現在開催中のヴェネチア国際映画祭が実施しているプログラム『The Biennale College – Cinema ビエンナーレ・カレッジ・シネマ』。
本日、最終選考となる12の作品企画が発表されました。

単に映画祭で上映するだけでなく、ヴェネチアが才能あると認めた新鋭監督を支援するための設けられたもので、2012年にスタートし、今年で7回目を迎えます。
2018年、同プログラムに寄せられた世界の多くの応募作品から、第一次選考を通過した作品は、国際プロジェクト9作品にイタリアのプロジェクト3作品を加えた合計12作品となります。

画像: 『Where Were We?』イメージ写真

『Where Were We?』イメージ写真

日本からは唯一、富名哲也監督の「Where Were We?」(仮邦題「あちら、こちら。」プロデューサー/畠中美奈)が選出されたことが発表されました。

10月ヴェネチアで集中的に行われるワークショップを経て最終選考に残るのは3作品まで。
すでに選ばれた12作品には、”ビエンナーレ カレッジ シネマ”のクレジットが入ると同時に、ワークショップという形で支援され、最終的に国際プロジェクトから2企画、イタリアから1企画にそれぞれ最大製作費15万ユーロ(約2,000万円)が助成され、来年の同映画祭に間に合うように完成させ発表することになります。

富名哲也監督(今年2月ベルリン国際映画祭にて)
タキシードなど衣装協力 TAKEO KIKUCHI

富名哲也監督は、佐渡島全編ロケを敢行した初長編作品『Blue Wind Blows』(2019年公開予定)が、今年2月に行われた第68回ベルリン国際映画祭でワールドプレミアを迎えたばかり。
今回ヴェネチア国際映画祭で選ばれた新企画『Where Were We?』は、同じく佐渡島を撮影地として予定している作品となります。

「Where Were We?」(仮邦題「あちら、こちら。」)
[STORY」
記憶のない女、ミドリはふと気がつくと金山の麓(ふもと)にいた。舞台は佐渡島。そこで清掃員として働く、年老いた女性に拾われ暮らし始める。そんなある日、夢日記をつけている男アオと出会い、自分という存在が徐々に明らかになっていく。

The Biennale College – Cinema ビエンナーレ・カレッジ・シネマ発表サイト
http://www.labiennale.org/en/news/what’s-new-biennale-college-cinema-20182019)

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