20年間のありがとう!
最後のテーマは「ハピネス〜明日の幸せを求めて」

名古屋ボストン美術館は、海を越えたパートナーシップ提携によりアメリカのボストン美術館の姉妹館として1999年に開館し、名古屋にいながら世界が誇るボストン美術館の優れた作品が鑑恵できる美術館として皆様に親しまれてきました。
以来、その豊富で広範な約50万点のコレクションより、名品に加えてこれまで紹介される機会がなかった作品まで、魅力的なテーマでご紹介してきました。
しかし残念ながら本年で20年間のその使命を終え、10月8日(月・祝)には美術館としての幕を閉じます。

そこで最終展のテーマは、これまでの皆様に対する感謝の気持ちを込めて、「ハピネス〜明日の幸せを求めて」と題し、幸せを求めてきた人間の営みを様々な視点でとらえつつ、これまでの展覧会でおなじみの懐かしい作品や、今までご紹介する機会のなかった同館初出品の作品など、古今東西の「幸せ(ハピネス)」を約80点でご紹介します。

名古屋ボストン美術館の愛が溢れる最終展を、どうぞ存分にお楽しみ下さい。
お待ちしております。

第1章 愛から生まれる幸せ 〜日常の情景から〜

古今東西、多くの画家たちが、家族や友人、恋人同士の親しい関係を作品に捉え、愛に満ちた日常の情景を慈しんできました。こうして描かれた「幸せ」の情景は思い合うもの同士の温もりを伝え、観る人の共感を呼ぶものとなっています。
この章は、そんなもっとも身近でありながら世界に共通する「幸せ」の情景を見ていきます。

画像: ウィリアム=アドルフ・ブーグロー《兄弟愛》1851年 Gift of the Estate of Thomas Wigglesworth, 08.186 Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

ウィリアム=アドルフ・ブーグロー《兄弟愛》1851年
Gift of the Estate of Thomas Wigglesworth, 08.186
Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

抱擁し合う兄弟を、両手で包み込む女性。↑
優しい筆遣いが家族同士の愛情の温もりを感じさせます。ルネサンス期にラファエロが描いた聖母子像を思わせる大作です。

第2章 日本美術に見る幸せ 〜自然と人間〜

東洋や日本の「幸せ」の在り方として、「桃源郷」や仙人が住む「仙境(仙郷)」などの理想郷、もしくは四季の中での行事といった「自然」との関係が中心をなしてきました。
この章では日本美術の中に表現された自然と人間の幸せを探ります。

画像: としか《見立 四睡図》江戸時代、1844(天保15)年 Fenollosa-Weld Collection, 11.4638 Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

としか《見立 四睡図》江戸時代、1844(天保15)年
Fenollosa-Weld Collection, 11.4638
Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

初出品作品。↑
火鉢の傍らで女性と二人の子どもたち、そして猫がまどろむ様子を、豊干禅師、寒山、拾特が虎と共に眠る「四睡図(しすいず)」の画題になぞらえた作品。

ことほぎの美術

古来より人々の様々な願いを託した造形が、様々な形で作り出されてきました。
色や模様、縁起の良い文字、宝船に七福神、いまでも身近な鶴に亀、松竹梅といった吉祥モチーフからは、豊かさを求める人々の思いを見ることができます。
この章ではことほぎ(寿ぎ、言祝ぎ)の美術を楽しみます。

画像: 《紅綸子地松鶴波亀模様打掛》江戸時代後期、19世紀後半 William Sturgis Bigelow Collection, 11.3863 Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

《紅綸子地松鶴波亀模様打掛》江戸時代後期、19世紀後半 
William Sturgis Bigelow Collection, 11.3863
Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

初出品作品。↑
国外最大の規模を誇るボストン美術館の日本染織品コレクション。紅花で染めた地色に松と鶴の吉祥文様を絞りや刺繍で表した見事な婚礼衣装です。

第4章 アメリカ美術にみる幸せ

生活を彩った芸術 〜アメリカン・フォークアートの世界〜

19世紀半ば頃にアメリカで活躍していた画家の多くは美術教育を受けずに、ヨーロッパ絵画の模写や、看板や家具に描くことで技術を身につけました。
アメリカが南北戦争を経て力強い国へと発展していったこの時代、素朴ながら味わい深い作品が人々の生活に彩りを添えていたのです。
ここではアメリカン・フォークアートにスポットをあてます。

画像: 伝グスタフ A. ダンツェル・カルーセル社、サルヴァトーレ・チェルニリアーロ(通称ケルニ)制作 《メリーゴーラウンドの豚》1905年頃 Mary E. Moore Gift, 2001.545 Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

