第90回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、ジアド・ドゥエイリ監督作『判決、ふたつの希望』が8/31(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国順次公開となります。

本作は、クエンティン・タランティーノ監督のアシスタント・カメラマンという経歴を持つジアド・ドゥエイリ監督最新作。ふたりの男性の間に起きた些細な口論が、ある侮辱的な言動をきっかけに裁判沙汰となり、国家を揺るがす騒乱にまで発展する・・。

監督自身の実体験をもとに作り上げた物語は、宗派や信条の違いを超えレバノン国内で爆発的な大ヒットを記録!さらに、第90回アカデミー賞ではレバノン史上初となる外国語映画賞ノミネートの快挙を成し遂げ、第74回ベネチア国際映画祭では、主演俳優のひとりが最優秀男優賞を受賞。

中東の小国レバノンの映画でありながら米有名映画レビューサイトロッテン・トマトで満足度90%の高評価を獲得(※2018/6/5時点)するなど世界中の映画ファンからの圧倒的な支持を集める話題の最新作です。

日本版予告&ポスタービジュアルが完成!

 今回解禁されたビジュアルは、本作の主人公、自動車修理工場を営むトニーと住宅補修の現場で働くヤーセルが法廷で互いを見合う写真がメイン。
そして、その中央には「ただ、謝罪だけが欲しかった。」という言葉が入り、国家を揺るがすほどの法廷劇を起こしてしまうことになる2人の心の叫びを感じさせるものとなっております。

画像: © 2017 TESSALIT PRODUCTIONS–ROUGE INTERNATIONAL–EZEKIEL FILMS–SCOPE PICTURES–DOURI FILMS

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 合わせて解禁された日本版予告は事の発端となるトニーとヤーセルのささいな口論がみるみるうちに国を揺るがす裁判劇に発展していく前半。
法廷で「金はいらん、謝罪がほしいだけだ」そう言って謝罪を求めるトニーと、断固として沈黙を貫くヤーセル。なぜ、このふたりは裁判を起こしてまで争う必要があったのか?
“ささいな口論”に国家を揺るがすまでの「何か」があったのか? 
後半は、加熱するマスコミ報道に家族も巻き込まれていく緊迫感溢れる様子とともに、「自らの民族と歴史を貶められたら反発するのは当然」「誰もが過去に傷を負って生きている」と両弁護士が放つ言葉が、騒乱に置き去りにされた彼ら個人の過去の傷、そして人生の葛藤を垣間見せ、見るものの想像をさらに掻き立てます。
人間の尊厳をかけた壮絶な裁判の行方は、そして、様々な宗派や対立を超えレバノンの観客を魅了し、世界もその結末に涙した、トニーとヤーセルが見つけた“新たな一歩”とは?

 予告の最後は、作品を一足先に御覧頂いた憲法学者の木村草太氏のコメントで締めくくられています。「未来のことを考えたら、いま、やるべきことはわかっている。でも、過去がそれを許さない。この人類普遍の問題に心を痛める人々に、この映画は希望をもたらすか。」

アカデミー賞ノミネート『判決、ふたつの希望』日本版予告

画像: アカデミー賞ノミネート『判決、ふたつの希望』日本版予告 youtu.be

アカデミー賞ノミネート『判決、ふたつの希望』日本版予告

youtu.be

【STORY】
レバノンの首都ベイルート。その一角で住宅の補修作業を行っていたパレスチナ人のヤーセルと、キリスト教徒のレバノン人男性トニーが、アパートのバルコニーからの水漏れをめぐって諍いを起こす。このとき両者の間に起きたある侮辱的な言動をきっかけに対立は法廷へ持ち込まれる。やがて両者の弁護士が激烈な論戦を繰り広げるなか、この裁判に飛びついたメディアが両陣営の衝突を大々的に報じたことから裁判は巨大な政治問題となり、“ささいな口論”から始まった小さな事件はレバノン全土を震撼させる騒乱へと発展していくのだった……。

監督・脚本:ジアド・ドゥエイリ 
脚本:ジョエル・トゥーマ
出演:アデル・カラム、カメル・エル=バシャ
2017年/レバノン・フランス/アラビア語/113分/シネマスコープ/カラー/5.1ch/英題:The Insult/日本語字幕:寺尾次郎/字幕監修:佐野光子
配給:ロングライド
© 2017 TESSALIT PRODUCTIONS–ROUGE INTERNATIONAL–EZEKIEL FILMS–SCOPE PICTURES–DOURI FILMS

8/31(金)、TOHOシネマズ シャンテ他全国順次公開

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