六本木ヒルズの森美術館において9月17日まで「六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展  建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」が開催されています。

いま、世界が日本の建築に注目しています。丹下健三、谷口吉生、安藤忠雄、妹島和世など多くの日本人建築家たちが国際的に高い評価を得ているのは、古代からの豊かな伝統を礎とした日本の現代建築が、他に類を見ない独創的な発想と表現を内包しているからだとはいえないでしょうか。

日本は、明治維新からの150年間、大いなる建築の実験場でした。幾多の実践のなかで、日本の成熟した木造文化はいかに進化したのでしょうか。西洋は日本の建築にどのような魅力を見いだし、日本建築はそれにどう向き合ったのでしょうか。日々の暮らしや自然観といった目に見えないものの変遷も日本の建築を捉える上で重要な要素となるはずです。

本展は、いま、日本の建築を読み解く鍵と考えられる9つの特質で章を編成し、機能主義の近代建築では見過ごされながらも、古代から現代までその底流に脈々と潜む遺伝子を考察します。貴重な建築資料や模型から体験型インスタレーションまで100プロジェクト、400点を超える多彩な展示によって、日本建築の過去、現在だけでなく、未来像が照らしだされることでしょう。

画像: 展示風景:手前:伊勢神宮正殿 photo©cinefil

展示風景:手前:伊勢神宮正殿
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100プロジェクト、展示総数400点を超える圧巻のスケール

古くは縄文時代の住居から、現在進行中のものや未来の計画案を含む最新の現代建築まで100プロジェクトを、総数400点を超える展示資料で紹介します。

画像: 展示風景:9つのセクション photo©cinefil

展示風景:9つのセクション
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画像: 展示風景:木組 photo©cinefil

展示風景:木組
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画像: 展示風景:台中国家歌劇院 伊東豊雄 2016年 photo©cinefil

展示風景:台中国家歌劇院 伊東豊雄 2016年
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画像: 展示風景 photo©cinefil

展示風景
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画像: 展示風景:House N 藤本壮介 2008年 photo©cinefil

展示風景:House N 藤本壮介 2008年
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画像: 展示風景:House & Restaurant 石上純也 2016年- (建設中) photo©cinefil

展示風景:House & Restaurant 石上純也 2016年- (建設中)
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ライゾマティクス・アーキテクチャーが最新技術で再現する日本建築のスケールを3Dで体感

ライゾマティクスを率いる世界が注目するクリエイティブ・アーティスト齋藤精一は、コロンビア大学建築学科で学び、建築で培ったロジカルな思考と知見をもとに創作するメディアアートで知られています。本展では、最新技術のレーザーファイバーと映像を駆使し、日本建築の空間概念を大小さまざまなスケールで原寸再現し、そのダイナミズムを3Dで体感する体験型インスタレーションの新作を発表します。

画像1: 展示風景:パワー・オブ・スケール 齋藤誠一+ライゾマティクス・アーキテクチャー 2018年 photo©cinefil

展示風景:パワー・オブ・スケール 齋藤誠一+ライゾマティクス・アーキテクチャー 2018年
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画像2: 展示風景:パワー・オブ・スケール 齋藤誠一+ライゾマティクス・アーキテクチャー 2018年 photo©cinefil

展示風景:パワー・オブ・スケール 齋藤誠一+ライゾマティクス・アーキテクチャー 2018年
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丹下健三の自邸を1/3スケールで再現した巨大模型

広島平和記念公園(1954年)、東京オリンピック(1964年)、大阪万博(1970年)など、戦後の国家的プロジェクトを牽引した建築家・丹下健三。「美しいもののみ機能的である」と唱えた丹下が、桂離宮など日本の古建築を再解釈し、建築の新たな創造の可能性を拓いた《自邸》(現存せず)を巨大模型で再現します。また、当時の様子が伺える写真をARで鑑賞することができます。

画像: 展示風景:手前:住居(丹下健三自邸) 丹下健三 1953年 現存せず(1/3スケールで再現した模型) photo©cinefil

展示風景:手前:住居(丹下健三自邸) 丹下健三 1953年 現存せず(1/3スケールで再現した模型)
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展覧会概要

