第70回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールに輝き、第90回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』が、4月28日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ他にて全国順次公開されます。

有名美術館の敏腕キュレーターが、自身のプロジェクトの展示作品「ザ・スクエア」が世間で思わぬ反響を呼んだために大騒動に巻き込まれていく様を痛烈な笑いたっぷりに描き出した本作。50歳で出演した本作で大ブレイクし、『ドラゴン・タトゥーの女』続編の出演も決まった、デンマーク出身の“イケオジ”俳優、クレス・バングが主人公のクリスティアンを魅力たっぷりに演じています。

このたび、本作の本ビジュアルが完成しました!2枚の写真から成るビジュアルの上部には、物語の舞台となる荘厳な美術館が。その中央広場では、クリスティアンの運命を揺るがすことになる、“社会をより良くする”ことが狙いのアート「ザ・スクエア」が煌々と輝いています。

ちなみに「ザ・スクエア」は、スウェーデンでの本作公開後、映画を飛び出して国内の様々な場所に実際にアート作品として展示され、大きな注目を集めました。

下部の写真では、「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」で主演を務め、ゴールデン・グローブ賞を受賞したエリザベス・モス演じるインタビュアーのアンがクリスティアンに取材を行っています。二人は真剣なムードですが、美術館のスタッフの女性が隅から覗き見するようにこっそり様子を伺っているところが、ユーモラスな空気を醸しています。

北欧らしいスタイリッシュで洗練された世界観に、思わずクスッとしてしまうコミカルな要素が散りばめられた『ザ・スクエア 思いやりの聖域』という作品全体の魅力を凝縮したビジュアルとなっております。

画像: © 2017 Plattform Produktion AB / Société Parisienne de Production / Essential Filmproduktion GmbH / Coproduction Office ApS

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また、併せて、好奇心を掻き立てる場面写真も解禁!
「一体どんな状況なんだろう!?」と思わせるミステリアスな写真が揃っております。話題作「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」でゴールデン・グローブ賞に輝いたエリザベス・モスや、『トゥームレイダー ファースト・ミッション』のドミニク・ウェストの初出し写真もございます。

画像: クリスティアンが記者会見を受けている。何をしてしまったのか。 © 2017 Plattform Produktion AB / Société Parisienne de Production / Essential Filmproduktion GmbH / Coproduction Office ApS

クリスティアンが記者会見を受けている。何をしてしまったのか。
© 2017 Plattform Produktion AB / Société Parisienne de Production / Essential Filmproduktion GmbH / Coproduction Office ApS

画像: 謎の半裸の男に、紙ナプキンを頭に乗せられているドミニク・ウェスト演じる人気アーティストの男。豪勢なパーティには似合わない状況だが、一体何があったのだろう。 © 2017 Plattform Produktion AB / Société Parisienne de Production / Essential Filmproduktion GmbH / Coproduction Office ApS

謎の半裸の男に、紙ナプキンを頭に乗せられているドミニク・ウェスト演じる人気アーティストの男。豪勢なパーティには似合わない状況だが、一体何があったのだろう。
© 2017 Plattform Produktion AB / Société Parisienne de Production / Essential Filmproduktion GmbH / Coproduction Office ApS

画像: 『トゥームレイダー ファーストミッション』のドミニク・ウェストが演じるのは、有名アーティストのジュリアン。 © 2017 Plattform Produktion AB / Société Parisienne de Production / Essential Filmproduktion GmbH / Coproduction Office ApS

『トゥームレイダー ファーストミッション』のドミニク・ウェストが演じるのは、有名アーティストのジュリアン。
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画像: 「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」でゴールデン・グローブ賞を受賞したエリザベス・モス。演じるのは、クリスティアンに取材をする記者のアン。 © 2017 Plattform Produktion AB / Société Parisienne de Production / Essential Filmproduktion GmbH / Coproduction Office ApS

「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」でゴールデン・グローブ賞を受賞したエリザベス・モス。演じるのは、クリスティアンに取材をする記者のアン。
© 2017 Plattform Produktion AB / Société Parisienne de Production / Essential Filmproduktion GmbH / Coproduction Office ApS

画像: エリートキュレーターのクリスティアンが、何やらボロボロになって雨に打たれてゴミをあさっている。 © 2017 Plattform Produktion AB / Société Parisienne de Production / Essential Filmproduktion GmbH / Coproduction Office ApS

エリートキュレーターのクリスティアンが、何やらボロボロになって雨に打たれてゴミをあさっている。
© 2017 Plattform Produktion AB / Société Parisienne de Production / Essential Filmproduktion GmbH / Coproduction Office ApS

心えぐられる問題作に、小泉今日子さん、萬田久子さん、辛酸なめ子さんら 
各界から称賛の声、続々!

