本作の主役は、ヨーロッパ中の高級クラシックカーを専門で盗む世界一の強盗団<フォスター兄弟>。
ある事件をきっかけに依頼人のマフィアから敵対する凶悪なマフィアが所有する、
40億円とも言われる走る芸術品【62年型フェラーリ250GTO】を1週間で
盗み出すというミッションを与えられるが・・。犯罪史上最大の強奪計画の行方は!?

画像1: © 2016 OVERDRIVE PRODUCTIONS –KINOLOGY– TF1 FILMS PRODUCTION –NEXUS FACTORY

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フォスター兄弟の息をのむド派手なアクションと、【62年型フェラーリ250GTO】を筆頭に世界に2台しかない【37年型ブガッティ】、【ジャガーEタイプ】といった幻の名車たちが奇跡の共演を遂げています。

『オーシャンズ』シリーズ、『グランド・イリュージョン』シリーズなどに続く、
盗みのプロたちのスクランブル(交差)する強盗計画で観る者を何度も欺く
クライム・エンタテインメントの最新版がここに誕生!

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レアなクラシックカーを盗むというアイデアに惚れ込んだ製作者

 『96時間』や『パリより愛をこめて』の監督として知られ、『トランスポーター』や『TAXi(4)』の撮影も手掛けたピエール・モレルが、ロスで脚本家のマイケル・ブラントとデレク・ハースと出会ったのは6年前のことだった。

二人から脚本を受け取ったモレルは、クラシックカーを盗むというアイデアに興奮したと語る。シリーズものも数多く製作されているカームービーでは、車はツールとして使われることが主流だが、その脚本では手に入れるべき宝物として描かれているのが斬新だった。
 さらに、「カーアクションが楽しめるのに、物語は決してカーアクション映画ではないんだ」とモレルは解説する。幾度かのどんでん返しの果てに、最後は驚きの結末を迎えるのだ。
「映画の構成としては、『ワイルド・スピード』よりも『オーシャンズ』シリーズに近いと言えば、わかりやすいかな」とモレルは補足する。

主人公である異母兄弟が、互いに愛情を抱きながらも、正反対の性格ゆえにすぐに些細なことから口論となるという設定で、彼らのユーモアのきいたやり取りも、もう一つの見どころだ。
すっかり脚本に惚れ込んだモレルだが、タイミング的に自ら監督をすることが難しかったため、プロデューサーを務めることを決意し、企画はスタートした。

画像3: © 2016 OVERDRIVE PRODUCTIONS –KINOLOGY– TF1 FILMS PRODUCTION –NEXUS FACTORY

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70年代のスピリットと最新の感覚をあわせ持つ若手監督

 監督を決めるにあたって、「若手からベテランまで、実は10人以上に会った」とモレルは打ち明ける。そして選ばれたアントニオ・ネグレは、TVシリーズで活躍しているが、大作映画は未経験の監督だ。彼を起用した理由をモレルは、同じ情熱とヴィジョンを共有していたからだと語る。

モレルは本作を製作するにあたって、スティーヴ・マックィーン主演の『ブリット』や『ゲッタウェイ』、ポール・ニューマン主演の『明日に向って撃て!』など、60年代末から70年代にかけてのアクションと人間ドラマが両輪で描かれている傑作をイメージしていた。
それらの作品を1982年生まれネグレ監督はリアルタイムには観ていなかったが、「あの時代のエレガントな映画のテイストが大好きなんだ」と語る。遊び心とエネルギーに溢れた若い観客に向けた見どころと、懐かしい映画のスピリットの両面を備えた映画を撮れると知ったネグレは、喜んで監督を引き受けたという。

