アメリカ随一のエンターテイメント業界紙「The Hollywood Reporter」(ハリウッド・レポーター誌)にカンヌ特別版で 「今後世界に羽ばたく可能性がある4人の日本の若手俳優」という記事が5/7に掲載されました。

画像: ハリウッドリポーター記事画面 www.hollywoodreporter.com

ハリウッドリポーター記事画面

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紹介されていたのが、阿部純子、地曵豪、門脇麦、村上虹郎の4人。

ここでは、この4人に対して以下のように記述されております。

国際的なキャリアを切り開いている日本の俳優はごくわずかです。
日本の俳優は課題の一つとして英語の流暢さですが、それに加えわずかな演技トレーニングしか受けていない俳優が多く、大きな力を持った事務所は俳優よりアイドルグループのメンバーを所属させているのも課題です。(中略)
しかし、ここであげた4人の日本人俳優においては、世界の舞台で成功するための必要なものを持っているかもしれません。

紹介の記事では、各人に対する評価なども列記されていますが、やはりここで目につくのは、阿部純子、門脇麦、村上虹郎と並び、世界に羽ばたける俳優として名前の上がったのが、決して若いとは言えないものの、今までにも、若松孝二、岩井俊二、李相日、内藤瑛亮など日本を代表する映画監督の作品に着実に出演を重ねてきた、地曵豪(じびき ごう)の名前が掲載されていることです。

さらに注目に値するのは、10年もの間フリーランスで活動している俳優が、このような記事に選ばれたこと---その辺りが、海外メディアらしい独自の視点を持った選出となっています。

早速シネフィル編集部では、気になる地曵豪さんの現在の気持ちを伺いました。

【記事を読んで】
今まで一生懸命仕事をしてきてよかったなと素直に嬉しい気持ちになりました。ただ、やりたいことはまだ何も出来ていないので、さらに頑張たいと思っています。

【フリーランスでの仕事】
オファーで来るものと、オーディションを受けて選んでいただいているものになります。
オファーの場合は若松孝二監督作に出演した時の自分の演技を観て呼んでくださる方が多いです。
つい最近クランクアップした内藤瑛亮監督の『許された子どもたち』のように、企画に興味があったので自分でオーディションを受けに行くこともあります。

若松監督は『志があれば映画は撮れる』といつも言っていました。
僕もこの10年日本でフリーランスでやってきたのはその言葉があったからです。
これからも志を持って生き、仕事に挑んでまいります。

画像: 地曵豪さん

地曵豪さん

【略歴】
1976年5月7日生まれ。東京都出身。
『実録・連合赤軍 浅間山荘への道程』、『海燕ホテル・ブルー』など若松孝二監督の後期5作品に出演。
その他の出演作に『リップヴァンウィンクルの花嫁』(岩井俊二)、『アウトサイダー』(マーティン・サンフリート)など。
現在、下北沢トリウッドにて出演作『ユートピア』(伊藤峻太)が公開中。

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