原一男監督 待望の最新作『ニッポン国 VS 泉南石綿村』
第 22 回 釜山国際映画祭(PUSAN International Film Festival)
ワイドアングル (Wide Angle) 部門、セメナ賞 (最優秀ドキュメンタリー賞)受賞!

画像: 世界が震撼した『ゆきゆきて、神軍』から31年-原一男監督『ニッポン国 VS 泉南石綿村』釜山国際映画祭セメナ賞(最優秀ドキュメンタリー賞)受賞!

韓国 釜山で 2017 年 10 月 12 日-21 日にかけて開催された第 22 回 釜山国際映画祭(PUSAN International Film Festival)において原一男監督の最新作映画『ニッポン国 VS 泉南石綿村』が、 ワイドアングル部門にてセメナ賞(最優秀ドキュメンタリー賞)を受賞いたしました!

原一男監督、受賞コメント

釜山国際映画祭で BIFF メセナ賞(最優秀ドキュメンタリー賞)を受賞しました。泉南の原告団、弁護団、市民の会の人たちと喜びを分かち合いたいと思います。釜山での上映に韓国のアスベスト被害者の人たちが駆けつけてくれて泉南の人たちと交流しましたが、韓国の被害者のおじさんが、自分の奥 さんがアスベストの被害でひどく苦しみながら死んでいった、映画を見ながらその奥さんのことを思い出して泣けて泣けて......と私に語ってくれましたが、その話を聞いて私が泣きそうになってしまいました。この映画はやはり、日韓のそうしたアスベストの被害者の人たちのものである、と今、しみじみ考えています。

画像: 受賞の原一男監督

受賞の原一男監督

画像: 原一男監督、受賞コメント

第 18 回東京フィルメックス(11 月 18~26 日)にて特別招待作品として上映予定です

『ニッポン国 VS 泉南石綿村』

明治の終わりから石綿(アスベスト)産業で栄えた大阪・泉南地域。肺に吸い込むと長い潜伏期間の末に肺 がんや中皮腫を発症するアスベスト疾患の責任を求めて、工場の元労働者と家族、周辺住民らが国家賠償請 求訴訟を起こす――。最高裁判決までの 8 年以上にわたる原告と弁護団の闘いを支援者として丁寧に記録す る一方、映画作家として被害者、家族らの揺れ動く生の感情をカメラの前に引き出し、裁判終結までの痛切な闘争のドラマを描き出した。

画像1: ©疾走プロダクション

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監督:原一男
製作:小林佐智子
撮影:原一男
構成:小林佐智子
編集:秦岳志
整音:小川武 音楽:柳下美恵、制作:島野千尋
助成:大阪芸術大学芸術研究所 JSPS科研費
製作・配給:疾走プロダクション
配給協力:太秦
宣伝協力:スリーピン
2017 年/215 分/DCP/16:9/日本/ドキュメンタリー
©疾走プロダクション

2018年3月、ユーロスペースにてロードショー

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