会期:2018.4.25(水)~ 9.17(月)
   会期中無休
開館時間:10:00~22:00(最終入館 21:30) ※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
   アクセスはこちら https://art-view.roppongihills.com/jp/info/index.html
料金:一般  1,800円、学生(高校・大学生)1,200円、子供(4歳~中学生)600円、シニア(65歳以上)1,500円
公式ホームページ:http://www.mori.art.museum/jp/
お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

主催:森美術館
後援:一般社団法人日本建築学会
   公益社団法人日本建築家協会
   アルカジア東京大会2018
   一般社団法人日本建築構造技術者協会
   一般社団法人日本デザイン学会

協賛:株式会社大林組
   清水建設株式会社
   株式会社竹中工務店
   鹿島建設株式会社
   大成建設株式会社
   株式会社日本設計
   合同会社日本MGMリゾーツ
   大光電機株式会社
   IHI運搬機械株式会社
   株式会社きんでん
   三建設備工業株式会社
   アマノ株式会社
   千代田ビル管財株式会社
   フジテック株式会社
   株式会社入江三宅設計事務所
   株式会社関電工
   株式会社建築設備設計研究所
   株式会社久米設計
   株式会社九電工
   株式会社日建設計
   日本ピーマック株式会社
   株式会社乃村工藝社
   パナソニック株式会社
   三機工業株式会社
   高砂熱学工業株式会社
   株式会社山下設計
   横浜ビル建材株式会社
   株式会社駒井ハルテック
   新菱冷熱工業株式会社
   AGCグラスプロダクツ株式会社

協力:シャンパーニュ ポメリー
   コーニングインターナショナル株式会社
   株式会社ハロー
   前田建設工業株式会社
   ものつくり大学
   野口直人建築設計事務所
   おだわら名工舎
   住友電気工業株式会社
   株式会社テオ
   株式会社山長商店

監修:藤森照信(建築家・建築史家/東京大学名誉教授)

企画:南條史生(森美術館館長)
   前田尚武(森美術館建築・デザインプログラムマネジャー)
   徳山拓一(森美術館アソシエイト・キュレーター)
   倉方俊輔(建築史家/大阪市立大学大学院工学研究科准教授)
   ケン・タダシ・オオシマ(建築史家/ワシントン大学教授)

企画協力:香川県立ミュージアム

展示デザイン:森美術館
       川勝真一
       工藤桃子
       元木大輔
       橋詰 宗
       飯田将平

「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」
cinefilチケットプレゼント

下記の必要事項、読者アンケートをご記入の上、「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」チケットプレゼント係宛てに、メールでご応募ください。
抽選の上5組10名様に、ご本人様名記名の招待券をお送りいたします。
記名ご本人様のみ有効の、この招待券は、非売品です。
転売業者などに入手されるのを防止するため、ご入場時他に当選者名簿との照会で、公的身分証明書でのご本人確認をお願いしております。

☆応募先メールアドレス
info@miramiru.tokyo
*応募締め切りは2018年6月17日 24:00 日曜日
記載内容
1、氏名 
2、年齢
3、当選プレゼント送り先住所(応募者の電話番号、郵便番号、建物名、部屋番号も明記)
  建物名、部屋番号のご明記がない場合、郵便が差し戻されることが多いため、
  当選無効となります。
4、ご連絡先メールアドレス、電話番号
5、記事を読んでみたい監督、俳優名、アーティスト名
6、読んでみたい執筆者
7、連載で、面白いと思われるもの、通読されているものの、筆者名か連載タイトルを、
  5つ以上ご記入下さい(複数回答可)
8、連載で、面白くないと思われるものの、筆者名か連載タイトルを、3つ以上ご記入下さい
 (複数回答可)
9、よくご利用になるWEBマガジン、WEBサイト、アプリを教えて下さい。
10、シネフィルへのご意見、ご感想、などのご要望も、お寄せ下さい。
   また、抽選結果は、当選者への発送をもってかえさせて頂きます。

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