2016年東京国際映画祭スプラッシュ部門で上映され、その後フランス・ヴズール国際アジア映画祭では、NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)含む3冠を達成、ドイツ・ニッポンコネクションほか海外映画祭でも高い評価を得てきた春本雄二郎監督『かぞくへ』が2018年2月ユーロスペースにて公開されることが決定いたしました。

画像1: (C)『かぞくへ』製作委員会

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また、新たに9月21日より開催中の映画祭<オランダ カメラジャパンフェスティバル2017>への公式招待もされております。

【海外映画祭】
第29回 東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門 公式出品
第23回 フランス ヴズール国際アジア映画祭 
(審査員賞&NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)&ギメ東洋美術館審査員スペシャルメンション)
第14回 ソウル国際アガペー映画祭 Re-Awakening of The Asia Agape Films部門 公式招待
第17回 ドイツ ニッポンコネクション2017 ニッポン・ヴィジョンズ部門
(審査員スペシャル・メンション授与)
オランダ カメラジャパンフェスティバル2017 公式招待

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(C)『かぞくへ』製作委員会

家族を知らない男が、つかみかけた幸せを前に、親友と婚約者の間で揺れる――
日本の片隅に生きる若者たちの息遣いを骨太に描き出した人間ドラマ

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ケン・ローチ、アトム・エゴヤン、ヤン・イクチュンといった重厚な人間ドラマの巨匠たちに続く才能が、日本映画界に出現した。

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未来を共に生きる女性か、過去を共有してきた親友をとるのか、人生の岐路に立たされた男が東京で見た深い孤独。
自分が持ちえなかった家族のぬくもりを渇望し、愛を求め、後悔を抱えながら、それでも生きていく――リアリティにこだわった演出で儚くも強い人間たちの息遣いを描き出した。

主人公・旭を演じた松浦の実話を基に、監督の春本雄二郎がオリジナル脚本を書き上げた。
春本は、大学卒業後、松竹京都撮影所の演出部となり、井上昭、石原興らに師事。
『鬼平犯科帳』『必殺仕事人2009』など時代劇を多数経験。2010年からはフリーの演出部として、様々な映画やドラマに携わってきており、本作が初監督作品となる。

その骨太な演出に確かな演技力で応えた松浦慎一郎、梅田誠弘、遠藤祐美ら俳優陣。
主演の松浦は、俳優以外の活動としても2010年ボクシング界に貢献活躍したトレーナーに送られるエディ・タウンゼント賞を受賞、映画『百円の恋』(武正晴監督)で出演の他ボクシング指導にもあたった経験の持ち主。本作においてもボクシングトレーナーを生業としながら婚約者との結婚を目前に控える主人公・旭を熱演しているが、脚本執筆にあたっては春本監督が松浦の日常を細かく取材し、二人三脚でキャラクターを作り上げていった。今の日本で生きるには不器用すぎる人物たちが織り成す物語は、容赦なく観る者の胸に迫ってくる。

画像5: (C)『かぞくへ』製作委員会

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【ストーリー】
家族の温かさを知らず生きてきた旭は、同棲中の佳織と結婚を目前にしながら、よかれと思って紹介した仕事で親友の洋人を詐欺の被害に合わせてしまう。養護施設で家族同然に育ってきた唯一無二の親友と、認知症が進む祖母のために結婚式を急ぐ婚約者の間で、次第に旭は追いつめられていき・・・

【CAST】松浦慎一郎、梅田誠弘、遠藤祐美、三溝浩二、おのさなえ、下垣まみ、瀧マキ、森本のぶ

【STAFF】
監督・脚本・編集:春本雄二郎 
撮影:野口健司 
照明:中西克之 
録音・整音:小黒健太郎
制作:福田智穂
助監督:浅見佳史
音楽:高木聡 
プロデューサー:深谷好隆、春本雄二郎、南 陽
海外セールス:植山英美(ARTicleFilms) 
配給:『かぞくへ』製作委員会 
配給協力:コトプロダクション 
劇場営業:髭野純 
(C)『かぞくへ』製作委員会
【DCP/シネスコ/5.1ch/カラー/2016/日本/117分】


2018年2月 ユーロスペースにてロードショー!

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