伝グスタフ A. ダンツェル・カルーセル社、サルヴァトーレ・チェルニリアーロ(通称ケルニ)制作
《メリーゴーラウンドの豚》1905年頃
Mary E. Moore Gift, 2001.545
Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

初出品作品。↑
およそ100年前、ニューヨークの遊園地で子どもたちを乗せて走り回っていたメリーゴーラウンドの豚。アメリカの楽しい思い出を乗せ、いまもボストン美術館の人気者です。

東西の出会い 〜心の平安を求めて〜

ボストンを中心としたニューイングランド地方は、18世紀以来精神的な豊かさを求める気風が見られ、オルコットやホーソンといった作家やソローなどの知識人を輩出しました。
ボストニアン(ボストン出身者)が夢見た東洋思想が説く幸せのあり方ー心の平安ーに思いを巡らせていきます。
この章ではボスアニアンたちと東洋思想の出会いに思いを馳せます。

画像: 《踊るシヴァ神》1800年頃 Marianne Brimmer Fund, 21.1828 Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

《踊るシヴァ神》1800年頃
Marianne Brimmer Fund, 21.1828
Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

初出品作品。 ↑
ボストン美術館は世界に先駆けてインド美術の収集・研究に着手しました。その背景には東洋思想に対する強い関心と興味がありました。

第5章 アートでつなぐ「幸せ」 〜現代における幸せ表現〜

幸せを追い求める最終章。
最後にお伝えしたいのは、「幸せ」について考え過ぎず、「幸せ」を感じること。
個々人の価値観が多様化する現代において、現代の作家たちは、「幸せ」にかける思いを、どんな色やカタチで伝えているのでしょうか?
アートがあなたに幸せをもたらすものでありますように!

画像: ジム・ダイン《ザ・ワールド(アン・ウォルドマンのために)》1971-72年 Promised gift of the artist, L-G 163.49.2006 Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

ジム・ダイン《ザ・ワールド(アン・ウォルドマンのために)》1971-72年
Promised gift of the artist, L-G 163.49.2006
Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

ここでは2011年の「ジム・ダイン」展で紹介しきれなかったハートをかたどった作品シリーズが大集合!

たくさんの「幸せ」と「ありがとう」があなたにもたらされますように!

開催概要

場所)名古屋ボストン美術館
〒460−0023 名古屋市中区金山町1−1−1

会期)開催中〜10月8日(月・祝)

開館時間)平日 午前10時〜午後7時、
     土・日・祝・休日 午前10時〜午後5時
     *入館は閉館時間の30分前まで

休館日)月曜日
*祝日・振替休日の場合はその翌日、但し8月13日(月)は開館

入館料)一般 1,300円(1.100円)
    高大生 900円(700円)
    中学生以下無料
*( )は前売り、団体料金(20名様以上)、平日午後5時以降の割引入館料金
*午後5時以降の高校生は無料

主催 )名古屋ボストン美術館、ボストン美術館
共催 )中日新聞社
後援 )在名古屋米国領事館名古屋アメリカンセンター、愛知県、名古屋市、愛知県教育委員会、
   名古屋市教育委員会、名古屋商工会議所
協賛 )中京テレビ放送
協力 )日本航空、近畿日本鉄道、東海旅客鉄道、名古屋市交通局、名古屋鉄道、
   ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋、エスカ、中部国際空港、ユニモール

展覧会特設サイト)http://www.nagoya-boston.or.jp/grand-final/

問い合わせ先)052-684-0101 

cinefiru読者チケットプレゼント

下記の必要事項、読者アンケートをご記入の上、「ハピネス〜明日の幸せを求めて」展プレゼント係宛てに、メールでご応募ください。
抽選の上5組10名様に、ご本人様名記名の招待券をお送りいたします。
記名ご本人様のみ有効の、この招待券は、非売品です。
転売業者などに入手されるのを防止するため、ご入場時他に当選者名簿との照会で、公的身分証明書でのご本人確認をお願いすることがあります。

☆応募先メールアドレス  info@miramiru.tokyo
*応募締め切りは2018年8月11日 24:00 日曜日

記載内容
1、氏名 
2、年齢
3、当選プレゼント送り先住所(応募者の電話番号、郵便番号、建物名、部屋番号も明記)
  建物名、部屋番号のご明記がない場合、郵便が差し戻されることが多いため、
  当選無効となります。
4、ご連絡先メールアドレス、電話番号
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   また、抽選結果は、当選者への発送をもってかえさせて頂きます

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