『三月のライオン』『無伴奏』の矢崎仁司監督がメガホ ンをとり、安藤政信さん久々の映画主演作となる『スティルライフオブメモリーズ』。
2018年7月21日(土) より新宿K’s cinema他にて全国公開が決まっております。

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気品漂う映像美、死の匂いのする性...矢崎仁司監督の最高傑作

フランスの画家・写真家アンリ・マッケローニの写真集『とある女性の性器写真集成百枚ただし、二千枚より厳選したる』(※1)より、一つとして同じものがない女性の肉体の豊かな表情と神々しさ、そしてマッケローニと、自らを撮らせ続けた彼の愛人が過ごした2 年間に触発され、企画されたのが、矢崎仁司監督最新作『Still Life of Memories(スティル ライフオブメモリーズ)』です。

マッケローニの写真が持つスキャンダリズムを、矢崎監督らしい気品漂う映像美で表現し、エッジの効いたアートフィルムに仕上げています。
※1:日本では輸入を禁じられ、現在に至るまで見られていない

アンリ・マッケローニ
フランスの画家、写真家。
1932年ニース生まれ。ポストシュルレアリスムの画家として作品を発表する傍ら、69年からひとりの女性をモデルに女性性器の撮影 を開始。2年にわたって撮りためた二千枚の写真から選りすぐった百枚をパリの画廊「Obliques」で展示するが、女性解放運動家が抗議に詰めかけ、それをまとめた写真集「ある女性の性器の二千枚の写真から選ばれた百枚」(78年)は一大スキャンダルを巻き起こす。この写真集について四方田犬彦が『映像要理』(84年)で紹介し、論考。93年には「アートスペース美蕾樹」がその一部を輸入し「マッケローニ展」を開くが、写真集そのものは現在に至るまで日本への輸入が禁じられている。マッケローニはこのあとも複数の女性をモデルに撮影を続け、2016年に死去するまで、その生涯を女性性器の探究に捧げた。

主人公の写真家、春馬を演じるのは、96 年のデビュー作『キッズ・リターン』で日本アカデミー賞をはじめとする映画賞を総なめにし、『バトルロワイヤル』(00)『亡国のイージス』 (05)など、数々の日本映画で存在感を放ってきた安藤政信。
矢崎監督作品への出演は、『ス トロベリーショートケイクス』(06)に次ぎ2作目となります。
そして、春馬に自分の性器を撮るよう依頼するミステリアスな女性、怜役で永夏子、怜の出現に動揺しながらも春馬の才能を信じ、支える恋人の夏生役で松田リマが、対照的な2人のヒロインを体現しました。

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主演:安藤政信、矢崎仁司監督からのコメント

僕が演じた春馬という役は 、写真家です。普段、自分も役者として被写体になることもあれば、写真家として撮影する側になることもある。どちらのときも常に意識しているのは、相手との“距離” です。特に自分が写真を撮るときには、被写体とどう距離を保っていくかを考えているので、春馬 “心の揺らぎ”に 、同じ写真家としてとても共感しました。
矢崎仁司監督とは 『ストロベリーショートケイクス』以来のお仕事になりました。僕は矢崎監督の作品はすべて、監督の分身だと思っています。『スティルライフオブメモリーズ』の、思い悩み、気 持ちを伝えられずにもどかしさを抱える春馬の姿 、監督そのもの 。また、監督の綺麗な心が、映像美となって表れていると思います。そして何より、矢崎監督の魅力は 、作品に対する「この映画を成立させたい」という強い気持ち。だから僕も撮影中、監督の心が高揚するために自分はどう在るべきかを常に考えていました。ぜひ劇場で体感していただきたいと思っています。
ー安藤政信(主演)

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安藤さんから、こんな素敵なコメントをもらうと、何も言えないよ。
『ストロベリーショートケイクス』以来の再会で、また安藤さんの纏う空気を映し撮れる日々は 、幸せでした。 私の大好きな俳優 、みんな濡れていたし、濡れた男は美しい。
ー矢崎仁司(監督)

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[STORY]
東京のフォトギャラリーで、新進気鋭の若手写真家、春馬の写真展が開催されている。山梨県立写真美術館のキュレーター、怜は、たまたま入ったギャラリーで春馬の写真に心奪われる。翌日、怜は春馬に連絡をとり、撮影を依頼する。怜が撮ってほしいと切り出したのは...。

安藤政信、永 夏子、松田リマ、伊藤清美、ヴィヴィアン佐藤、有馬美里、和田光沙、四方田犬彦
監督:矢崎仁司
製作:プレジュール+フィルムバンデット
プロデューサー:伊藤彰彦・新野安行
原作:四方田犬彦『映像要理』(朝日出版社刊)
脚本:朝西真砂+伊藤彰彦 写真:中村 早 撮影:石井 勲 照明:大坂章夫 音響:吉方淳二 美術:田中真紗美 衣裳:石原徳子 ヘアメイク:宮本真奈美 編集:目見田健 助監督:石井晋一 キャスティング:斎藤 緑
企画協力:生越燁子
配給:「スティルライフオブメモリーズ」製作委員会
※R-18作品
2018/日本/カラー/5.1ch/107分
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7/21(土)新宿K’s cinemaほか全国順次公開!

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