すみだ北斎美術館において2018年11月4日(日)まで、「北斎の橋 すみだの橋」が開催されています。古来より橋は、人々が交通のために川や谷といった自然を克服する一手段として架設されてきました。橋の構造や種類は、各時代における政治的、技術的制約の中で、様々に発展しており、その背景には、建設に携わった人、橋が架けられる地域の人など、多くの人々の思いがあります。

画像: 葛飾北斎「諸国名橋奇覧 かうつけ佐野ふなはしの古づ」(前期) すみだ北斎美術館蔵 photo©cinefil

葛飾北斎「諸国名橋奇覧 かうつけ佐野ふなはしの古づ」(前期) すみだ北斎美術館蔵
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画像: 葛飾北斎「諸国名橋奇覧 かめゐど天神たいこばし」(通期) すみだ北斎美術館蔵 photo©cinefil

葛飾北斎「諸国名橋奇覧 かめゐど天神たいこばし」(通期) すみだ北斎美術館蔵
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本展は、北斎の作品に加えて、北斎が一生をすごしたすみだという地域にも焦点を当てた展覧会です。北斎が描く橋を通して、インフラという本来の意義を越えた、橋の文化的側面を紹介します。
第1章では、様々な橋の構造に着目して描き分けた北斎の代表作「諸国名橋奇覧」全11図を中心に、北斎とその門人が描いた橋の作品を展示します。第2章では、墨田区内の橋を取り挙げ、北斎が生きた時代以降、橋がどのように発展し現在まで続いてきたのか、錦絵などに描かれた橋や絵葉書、図面、関連資料を通じてご紹介します。北斎の描いた様々な橋をきっかけとして、現代の私たちが渡っている橋の様々な魅力に迫ります。

また、7月 31 日に入館者数 50 万人 を超えるなど 、多くのお客様 がお越しいただく中 、本展 は、 2018 年度の目玉企画展となります 。

展示構成および本展の見どころ

~1章 北斎の橋 ~「諸国名橋奇覧 」シリーズなど北斎や門人が描いた橋が集結

北斎は、名所の橋だけでなく、江戸時代の様々な橋の構造に注目。緊張感漂う一直線のつり橋、 大きく弧を描くのどかな太鼓橋など、北斎なりの視点で捉えた代表作「諸国名橋奇覧」の風景画を 、本展では前後期で全前後期で全11 点を初めてシリーズとして展示します。また、夢の中で見た橋を一図にした「百橋一覧」では、一図の中に様々な構造橋が詰め込まれており、その多種多様さも圧巻です。 名作「冨嶽三十六 景」シリーズからも「 御厩河岸より両国橋夕陽見 」などが展示され、北斎とその門人が描いた橋が集結 します 。

画像: 葛飾北斎「諸国名橋奇覧  すほうの国きんたいはし」 (通期) すみだ北斎美術館蔵 photo©cinefil

葛飾北斎「諸国名橋奇覧  すほうの国きんたいはし」 (通期) すみだ北斎美術館蔵
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~2章 すみだの橋〜現存する北斎の描いた橋たちの知られざ歴史を紐解く。

北斎が暮らしたすみだの地域は、江戸時代、大河である隅田川の流れに加え江戸市中の拡大に伴って整備された川や、農業用水として引かれた川や、農業用水として引かれた川、下水などのための小さな川など、大小さまざまな川がありました。
古来より橋は、人々が交通のために川や谷といっ自然を克服する一手段して架設されきました。橋の構造や種類は、各時代における政治的技術制約中で様々発展しており、その背景には、建設に携わった人、橋が架けられる地域など、多くの人々の思いがあります。
第 2章では、すみだの橋を取り上げ、北斎が生きた時代の橋以降の変遷を、錦絵に描かれた橋だけでなく、絵葉書や、図面、立体物など様々な関連資料から多角的に追っていきます。墨田区の橋の歴史を紐解いてくことで、北斎や門人たちの描く橋をまた違った視点から楽しんでいただけます。

画像: 「本所四之橋 一般構造図(竣功図)」 (通期) 東京都建設局蔵 photo©cinefil

「本所四之橋 一般構造図(竣功図)」 (通期) 東京都建設局蔵
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画像: 見る位置で変化のある展示風景-1 photo©cinefil

見る位置で変化のある展示風景-1
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画像: 見る位置で変化のある展示風景-2 photo©cinefil

見る位置で変化のある展示風景-2
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画像: SNSにぴったりの撮影コーナー photo©cinefil

SNSにぴったりの撮影コーナー
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開催概要

会期:2018年9月11日(火)~11月4日(日)
開館時間:9:30-17:30(入館は17:00まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
会場:すみだ北斎美術館 東京都墨田区亀沢2丁目7番2号
   ・都営地下鉄大江戸線「両国駅」A3出口より徒歩5分
   ・JR総武線「両国駅」東口より徒歩9分
   ・都営バス・墨田区内循環バス「都営両国駅前」より徒歩5分
   ・墨田区内循環バス「すみだ北斎美術館前(津軽家上屋敷跡)停留所」からすぐ
主催:墨田区・すみだ北斎美術館

観覧料:   一般  高校生・大学生   65歳以上  中学生  障がい者    
   個人 1,200円   900円     900円     400円   400円
   団体   960円   720円     720円     320円   320円
※団体は有料のお客様20名以上。
※小学生以下は無料。
※中学生・高校生・大学生(高専、専門学校、専修学校生含む)は生徒手帳または学生証をご提示ください。
※65歳以上の方は年齢を証明できるものをご提示ください。
※身体障がい者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、被爆者健康手帳などをお持ちの方及びその付添の方1名まで障がい者料金でご覧いただけます(入館の際は、身体障がい者手帳などの提示をお願いします)。
※本展のチケットは、会期中観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)もご覧になれます。

TEL:03-5777-8600 ハローダイヤル(8:00-22:00)
公式サイト:http://hokusai-museum.jp

「北斎の橋 すみだの橋」cinefilチケットプレゼント

☆応募先アドレス  info@miramiru.tokyo
*応募締め切りは2018年10月7日(日)24:00

下記の必要事項、読者アンケートをご記入の上、「北斎の橋 すみだの橋」cinefil チケットプレゼント係宛てに、メールでご応募ください。
抽選の上5組10名様に、ご本人様名記名の招待券をお送りいたします。
記名ご本人様のみ有効の、この招待券は、非売品です。
転売業者などに入手されるのを防止するため、ご入場時他に当選者名簿との照会で、公的身分証明書でのご本人確認をお願いすることがあります。

記載内容
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