この度、第70回カンヌ国際映画祭において、FIPRESCI(国際映画批評家連盟)賞とグランプリをW受賞し話題となっている、ロバン・カンピヨ監督最新作『BPM (Beats Per Minute)』 (原題)が、第 90 回アカデミー賞外国語部門・フランス代表に選出されました。

画像: © Céline Nieszawer

© Céline Nieszawer

カンヌでの受賞後、アカデミー賞フランス代表の有力候補と言われてきた本作。
8 月 23 日の公開以降、フ ランス全土で 60 万人を動員し、選定会議の直前にフランスの大手週刊誌 Paris Match が「BPM がフランス 代表に選ばれるべき理由」という見出しの記事を出すほど、メディアでの高評価を得てきました。

CNC(フラン ス国立映画センター)のフレデリック・ブレディン会長は本作について、「新世代の役者たちの素晴らしい演技が原動力となっている、野心的かつ情熱的な映画で、カンヌからトロントまで世界中に衝撃を与えてきた。ユニバーサルな問題を描いた格別な作品である」とコメント。
昨年『エル ELLE』(ポール・ヴァーホーヴェン監 督)が外国語映画部門のノミネートを逃しただけに、本作にも期待がかかります。日本での公開は、2018 年を予定しております。

【作品情報】 本作は、第61回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『パリ 20 区、僕たちのクラス』の脚本・編集を担当し、監督作『イースタ ン・ボーイズ』では第70回ヴェネチア国際映画祭 オリゾンティ部門の最高賞を受賞したロバン・カンピヨ監督の長編第 3 作。

舞台は1990年代初めのパリ。エイズの感染による差別や不当な扱いに抗議し、政府や製薬会 社などへ変革に挑んだ実在の団体「ACT UP」(*)の活動を通して、若者 たちの恋と人生の輝きを描く。
ACT UPのメンバーだったという監督自身の経験が物語のベースとなっている。
明日も知れぬ命を抱える主人公の葛藤、感染者を一人でも減らしたい、 友人の命を助けたいという情熱、恋人との限りある愛・・。
生と死、理想と現実の狭間で揺れ動きながらも、強 く生きる若者たち。彼らの生き生きとした表情や行動が、力強くエモーショナルな映像と共に綴られる、感動作。

*ACT UP とは?➡
正式名称:the AIDS Coalition to Unleash Power =力を解き放つためのエイズ連合 アクトアップ・ニューヨークは 1987 年 3 月にニューヨークで発足したエイズ・アクティビストの団体。 エイズ政策に感染者の声を反映させることに力を入れ、差別や不当な扱いに抗議して、政府、製薬会社な どに対しデモなどの直接行動に訴えることもしばしばある。現在は全米各地やフランス、インド、ネパールなど にもアクトアップが作られている。

出演:ナウエル・ペレ・ビスカヤー(グランド・セントラル)、アーノード・ヴァロワ、アデル・エネル(午後8時の訪問者) 他
脚本・監督:ロバン・カンピヨ
製作国:フランス
© Céline Nieszawer

2018 年、全国公開!!

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