせず、何もつくらず、その場にいれるような役者になれればなあ、とは考えています。

しっかりと心にある感情を持って、現場に立ち、そこにいるだけで表現できるような・・・難しいですね(笑

自分の理想は現場に求められる役者になりたくて、一般に名前がすごく知られるというよりは、現場の方々にあいつと一緒の現場やりたいなあ、とか、こんな役ふってみたら面白いかも、って思われるような役者になりたいです。

『上田慎一郎ショートムービーコレクション』応援メッセージ
上田監督の気持ち溢れるコメディです。上田監督の内面がわかる作品ですし、『カメラを止めるな!』にも通じるものが沢山あります。『カメラを止めるな!』好きには絶対おすすめです。

画像2: 山口友和さん

曽我真臣さん

上田慎一郎ショートムービーコレクション
『テイク8』にご出演

画像: 曽我真臣さん

曽我真臣さん

◎上田監督との出会い

『猫まんま』でご一緒したのが一番最初です。上田監督の商業デビュー短編オムニバス『4/
猫』の1作品です。

上田監督の奥さまのふくだみゆき監督の『マシュマロ×ぺいん』のオーディションに行ったときです。オーディションには落ちたんですけど、その時に上田監督が覚えていただいていて、『猫まんま』の助監督の方とも別の撮影でご一緒していたこともあり、お声かけていただきました。

上田監督の第一印象は・・・オーディションだったのですが、すごいいい場の雰囲気になっていて。ああ、この雰囲気はこの人のおかげなんだろうなって、思いました。場を和ませるっていうか。

◎上田組のこと

ポジティブな現場だなあって思ってました。

自分はその後『テイク8』でご一緒したんですけど、みんなファミリーみたい、なあったかい雰囲気ですね。とてもやりやすい現場でした。

『カメラを止めるな!』ではワークショップ受けてないんですよ。

山口友和さんからエキストラとして誘われて、その後上田監督からご連絡を頂き台詞のある役をオファーされて出演しました。

◎役者になるきっかけ

実は児童劇団に入っていたんですよ。3歳くらいから、子役(笑

芸歴、長そうなんですけど、実際は、途中で中学校受験もありお休みしたりとブランクあったので。

学生時代はバスケット部でがんばっていたんですけど、腰を痛めてしまって。

そのくらいから映画をよく観るようになって、映画に興味を持つようになって、大学では映研に入りました。

撮る方も出るほうも両方して、学生映画には30~40本くらい出演してました。

◎俳優になるために上京

僕は関西出身で、大学卒業してから関西で会社員やっていたんですけど、ある日、会社員をやめて東京に(笑

何も考えずに「役者になるんだ」って。

でもコネもないし1年以上は役者の仕事もないし、寝てる最中にいきなり不安で飛び起きたり(笑

そんな頃もありましたが、その後、少しずつお声かけていただくことも多くなってきて。

◎今後やってみたい役

くせのある役をやりたいですね。キャラクターやあくの強いっていうか。

決してメインにこだわるわけではなく、脇役でもいいんです。お客さんに印象の残る、チャレンジできるような役をしてみたいです。

『上田慎一郎ショートムービーコレクション』応援メッセージ
上田監督の作品は広く一般の人に訴えかけテーマをもったわかりやすい感動が特徴かなと思います。今回『上田慎一郎ショートムービーコレクション』の一作、僕も出演している『テイク8』も『カメラを止めるな!』に通じるところが多いかなと思います。

『上田慎一郎ショートムービーコレクション』

・彼女の告白ランキング

・ナポリタン

・テイク8

・Last Wedding Dress

配給:ガチンコ・フィルム

イオンシネマをはじめ、全国47映画館ロードショー中!

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