“写真家・荒木さん”役で
スクリーンデビューした菊地成孔、場面写真 解禁!!

平素よりお世話になっております。「写真時代」、「NEW self」など、伝説的なカルチャー・エロ雑誌を世に送り出した編集長・末井昭の自伝的エッセイを、俳優・柄本佑を主演に迎え、冨永昌敬監督が映画化した『素敵なダイナマイトスキャンダル』。

本作は、7歳の時に母親が隣家の若い息子とダイナマイト心中するという壮絶な体験をした末井青年が、工員、キャバレーの看板描きと職を転々としながら、昭和のサブカルチャー界を牽引し、伝説の雑誌編集長となっていくまでを描いた青春グラフィティです。本作では、音楽家、文筆家として多方面で活躍する菊地成孔が、“写真家・荒木さん”として初の映画出演を果たしています。

画像1: ©2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会

©2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会 

断られ続けて3年!!冨永昌敬監督の熱烈オファーが遂に実現!
初の演技は「ほぼアドリブ」!?

 本作の主人公・末井昭による「NEW self」は、それまで主に実話系の読み物が中心で、ザラ紙に印刷されるなど質の低かったエロ雑誌とは一線を画し、紙面のレイアウトにこだわり、紙や印刷にもこだわる“スマートでマジメなエロ雑誌”として1975年に創刊された。

誰も見たことがないこのエロ雑誌には、南伸坊、赤瀬川原平、田中小実昌、嵐山光三郎といった当時のサブカルチャーを牽引する豪華な執筆陣が加わり、若者に絶大な人気を博していく。そして、末井昭と共に「NEW self」、その後に創刊される「写真時代」を支えたのは、世界的巨匠写真家であるアラーキーこと荒木経惟だった!

画像2: ©2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会

©2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会 

  今回、末井昭の自伝を描くにあたって欠かすことができない登場人物であるこの荒木経惟をモデルにした役へ冨永監督がオファーしたのは、本作の音楽監督を務める菊地成孔!
『パビリオン山椒魚』、『パンドラの匣』など音楽家である菊地と長年タッグを組んできた冨永監督はその経緯について、「前々から成孔さんは荒木さんに似てると思ってました。その才能の大きさも似てるし、言葉で体ができてるかのような、虚実すれすれの身体性も似てる。だから成孔さん以外のキャスティングは考えられませんでした。でもその出演依頼は頑として断られました。音楽は絶対にやるけど出演はダメだと。なので、直前になって引き受けてくれたのは本当にびっくりしたんですよ」
と語る。
菊地の荒木経惟氏への尊敬の念から、あくまで“アラーキー”ではなく【写真家・荒木さん】として役を引き受けた菊地成孔の軽妙な演技は、クセのある人物ばかりの本作の中で特に際立っている。

今回解禁となる場面写真は、「水着の撮影」だと思ったモデルを、言葉巧みに問いかけ「脱いでもいっか!」という気持ちさせていく【荒木さん】の撮影シーン。
アシスタントと、あ・うんの呼吸で「エロマンティクだね!」とモデルをその気にさせ、浴衣から下着姿にしてしまう【荒木さん】。そして最後に下着を脱ぐことを渋るモデルに「あのねー…これ、ゲージュツだから!」と殺し文句を放ち、「ゲージュツなら…」と笑顔でヌード撮影へと持ち込んでしまう【荒木さん】。現在ならばコンプライアンスやセクハラで問題となりそうな・・・ギリギリアウト!なやりとりだが、懐の深い豊かな昭和時代のエロ雑誌の撮影風景がユーモラスに描かれている。

冨永監督からは「台本を1.5倍に膨らませてください」というリクエストがあったものの、「成孔さんのほぼアドリブでした」という菊地成孔の映画初演技が観られる『素敵なダイナマイトスキャンダル』は3/17(土)より公開! 

―芸術は爆発だったりすることもあるのだが、僕の場合、お母さんが爆発だった―
バスも通らない岡山の田舎町に生まれ育った末井少年は、7歳にして母親の衝撃的な死に触れる。肺結核を患い、医者にまで見放された母親が、山中で隣家の若い男と抱き合いダイナマイトに着火&大爆発!!心中したのだ──。青年となり上京した末井昭は、小さなエロ雑誌の出版社へ。のち編集長として新感覚のエロ雑誌を創刊。読者の好奇心と性欲をかきたてるべく奮闘する日々の中で荒木経惟に出会い、さらに末井のもとには南伸坊、赤瀬川原平、嵐山光三郎ら、錚々たる表現者たちが参集する。その後も発禁と創刊を繰り返しながら、数々の雑誌を世におくりだしていく……。

画像: 尾野真千子が《初》映画主題歌を原作者と歌う『素敵なダイナマイトスキャンダル』予告 youtu.be

尾野真千子が《初》映画主題歌を原作者と歌う『素敵なダイナマイトスキャンダル』予告

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昭和のアンダーグラウンドカルチャーを牽引した稀代の雑誌編集長の実話を元に綴られた自伝的エッセイ「素敵なダイナマイトスキャンダル」がまさかの映画化!
数奇な運命を背負って、転がる石のように生きていた青年が辿り着いた先は──。稀代の雑誌編集長の《笑いと狂乱》の青春グラフィティ。

柄本 佑 前田敦子 三浦透子 峯田和伸 松重 豊 村上 淳 尾野真千子
中島 歩 落合モトキ 木嶋のりこ 瑞乃サリー 政岡泰志 菊地成孔 島本 慶 若葉竜也 嶋田久作
監督・脚本:冨永昌敬  
原作:末井 昭「素敵なダイナマイトスキャンダル」(ちくま文庫刊) 
音楽:菊地成孔 小田朋美 
主題歌:尾野真千子と末井昭「山の音」(TABOO/Sony Music Artists Inc.) 配給・宣伝:東京テアトル  
2018年/日本/138分/5.1ch/ビスタ/カラー/デジタル/R15+
©2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会 

3月17日(土) テアトル新宿、池袋シネマ・ロサほか全国公開!

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