本作をいち早くご覧になった各界の著名人の方々から、以下のような称賛する声が続々届いています。 美術館や現代アート、映像や音楽、そして文学など様々なフィールドでご活躍されている方々がそろい、大変豪華な顔ぶれとなっております。

■小泉今日子(俳優)
お洒落で知的でユーモアのある成熟した大人の映画。
明日は我が身という恐怖を感じながら、俳優たちの名演にゲラゲラと笑ってしまう。
なんだか凄いものを観てしまった。

■萬田久子(女優)
時代の流れに対する免疫力は生きていく上での力強さ。そしてサガ。
クリスティアンあなたはどうするの?
彼の魅力がいつのまにか私の心と哲学を♡の形に変えていた。

■会田誠(美術家)
現代美術館のチーフキュレーターが主人公のイヤ~な感じの(褒めてます)映画がカンヌグランプリっていう、その構図自体が、あまりに日本と違う(ネット炎上とか同じところもあるけど)。
この善かれ悪しかれの違い、今観ておくべきだと思いますよ。

■新谷学(「週刊文春」編集長 )
目を背けたくなるような人間の暗部。逃げるか、向き合うか──。“誠実さ”って何だろう。

■小島秀夫(ゲームクリエイター)
丸い地球に暮らす僕らは、実は四角い"聖域"に生きている。
建物、公園、扉、窓。法律、規範。家族、仕事、恋愛、教育。本、絵画、演劇、映画。携帯、
タブレット、モニター、SNSまでもが四角(スクエア)で切り取られている。
四角い"日常"を、映画(スクリーン)という"フレーム"を駆使してじわじわと問い詰め、カクカクになった僕らの価値観や偏見を丸く吹っ飛ばす。
最後には丸裸にされた思いやりの"聖域"がまた額装され、奇妙にもアートとして見えてくる不条理劇。
幾重にもフレーミングされた頭のいい映画。

■山内マリコ(作家)
悪夢のようなシチュエーションに、凍りついたり笑ったり。
怖いもの知らずの挑発的な作品!

■村雨辰剛(庭師)
福祉国家や平等社会としてよく注目されるスウェーデンですが、
理想と現実には大きなギャップがあり、まだ解決をしなければいけない問題があるということを
面白くとりあげてくれる作品でした。

■辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
ギャラリーで発生する不測の事態や気まずい空気がスリリングで一瞬たりとも目が離せません。
アート以上に人生は不条理だと気付かされました。

■シトウレイ(ストリートスタイルフォトグラファー/ジャーナリスト)
人間の倫理や正しさを、低い温度で淡々と突きつけ、問いかけてくる。観終わった後は、まるで低音火傷をしたような気持ちになる。独特の温度の作品。

■飯田高誉(インディペンデントキュレーター、森美術館理事)
「ザ・スクエア」は、グローバル化した世界に内在している人種や貧富の格差の問題をたいへんユニークな視点によって描き出したことです。
それは、現代美術に巣くっている欺瞞や偽善、虚構性を暴くことによって、現代社会が抱え込んでいる不条理な矛盾をみごとに浮かび上がらせたのです。
ただし、この映画は辛辣な批評性に満ちているだけではなく、ユーモアが重要な役割を果たしていることが特徴的です。
笑っているうちにいつの間にかユーモアが反転して人間の悲しい性(さが)を浮かび上がらせてしまう、
ここにこの映画の妙があり、感動があります。

■原野守弘(クリエイティブディレクター)
この映画に「最高賞」を贈ったカンヌに、「最高賞」を贈りたい。
スクリーンで体験したい、美しすぎるアートディレクション。

■小林エリカ(作家・マンガ家)
目に見えない信頼やお金のことをこんなにも切実にそしてユーモラスに描けるなんて!
そして何より映画的にも突出した傑作に出会えた衝撃に震えました。

カンヌ国際映画祭パルムドール『ザ・スクエア 思いやりの聖域』予告

画像: カンヌ国際映画祭パルムドール『ザ・スクエア 思いやりの聖域』予告 youtu.be

カンヌ国際映画祭パルムドール『ザ・スクエア 思いやりの聖域』予告

youtu.be


<STORY>
クリスティアンは現代美術館のキュレーター。洗練されたファッションに身を包み、バツイチだが2人の愛すべき娘を持ち、そのキャリアは順風満帆のように見えた。彼は次の展覧会で「ザ・スクエア」という地面に正方形を描いた作品を展示とすると発表する。その中では「すべての人が公平に扱われる」という「思いやりの聖域」をテーマにした参加型アートで、現代社会に蔓延るエゴイズムや貧富の格差に一石を投じる狙いがあった。だが、ある日、携帯と財布を盗まれたことに対して彼がとった行動は、同僚や友人、果ては子供たちをも裏切るものだった―。

監督・脚本:リューベン・オストルンド『フレンチアルプスで起きたこと』 
出演:クレス・バング、エリザベス・モス、ドミニク・ウェスト、テリー・ノタリー他
2017年 / スウェーデン、ドイツ、フランス、デンマーク合作 / 英語、スウェーデン語 / 151分 / DCP / カラー / ビスタ / 5.1ch /原題:THE SQUARE
/日本語字幕:石田泰子 後援:スウェーデン大使館、デンマーク大使館、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
© 2017 Plattform Produktion AB / Société Parisienne de Production / Essential Filmproduktion GmbH / Coproduction Office ApS

ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ他
4月28日(土)全国順次公開!

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