圧倒的なカリスマ性を持つ主演俳優とワールドワイドな共演者たち

画像4: © 2016 OVERDRIVE PRODUCTIONS –KINOLOGY– TF1 FILMS PRODUCTION –NEXUS FACTORY

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兄のアンドリュー役には、「古典的なカリスマ性を持つ今の新しいスターに演じてもらいたい」というネグレ監督の希望で、スコット・イーストウッドが起用された。
ヴィジュアルはあまりにも父親のクリントにそっくりで、スターのオーラもそのままだが、親しみやすい内面も滲んでいて、アンドリュー役に適任だった。スコットは脚本を読んだ時、リメイク流行りの今、オリジナルのアイデアが気に入ったと語っている。
スコットの衣装は、スティーヴ・マックィーン主演の『ブリット』へのオマージュで、“お洒落すぎないが、洗練されている”をテーマに、ジーンズとジャケットが選ばれた。また、『栄光のル・マン』でマックィーンがしているのとまったく同じタグホイヤーの時計を使っている。

グローバルな時代だから、国際的なキャストにしたいと考えたモレルは、無鉄砲で生意気な弟のギャレットはイギリス育ちという設定にして、新進俳優のフレディ・ソープを抜擢した。アンドリューの恋人のステファニーには、キューバ出身のアナ・デ・アルマス、スリのデヴィンには、イギリスとフランスのハーフであるガイア・ワイスを起用した。
 

画像: スコット・イーストウッド © 2016 OVERDRIVE PRODUCTIONS –KINOLOGY– TF1 FILMS PRODUCTION –NEXUS FACTORY

スコット・イーストウッド
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画像: フレディ・ソープ © 2016 OVERDRIVE PRODUCTIONS –KINOLOGY– TF1 FILMS PRODUCTION –NEXUS FACTORY

フレディ・ソープ
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画像: アナ・デ・アルマス © 2016 OVERDRIVE PRODUCTIONS –KINOLOGY– TF1 FILMS PRODUCTION –NEXUS FACTORY

アナ・デ・アルマス
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画像: ガイア・ワイス © 2016 OVERDRIVE PRODUCTIONS –KINOLOGY– TF1 FILMS PRODUCTION –NEXUS FACTORY

ガイア・ワイス
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フランスの大ヒットアクション映画を支えてきた一流スタッフたち

モレルはセカンドユニットのスタッフを、彼が長年アクション撮影を共にしてきたチームで固めた。カースタントには、『TAXi』シリーズ、『96時間』、『トランスポーター』などのフィリップ・ゲガン、フィジカルスタントには、『RONIN』、『ボーン・アイデンティティー』のジャン=クロードなど、素晴らしい経歴の持ち主たちが集まり、CG処理は極力抑えられている。
 撮影は、マルセイユを中心に、アンティーブ、ニース、リビエラの南仏で行われた。道路に関しては、モンテカルロなど北で撮ったシーンもある。カメラは最大で10台が同時にまわされ、アイパワーカメラというハイスピードに耐えうるカメラをヘリコプターやトラックに装着し、ドローンでも撮影している。
 最も苦労したのは、オープニングシーンだ。20トン20メートルのトラックを横転させるのは大仕事で、ほぼ1週間をかけて撮影した。一方通行の渓谷を走るクロージングのカーチェイスも、様々な角度から撮るために、何度も走らなければならなかった。カメラクルーの努力を受け止めて、編集では本編96分の間に3000を超えるカットを使っている。
 俳優たちのアクションも、ほとんど自分たちでトライしている。冒頭のスコットが高架道路からダイブするシーンも、さすがに下にあるのはトラックではなく着地マットだが、実際に飛び降りている。その後のトラックにぶら下がるシーンもすべてスコット本人。その身体能力の高さに、スタッフも共演者も驚ろいた。

完璧なレプリカと、南仏の華麗なるコレクターたちの名車の数々

 冒頭に出てくるブガッティは、ラルフ・ローレンの博物館に所蔵されている本物から、修復のために使われた実際の鋳型を借りて、レプリカを2台作った。フェラーリとコブラもリクリエーションしている。外観は同じだが、機能は運転に耐えられるように現代仕様に変えた。

 それ以外はすべて、南仏の個人のコレクターが所蔵している実物を借りた。オーナーたちは、車への情熱からコツコツと頑張った者もいれば、大金持ちで驚愕のコレクションを誇る者もいる。クレンプのガレージにあるフェラーリのうち12台は、なんと45台のフェラーリを所有しているというオーナーから借りた。

