現在、撮影中の現場メイキング映像を特別公開
MotionGallery STUDIOの劇映画初作品!

共感をパワーに、社会に新しい体験・価値観をもたらす創造的なプロジェクトを実現するクラウドファンディング・プラットフォーム、MotionGalleryでは、平田オリザ氏率いる「青年団」演出部所属の若手演出家・玉田真也監督による代表舞台作『あの日々の話』 の映画化プロジェクトがスタートしております。

この度、ゲストに若手実力派俳優として注目を集める太賀(たいが)さんのゲスト出演が決定しました。
MotionGallery STUDIOの劇映画第1作となる本作は、2016年に劇団・玉田企画がカラオケボックスを舞台に大学生たちの滑稽な生態と巻き起こす騒動を、濃密でリアルな空気で描き出した作品『あの日々の話』 を、完全ワンシチュエーションの密室会話劇として長編映画化するプロジェクトです。

画像: 現在、撮影中の現場メイキング映像を特別公開 MotionGallery STUDIOの劇映画初作品!

監督がこだわる”ワンシチュエーション”の密室会話劇は、目に見えない「空気」を、目に見えるように提示するというこだ わりがありました。
映画では、実際にその部屋の中に入り、登場人物たちが作り出す空気を、もう一人の登場人物になって体感させることが出来るのではないかと考え、よりこの空気を濃密に共有するため今回 の映画化企画を発足させました。現在撮影中の現場メイキング映像を特別公開しています。

ワンシチュエーションで描く『あの日々の話』メイキング映像

画像: 映画『あの日々の話』メイキング youtu.be

映画『あの日々の話』メイキング

youtu.be

太賀さん(ゲスト出演)からコメント

玉田企画との出会いは2018年最初の事件でした。ありふれた大学生の、ありふれた一夜の物語でありながら、これは尋常じゃない熱量をもって描かれたスケッチだと思います。登場人物の滑稽な姿には笑うしかなく、いや、笑って自分を安心させないと溺れてしまいそうになる。「あの日々の話」が演劇から映画に姿を変える。儚さが苦い記録となる、その現場に立ち会う事が出来て嬉しく思います。

画像: ワンシチュエーションで描く『あの日々の話』メイキング映像

玉田真也監督から制作背景について

この作品の演劇版を着想したときに描きたかったものは、カラオケオールをしたときに店を出たら、もう朝になっていて、外は明るく、いつも通りの日常が動き出している。
「自分たちは今まで何をやっていた んだ・・・」と現実に引き戻されていく、あの感覚。
どうせ後悔することになるのは初めから分かっているのに、人恋しさや、何かを期待してオールをしてしまう浅ましさの中に、何か人間的なものが描けるのではないかと期待した。

この作品は「こんな人とあんな人をこういう環境に放り込んで、かき混ぜてみたらこうなった」というような人間関係の実験場のような側面がある。
僕たちのコミュニケーションは、決めつけや偏見に支配されるし、複数の人間が集まったコミュニティ内では、同調圧力や、無意識の主従関係など、様々なネガティブな要素に満ちている。
最近世間で議論されているハラスメントの問題も、私たちのコミュニケーション が持つネガティブな側面である。このような問題は、社会が人と人との関係性で成り立っているものである以上、形を変えながら残っていくものだ。
そのような現象を俯瞰して観察するということに対して、僕がやってきた「空気を描く」作劇・演出スタイルは有効だと、最近思い始めた。

人間と人間が共同で暮らす「社会」を動かすダイナミズムのようなものが、「大学生がカラオケオールをする」という陳腐な題材の中に、描けているのではないかと思う。
人が複数集まったとき、人はいかに愚かで、浅はかな行動に陥るのか、その一部始終がこの作品の中にはある。
その愚かさを批判し笑うのか、 これこそが人間だと肯定するのか、いずれにしても、その現象そのものを客観的に見れていないことには始まらない。
僕の作品の中で、それが最も端的に描けているのが『あの日々の話』である。

玉田真也 1986年、石川県出身。玉田企画主宰・作・演出。玉田企画を2012年に旗揚げし、以降すべての 作品で脚本・演出を担当。日常の中にある「変な空気」を精緻でリアルな口語体で再現する。映画『シェ アハウス』脚本(監督:内田英治)、テレビ東京『下北沢ダイハード エピソード0 記憶をなくした男』脚 本、NHK『ちょいドラ/ロボカトー中島と花沢さん』脚本等

ストーリー
とある大学のあるテニスサークル、代表選挙をした日の二次会のカラオケボックス。当初和やかに進んで いた会が、思わぬきっかけから若者たちの裏切りと騙し合いの泥沼に発展する。大学デビューをした若者 たちの、滑稽で無様な青春群像劇。オールをした朝に店を出る時の「なんて無駄なことをしたんだ...」と いう徒労感と、いつも通りの日常に戻っていく、少しの諦めを伴った爽やかさを、描き出す。

監督 玉田真也

キャスト
山科圭太、長井短、前原瑞樹、菊池真琴、野田慈伸、太賀(ゲスト出演)

あと数時間!ラストスパート!現在クラウドファンディング募集中!

プロジェクト名:青年団演出部所属の若手演出家・玉田真也による代表舞台劇を映画化
~玉田企画『あの日々の話』 期間:実行中~2018年3月30日
目標金額:170万円(最大10日間の撮影費用)


玉田企画
青年団演出部に所属する玉田真也の作品を上演するための演劇ユニット。2012年より青年団若手 自主企画として3つの作品を発表、2013年MITAKA “Next” Selection 14thに『臆病な町』での参加を 経て、2014年より「玉田企画」として活動を開始しました。

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