塚本晋也監督の最新作『斬、』(ざん、)が、2018年11月24日(土)よりユーロスペースほか全国にて公開することが決定いたしました。

『鉄男 TETSUO』(1989年)、『六月の蛇』(2002年)、『KOTOKO』(2011年)など、世界中に多くのファンを持つ塚本晋也。
究極の状況下での人間の姿を描き戦争の恐怖をあぶり出した『野火』(2014年)を経て、さらに時代を遡り初の時代劇に挑んだ。
監督、出演、脚本、撮影、編集、製作を務めた完全オリジナル作品となる。

物語の舞台は、250年にわたり平和が続いてきた国内が、開国するか否かで大きく揺れ動いていた江戸時代末期。江戸近郊の農村を舞台に、時代の波に翻弄されるひとりの浪人と彼に関わる人々を通して、生と死の問題に迫る衝撃作。

塚本の熱い想いに応えるべく、文武両道で才気あふれる浪人を、渾身の力で演じたのは池松壮亮。昨年に主演を務めた『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(2017年・石井裕也監督)は各方面から高い評価を受け、今もっとも注目される俳優の一人だ。今年も『宮本から君へ』(テレビ東京4月クール/真利子哲也監督)、『万引き家族』(是枝裕和監督)、『君が君で君だ』(松居大悟監督)、『散り椿』(木村大作監督)など、話題作への出演が続いている。
浪人の隣人である農家の娘を演じるのは『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017年・白石和彌監督)や山田洋次監督作品で活躍し、日本アカデミー賞に4度輝いた演技派女優の蒼井優。
不穏な時代に精一杯生きる農家の娘を凛とした美しさで体現。共に本作で初めて塚本作品への参加を果たした池松と蒼井のぶつかり合うような演技合戦も見所だ。

画像: (C)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

(C)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

他の出演に、『バレット・バレエ/BULLET BALLET』(1998年)、『野火』(2014年)に続く塚本作品への参加となった中村達也、本作の監督であり『沈黙-サイレンス-』(2016年・マーティン・スコセッシ監督)、『シン・ゴジラ』(2016年・庵野秀明監督)など俳優としても活躍する塚本晋也、オーディションで多数の候補の中から抜擢された映画初出演の新人、前田隆成などが脇を固める。

塚本晋也監督コメント
このたび初めての時代劇に挑戦しました。
池松壮亮さんと蒼井優さんを迎え、最高に贅沢な作品となりました。
一本の刀を過激に見つめるひとりの若い浪人の姿を通して、
過去から今という時代に斬り込んでくる作品になったと思います。

塚本晋也監督

池松壮亮コメント
これまでの俳優人生の中でもかけがえのない作品に出会えたと思っています。この世界の悦びと、同じ数だけある痛みを、11月24日、塚本晋也監督が見せてくれると思います。

蒼井優コメント
15歳の私が映画を好きになったきっかけの1本が、塚本監督の「双生児」でした。
その塚本監督の下、3週間という短い期間でしたが、映画作りに本当に大切なものだけに支えられた現場は、私にとってこの上なく幸せでした。

監督、脚本、撮影、編集、製作:塚本晋也
出演:池松壮亮、蒼井優、中村達也、前田隆成、塚本晋也
2018年/日本/80分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー
製作:海獣シアター/配給:新日本映画会社 
(C)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

11月24日(土)よりユーロスペースほか全国公開

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