 兄弟が普段乗っている車はBMWだ。過去の映画でもBMWを使ってきたモレルとの信頼関係から、本作でもM3、6シリーズ、グランクーペなど、多数の車が提供された。BMW愛好者のクラブのメンバーから借りた、貴重な30年代のBMW327も登場する。
 日本車は1台だけ、ニッサンのマーチが現れる。今や道路で1番目にするのが日本車なので、目立たないために乗っているという設定だ。

画像: Alfa Romeo 158 (1938-50)

Alfa Romeo 158 (1938-50)

画像: Aston Martin V8 Volante(1972-89)

Aston Martin V8 Volante(1972-89)

画像: Austion-Healey 100-6(1958-59)

Austion-Healey 100-6(1958-59)

画像: BMW 327 cabriolet(1937-55)

BMW 327 cabriolet(1937-55)

画像: Bugatti Type 57SC Atlantic(1937)

Bugatti Type 57SC Atlantic(1937)

画像: Chevoolet Corvette C1(1954-62)

Chevoolet Corvette C1(1954-62)

画像: Ferrari 250 GTO(1962)

Ferrari 250 GTO(1962)

画像: Ford Musutang(1964-68)

Ford Musutang(1964-68)

画像: Juguar E-typeseries1 4.2L(1966)a

Juguar E-typeseries1 4.2L(1966)a

画像: Juguar XK120 drophead coupe(1953-54)

Juguar XK120 drophead coupe(1953-54)

画像: Porsche 356 Speedster(1955)

Porsche 356 Speedster(1955)

画像: Shelby Cobra(1962-67)

Shelby Cobra(1962-67)

 「これほど価値のあるクラシックカーが、次々と登場する映画は初めてだろう」とモレルは胸を張る。クラッシックカーもはや、4つのタイヤがついた美術品で、投資の対象にもなっている。また、歴史と文明の証言者でもある。

「電気自動車が主流になり、車という存在の意味そのものが変わろうとしている今、この映画を作ったのはタイムリーだった。また、作品として残すのは意義のあることだったと思う」と、映画と同じくらい車を愛するモレルは、最後に感慨深そうに語った。

▼劇中登場車ラインナップ※末端価格で総額約75.5億円
・Ferrari 250 GTO(1962)/42億円
・Austion-Healey 100-6(1958-59) 800万円~1600万円
・Juguar E-type series1 4.2L(1966) 1200万円~3400万円
・Aston Martin V8 Volante(1972-89) 2000万円~4000万円
・Juguar XK120 drophead coupe(1953-54) 1400万円~3200万円
・Alfa Romeo 158 (1938-50) 不明
・Chevoolet Corvette C1(1954-62) 1300万円~2200万円
・Shelby Cobra(1962-67) 8000万円~3億5000万円
・Ford Musutang(1964-68) 700万円~1600万円
・BMW 327 cabriolet(1937-55) 1億2000万円~2億
・Bugatti Type 57SC Atlantic(1937)30億円以上(不明)
・Porsche 356 Speedster(1955) 8000万円~1億4000万円

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≪STORY≫
オークション会場から搬出された世界に2台の37年型ブガッティを
奪うはずだったアンドリュー(スコット・イーストウッド)と
ギャレット(フレディ・ソープ)のフォスター兄弟。
しかし、落札したのが残忍なマフィアのモリエールだったために、
兄弟は囚われの身に。命が助かる条件は、敵対するマフィアの
クレンプが所有する62年型フェラーリ250GTOを1週間で盗むこと。
寄せ集めチームで、犯罪史上最大の強奪作戦に挑むはずが、
インターポールに追われ、アンドリューの恋人・ステファニーを人質に取られ、
挙句の果てにはクレンプに計画を知られてしまう。
だが、実はピンチさえも兄弟の〈計画〉だった──。

監督:アントニオ・ネグレ
製作:ピエール・モレル(『96時間』)
脚本:マイケル・ブラント/デレク・ハース(『ワイルド・スピード×2』)
出演:スコット・イーストウッド『ワイルド・スピード アイスブレイク』、
   フレデリック・ソープ、アナ・デ・アルマス『ブレードランナー2049』
配給:ギャガ 共同提供:カルチュア・パブリッシャーズ
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