ノーベル文学賞作家となったカズオ・イシグロさん。
今後ますます映画化など企画されていくでしょうが
---まずは今までの映画との関わりをまとめてみました。
作品数が多くはないものの映画との接点も、かなり見受けられます。

名匠ジェームズ・アイヴォリー監督との2作品はもとより、あの『エクス・マキナ』で世界を震撼させたアレックス・ガーランド監督との関係なども--

『日の名残り』

1989年刊行され35歳の時にカズオ・イシグロ書き上げた『日の名残り』。
今作によってイギリス最高の文学賞ブッカー賞を受賞し、1993年にジェームズ・アイヴォリー監督によって映画化されている。

主演はアンソニーホプキンスのほかエマ・トンプソンやクリストファー・リーヴ、ヒュー・グラントなどが出演し、アカデミー賞では、主演男優賞、主演女優賞、美術賞、衣装デザイン賞、監督賞、作曲賞、作品賞、脚本賞の8部門にノミネート。
主演の、アンソニー・ホプキンスは今作でロサンゼルス映画批評家協会賞 最優秀男優賞を受賞。

画像: The Remains Of The Day - ORIGINAL TRAILER HD (1993) ANTHONY HOPKINS MOVIE youtu.be

The Remains Of The Day - ORIGINAL TRAILER HD (1993) ANTHONY HOPKINS MOVIE

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『The Saddest Music In the World』

カズオ・イシグロが脚本。日本未公開作品。
カナダの『アークエンジェル』などのガイ・マディン監督によルもので、シュールなデヴィッド・リンチの初期のような作品?
主演はイザベラ・ロッセリーニ。

画像: The Saddest Music In the World (2004) Trailer youtu.be

The Saddest Music In the World (2004) Trailer

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『上海の伯爵夫人』

再びジェームズ・アイヴォリー監督がカズオ・イシグロと組んだ作品。
2005年の映画原題は「The White Countess」。

1930年代の上海を舞台にしたロマンス映画で、今回はカズオ・イシグロのオリジナル脚本により映画化された。
主演はレイフ・ファインズとナターシャ・リチャードソン。共演には真田広之も名を連ねている。

画像: The White Countess Official Trailer! - YouTube youtu.be

The White Countess Official Trailer! - YouTube

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『わたしを離さないで』

原作は2005年に発表した同名のカズオ・イシグロののSF小説。
脚本は『エクス・マキナ』で監督となったアレックス・ガーランドが書き上げており、2010年に第37回テルライド映画祭で初上映され、その後トロント国際映画祭、ロンドン映画祭、東京国際映画祭などで上映された。

アレックス・ガーランドとカズオ・イシグロは製作総指揮にも参加した作品。
監督はマーク・ロマネク。

キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ、そしてシャーロット・ランプリングが出演している。

2014年には蜷川幸雄演出、多部未華子主演により舞台化され。
2016年1月からTBSテレビでテレビドラマ化された。

画像: 『わたしを離さないで』ブルーレイ&DVD In Stores Now / レンタル配信中 youtu.be

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