一年を通じてロシア文化を紹介する世界規模のフェスティバル「ロシアンシーズンズ2017」のグランドフィナーレの一環で、TOHOシネマズ六本木にてワレーリー・トドロフスキー監督の新作映画『ボリショイ』の上映、そして上映前舞台挨拶に本作のプロデューサー ドミートリー・ダヴィデンコさん、出演女優でバレリーナのアンナ・イサーエワさんが登壇しました。

画像1: ボリショイ劇場バレエ学校を舞台にした青春映画『ボリショイ』に出演のアンナ・イサーエワさんが登壇した「ロシアンシーズンズ2017」のグランドフィナーレ上映
画像2: ボリショイ劇場バレエ学校を舞台にした青春映画『ボリショイ』に出演のアンナ・イサーエワさんが登壇した「ロシアンシーズンズ2017」のグランドフィナーレ上映

『ボリショイ』はその名の通り、ロシアを代表するボリショイ劇場のバレエ学校を舞台にした青春映画です。お二方に本作の製作にあたった経緯や、昨今のロシア映画界についてお話を伺いました。

12月12日(火)「ロシアンシーズンズ2017」
新作映画『ボリショイ』 舞台挨拶

12月12日(火)、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて、ロシアンシーズンズ2017 クロージング上映会『ボリショイ』 の舞台挨拶が行われ、プロデューサーのドミートリー・ダヴィデンコさん、出演女優でバレリーナのアンナ・イサーエワさんらが登壇しました。

画像: 右よりプロデューサー ドミートリー・ダヴィデンコさん、出演女優でバレリーナのアンナ・イサーエワさん

右よりプロデューサー ドミートリー・ダヴィデンコさん、出演女優でバレリーナのアンナ・イサーエワさん

ドミートリーさんは「今晩ロシアンシーズンズ2017としてこの作品を日本の皆さんにご 紹介できてとても嬉しいです。」と挨拶。

ボリショイ劇場を舞台にした映画を製作した経緯について、「1時間に集約されたバレエのステージに、20年も30年もかけている人たちがたくさんいます。人生をかけてバレエに取り組んでいる人たちを映画にしたいという希望からこの作品を製作しました」とコメント。

ロシアで本作が公開された当時について、「この作品の初上映は今年の春、ボリショイ劇場で上映しました。ボリショイ劇場で映画を上映することはかなり珍しく、国内でもとても話題になりました」と紹介しました。
アンナさんは本作で映画初出演に至った経緯について、「初めにスタッフの皆さんとお会いした時、この映画の構想を聞いて心が燃えました。トドロフスキーさんは素晴らしい監督で、彼の作品に出演できるチャンスを逃すわけにはいきませんでした」とコメント。
バレリーナ役を演じるにあたり、「私はボリショイ学校出身のバレリーナです。この映画のストーリーはとても身近なものだったので、演技をすること自体に困難はありませんでしたが、このような 大きなプロジェクトに出演することへの責任感は強く感じました」とコメント。本作はとてもリアルにバレエ学校の現 実を描いていると紹介されました。

ドミトリーさんにプロデューサーとして昨今のロシア映画について伺うと、「ロシアに映画はあります!製作される作品の中には様々な国際映画祭で評価されたものも多くあります。私はロシアの人々に、アメリカ映画ではなく自国の映画を見てほしいという想いがあります。

『ボリショイ』はロシアで若い人から年配の方までたくさんの方が映画館にきてくれました。今後もいいロシア映画を作っていきたいと思っています」と熱く語られました。

アンナさんは今後の自身の活躍について、「自分の夢は神にのみ伝えるべき、と思っていますが、今回初めて映画に出演して映画に惚れ込みました。今度もまた映画に出演してみたいです!」とドミトリーさんにもアピールし会場を盛り上げました。
最後にドミトリーさんより「本日集まっていただいた皆様が日本で初めてこの映画を見るお客様です。ボリショイ劇場のバレリーナたちの姿をぜひ楽しんでください」と挨拶があり、舞台挨拶は盛況に終了しました。

画像: 出演女優でバレリーナのアンナ・イサーエワさん

出演女優でバレリーナのアンナ・イサーエワさん

ロシアンシーズンズ2017 クロージング上映会 『ボリショイ』
「ボリショイ」原題:Большой|2017年|ロシア|132分|カラー
監督 : ワレーリー・トドロフスキー 脚本 : アナスタシア・パルシコワ
出演 : マルガリータ・シーモノヴァ、アンナ・イサーエワ、アリーサ・フレインドリフ、ニコラ・ル・リッシュほか

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