2017年10月31日(パリ現地時間)、ユネスコ本部ホームページによる発表により、山形市が申請していた『UNESCO CREATIVE CITIES NETWORK』(ユネスコ創造都市ネットワーク)へのFILM(映画)分野での加盟が認定されました。

認定理由は、世界でも高い評価を得ている「山形国際ドキュメンタリー映画祭」をはじめとした山形市の映像文化を育む環境が高く評価されたもの。
申請の際には映画祭のほか、記録映像などを収集・保存・鑑賞する「フィルム・ライブラリー」の取り組みに加えて、山寺や蔵王などの自然の豊かさ、鋳物などの優れた山形ならではの伝統文化をアピールしたという。

七つの分野のユネスコ創造都市ネットワークから日本で初の”映画”による認定!

ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)は、グローバル化の進展により固有文化の消失が危惧される中で、文化の多様性を保持するとともに、世界各地の文化産業が潜在的に有している可能性を、都市間の戦略的連携により最大限に発揮させる枠組みが必要であるとして、2004年から「ユネスコ創造都市ネットワーク事業」を開始しており、7つの分野において世界でも特徴のある都市を認定しています。

7分野
映画、デザイン、クラフト、メディアアート、音楽、食文化、文学

世界の認定都市数 116都市 → 180都市(内、64都市が今回認定)
うち今までに日本で認定されてきた都市は、
デザイン :神戸市(2008)、名古屋市(2008)
クラフト :金沢市(2009)、篠山市(2015)
メディアアート:札幌市(2013)
音楽 :浜松市(2014)
食文化 :鶴岡市(2014)
そして、山形市が初めて日本では映画で認定を受けた都市となります。

現在までの映画分野での認定都市。
ブラッドフォード(イギリス)、シドニー(オーストラリア)、釜山(韓国)、ゴールウェイ(アイルランド)、ソフィア(ブルガリア)、ビトラ(マケドニア)、ローマ(イタリア)、サントス(ブラジル)など

今回新たに”映画”の認定都市として認められたのが、山形市、ブリストル(イギリス)、ウッチ(ポーランド)、青島(中国)、テラッサ(スペイン)などとなります。

山形市の広報によると、この受賞に際し、以下のようなコメントを発表しました。

今後はネットワーク加盟都市などとの交流も交えながら、映画をはじめとする山形の多彩で豊富な文化や自然などの地域資産を横断的に結びつけ、総合的に活用していく視点で、従来事業の継続や拡充を図るとともに、新たな事業に取り組みながらまちの発展に役立て、さらに国連の掲げる平和かつ格差解消社会の実現を目指していきます。

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