アメリカのローレン・グリーンフィールドは、米ハーバード大卒業後、1992年から四半世紀にわたり富と消費主義、若者文化、アメリカン・ドリーム、ジェンダーなどをテーマに作品を制作している今、世界でも最も期待されている写真家でありドキュメンタリー映像作家です。

過剰ともいえるほどの自意識をもつティーンを撮った写真集『Girl Culture(2002年)』や子供とお金を題材にした『Kids + Money (2008)』、中国のニューリッチの迫った『Bling Dynasty (2015)』など、お金を中心に格差や欲望、自意識などをテーマにした作品を撮り続けています。

映画でも不動産ビジネスの成功で、億万長者になったシーゲル夫妻の大豪邸ができるまでをカメラに収める予定が、図らずも大富豪が転落していく様を記録した映画『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』は大ヒットさせ、かたや、広告の世界でも「2015年最もクリエイティブな100人」でトップ10入りし、同年彼女の手がけたCMが数々の賞を受賞し、エミー賞でも「最優秀テレビCM賞」を受賞しています。

今回、海外予告が公開された、『GENERATION WEATLTH(富の世代)』でも大豪邸の住民、セレブと呼ばれる著名人、高級ブランドを買い求める人々、物質主義者をビバリーヒルズから上海までを追いかけ富に溺れた人々の日常を描写しています。

ドナルド・トランプ氏が大統領になった今ー『GENERATION WEATLTH(富の世代)』はアメリカンドリームとナルシシズム、格差などを明らかにすることで、現在の資本主義の現実と人間の欲望が赤裸々に映し出されています。

日本では、映画の前に4月14日から5月13日まで開催される「KYOTOGRAPHIE 2018(京都国際写真祭)」でローレン・グリーンフィールドの「GENERATION WEATLTH(富の世代)」の写真展が開催されます。
下記サイトより詳細はお確かめください。

『Generation Wealth』海外予告

画像: Generation Wealth - Official Trailer | Amazon Studios youtu.be

Generation Wealth - Official Trailer | Amazon Studios

youtu.be

付録

2015年広告の世界で最高峰の賞とされるカンヌライオンズを席巻したP&Gの生理用品ブランド「Always」(日本では「ウィスパー」ブランド)のキャンペーンをおこなった「#LIKEAGIRL」
PR部門でグランプリ、チタニウム&インテグレーテッド部門「チタニウムライオン」とジェンダーの問題をテーマにした賞「グラスライオン」を受賞。そして、フィルム部門・サイバー部門・メディア部門・プロモ&アクティベーション部門・ダイレクト部門のすべてで金賞を受賞を取り席巻し、本国アメリカではエミー賞を受賞しました。

画像: 【Whisper】Rewite the Rules youtu.be

【Whisper】Rewite the Rules

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「KYOTOGRAPHIE 2018(京都国際写真祭)」公式ページ

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