《インディペンデント・スピリット賞 新人作品賞・主演女優賞 W ノミネート》

先日、お伝えした平栁敦子監督、寺島しのぶ主演の映画「Oh Lucy! (オー・ルーシー!)」第 33 回インディペンデント・スピリット賞にて新人作品賞と主演女優賞に W ノミネート。
これは、日本人監督作品として初の快挙だったことが明らかになりました。

画像: ©︎ Oh Lucy,LLC

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フィルム・インディペンデントは独立系資本の映画製作を支援する目的で設立され、このインディペンデント・ スピリット賞も対象作品は独立系作品が中心となっております。

過去には 2013 年「それでも夜は明ける」、2014 年「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」、2015 年「スポットライト 世紀のスクープ」、2016 年「ムーンライト」など、その後アカデミー賞作品賞受賞に名を連ねる作品が数々選ばれております。

そんなアカデミー賞にも劣らない盛り上がりを見せる本賞レースですが、なんと新人作品賞として日本人監督が ノミネートされるのは平栁敦子監督が史上初だったことがわかりました。

監督プロフィール
<監督・脚本: 平栁敦子>
略歴:長野県生まれ、千葉県育ち。ニューヨーク大学大学院映画制作学科卒業。 同大学院専門分野において1名 のみに支給される3年間の Cathay Scholarship 初の奨学金受給者である。在学中に制作した短編映画『もう一 回』は 、2012年ショートショート・フィルムフェスティバル&アジアにてジャパン部門最優秀賞、ジャパン 部門オーディエンスアワード、そしてグランプリを受賞。修了作品である桃井かおり主演の『Oh Lucy!』(21分 短編映画)は2014年カンヌ国際映画際*シネフォンダシオン(学生部門)で日本人初の2位を受賞する。また、 2015年サンダンス映画祭ではインターナショナル・フィクション部門の最優秀賞にあたる審査員賞を受賞。 トロント国際映画祭などを含む様々な国際映画祭で25以上の賞を受賞。サンフランシスコ在住。二児の母。極真空手黒帯初段の保持者である。

寺島しのぶさんの主演女優賞ノミネートは
工藤夕貴さん、菊池凛子さんに続く史上3人目のノミネート!

また、日本人の主演女優賞の歴代ノミネートは、1989 年「ミステ リー・トレイン」(ジム・ジャームッシュ監督)の工藤夕貴さん、2014 年「トレジャーハンター・クミコ」(デイビット・ゼルナー監督)の菊池凛子さんに続き、寺島しのぶさんが 3 人目となります。

日本人監督作品の史上初 新人作品賞ノミネートと、30 年以上の歴史をもつ本賞で日本人の主演女優賞ノミネートがわずか 3 人であることを考えると、日本人監督作品として本賞史上類を見ない快挙を遂げた本作への期待がますます高まります!!

裏アカデミー賞とも呼ばれる本賞は、アカデミー賞前日の 3 月 4 日に授賞式となります。

世界の映画祭を席巻「Oh Lucy! (オー・ルーシー!)」!

また、南仏のファイエンスで毎年開催されているファイエンス映画祭にてザ・ゴールデン・グラスホッパー賞(大賞)を受賞。フランス最大の日本映画祭第 12 回 KINOTAYO(キノタヨ)現代日本映画祭ではソレイユ・ドール 観客賞(グランプリ)を受賞しました。KINOYAYO 現代日本映画祭は、フランス最大の日本映画祭として毎年幅 広いジャンルの日本映画を上映、中でもコンペティションでは厳選されたフランス劇場公開前の最新作を紹介しております。またエストニアのタリン・ブラックナイト映画祭において今年新設された“現代の日本人女性監督” 部門での出品が決定しております。海外の映画祭で続々ノミネート・受賞を果たしている本作。
日本での 2018 年 GW 公開に向けて期待が高まります。

「Oh Lucy! (オー・ルーシー!)」解説

短編初監督作品『もう一回』が SSFF (ショート・ショート・フィルム・フェスティバル)& ASIA 2012 にて、 グランプリ・ジャパン部門優秀賞・東京都知事賞の 3 冠に輝き一躍注目を浴びた平栁敦子監督。続いて NYU(ニ ューヨーク大学)の卒業制作として制作した短編映画『Oh Lucy!』(主演:桃井かおり)は、2014 年のカンヌ 国際映画祭のシネフォンダシオン部門(※2)で見事第 2 位を獲得。
日本人として同部門で初めての受賞という 快挙を成し遂げた。更に同じ年のトロント映画祭でも審査員賞を受賞、翌年のサンダンス映画祭でも最優秀賞を受賞するなど世界中から数々の称賛を浴び、25以上の賞を受賞した。
そして長編デビューが待望視されていた 平栁監督が満を持して手掛ける長編映画初監督作品が本作『Oh Lucy!』。過去にオスカーノミネート作品も生み出したサンダンス・インスティテュート/NHK(※3)脚本賞受賞作品として短編を基に新たな物語を書き加え製作されることになった。何事にも満たされない日々を過ごす43歳の独身 OL・節子がふと立ち寄った英会話教室のアメリカ人講師に恋をし、東京と LA で大騒動を巻き起こす様を時に赤裸々に時にユーモアたっぷりに描 く。
主演に寺島しのぶ、共演に南果歩、忽那汐里、役所広司という国際的に活躍する錚々たる面々に、ハリウッ ドからは『パール・ハーバー』などで知られるジョシュ・ハートネットを加え、新人監督とは思えない豪華なキ ャストが参加。更にそれに相応しいカンヌ映画祭という国際舞台での華々しい監督デビューを迎えることとなっ た。

あらすじ
東京で働く43歳の独身OL節子は、ほど遠くない「退職」と、いずれ訪れる「死」をただ待つだけの生活を送 っていた。そんなある朝の通勤ラッシュ。目の前で電車の飛び込み自殺を目撃してしまう。惨事の余韻から抜け 出せないまま、仕事に就く節子。突然、節子の姪で 若き自由人である美花(21)から久しぶりに電話があり、 話をしたいとランチに誘われる。姉の綾子に美花には関わるなと散々言われたのだが、それは節子に逆の効果を 及ぼすだけ。節子は美花と会う。姪にはなぜか弱い節子。お金に困った美花を助けるはめに。美花が前払いした 英会話クラスを代わりに取り、その受講料を美花に支払うことになる。アメリカ人講師ジョンの教える一風変わ った英会話教室が始まる。そこで「ルーシー」という名前と金髪のカツラを与えられ、教室では「ルーシー」に なりきるようにと言われる。節子の中で眠っていた感情を「ルーシー」が解き放ち、節子はジョンに恋をする。 そんな幸せもつかの間、ジョンは姪の美花と一緒に日本を去ってしまう。自分が置かれた人生に納得ができない 節子は、二人を追いかけて、アメリカへ旅立つ決意をする。しかし、仲の悪い姉の綾子も行くと言い出し、同行 することになる。嫉妬、秘密、欲望に満ちた旅の果てに節子が見つけたものとは?

監督・脚本:平栁敦子
共同脚本:ボリス・フルーミン プロデューサー:ハン・ウェスト 木藤幸江 ジェシカ・エルバーム 平栁敦子
エグゼクティブ・プロデューサー:ウィル・フェレル アダム・マッケイ
出演:寺島しのぶ 南果歩 忽那汐里 ・ 役所広司 ・ ジョシュ・ハートネット
2016 年サンダンス・インスティテュート/NHK 脚本賞受賞作品
日本・アメリカ合作
配給・宣伝:ファントム・フィルム
©︎ Oh Lucy,LLC

2018年GW公開

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