映画『散歩する侵略者』から生まれた恐怖と驚愕の侵略サスペンス「予兆 散歩する侵略者」が、いよいよ9月18日(月・祝)よ りWOWOWプライムにて放送スタートいたします。

画像1: (C)2017「散歩する侵略者」スピンオフ プロジェクト パートナーズ

(C)2017「散歩する侵略者」スピンオフ プロジェクト パートナーズ

放送に先立ちまして、本日9月11日(月)に完成披露試写会とキャスト・監督による舞台挨拶が開催され、ドラマの魅力を語っていただきました。 つきましては、オフィシャルレポートをお送りいたします。

画像: 右より黒沢清監督、夏帆、染谷将太

右より黒沢清監督、夏帆、染谷将太

「予兆 散歩する侵略者」 初の黒沢清監督作品参加に、夏帆「気持ちのいい現場」 久々の黒沢組参加に、染谷将太「楽しかった」と喜びを連呼

現在大ヒット公開中の映画『散歩する侵略者』のスピンオフドラマとして、WOWOWで9月18日(月・祝)にスタートする「予兆 散歩する侵略者」(毎週月曜 深夜0時~ 全5 話※第1話無料放送)。
そんな話題のドラマの完成披露試写会が放送を直前にした9月11日(月)に東京のスペースFS汐留で行われ、キャストの夏帆、染谷将太、そして映画版と同じくメガホンをとった黒沢 清監督が参加した。

劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の人気舞台を原作にした映画『散歩する侵略者』の黒沢監督が、『リング』などで知られる脚本家・高橋洋と『蛇の道』以来約19年ぶりにタッグ。
『散歩する侵略者』のもう一つのエピソードとして、映画版とは違う新たなキャストで異色の侵略サスペンスを描き出す。

東出昌大演じる真壁司郎から地球侵略を告げられる山際悦子役の夏帆は、念願の初黒沢組。
「とにかく緊張していました。ずっと憧れていて参加するのが目標でもあったので、撮影初日は自分でもしっかりしろ!と思うくらいフワフワ。緊張感があっても委縮することもなく、気持ちのいい現場でした」と回想。

山際悦子の夫で臨床工学士の辰雄役で、映画『リアル~完全なる首長 竜の日~』以来黒沢組2度目の染谷も「久々の黒沢組はやはり楽しかったです」と声を弾ませ、「しかも収録時間も毎回早く終わるので、毎日家で晩御飯を食べることができました」と健全なスケジュールでの撮影を告白した。

これには夏帆も「3週間で撮り切ると聞いたときは、眠れないなと思いました。でも現場に入ったら家で晩御飯が食べられました (笑)。こんな現場があるんだ!と驚きました」とうなずくと、黒沢監督は「いや、社会人として当たり前ですよ。それが普通だと思います」とはにかんだ。

1カット撮影で長回しシーンがあるなど独特なスタイルを持つ黒沢監督だが「現場でやりにくいと思ったことないです」と染谷 がいうと、夏帆も「現場で監督の演出意図がわからないと悩むことはなかった。すべてわかりやすく丁寧に説明してくれた。私は悩むタイプですが、それがなかったのは黒沢監督の演出意図が的確だったから」と黒沢監督の確たるヴィジョンに敬服。

また 黒沢監督は、「すべて自然の風で揺れていて、最後の方は奇跡的なカーテン演出もあります。スタジオのセットではこうはいかなかったはず。誰も予想しない形で即興的にカーテンが参加してくれました」と撮影秘話を明かした。

さらに「夏帆さん、染谷さん、東出さんの3人が良くついてきてくれたなと思う。説明をするとたちどころにスイッチが入って、やればやるほどにレベルが上がる。よくここまでハイレベルな鬼気迫る演技ができるものだと感心しました」と俳優陣の熱演を絶賛していた。

今回、登壇は叶わずだったが、作品にちなみ、東出から「どの概念を奪われたら嫌か」という質問が届いた。
東出自身の「苦しみの概念」という返答に、「ストイックですね」と一同反応。
夏帆の「食べるのが好きなので、味覚」と回答に、黒沢監督から「それ以外の概念はなくなってもいいということ?」と確認が入ると、「そういわれると、嫌ですね...」と難問に困る場面も。同じ質問に染谷は「人間という概念は奪われたくない」、黒沢監督は「映画という概念は奪われたくないが、それも全部奪われた状態で映画というものを見てみたい気もする」と概念剥奪に興味津々だった。

最後に染谷は、これからの放送に向けて「第1話は予兆の予兆。これからじわじわ侵略が続き、面白い方向に転がっていきます」 とアピールすると、夏帆も「自信を持って面白いといえる作品。2話からもぜひ楽しんでください」と語りかけた。

そして黒沢監督は「映画版だけで終わらせるのはもったいないと始まった企画。設定は映画と同じながらも、映画で描かれた同じ時間軸の中で、隣町では一体何が起きているのかを描いた」とドラマ化の意図を明かし「何かが起こる“予兆”がだんだんと実体化していく。 確実に“予兆”が現実のものとなっていき、どういう危機が訪れるのかハイレベルな緊張シーンが続くドラマになりました」と自信 をのぞかせた。

画像2: (C)2017「散歩する侵略者」スピンオフ プロジェクト パートナーズ

(C)2017「散歩する侵略者」スピンオフ プロジェクト パートナーズ

映画『散歩する侵略者』スピンオフドラマ
「予兆 散歩する侵略者」特別長尺予告映像

画像: 映画『散歩する侵略者』スピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」特別長尺予告映像(3分)【WOWOW】 youtu.be

映画『散歩する侵略者』スピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」特別長尺予告映像(3分)【WOWOW】

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予告編は冒頭から山際辰雄(染谷将太)の「もうすぐ世界が終るとしたらどうする?」と、究極の問いからスタートし、さらに、本作の主人公、妻の悦子(夏帆)が「それはほんのちょっとした違和感から始まった」と、意味深なメッセージを送る。
映像は独特な色調に加え、悦子の周囲で起きる不可解な出来事をめぐる数々シーンが見る者にじわじわと恐怖を植え付け、不安をさらに加速させるサスペンスフルな展開となっている。また、新任外科医の真壁司郎 (東出昌大)が概念を奪う姿はまさに侵略者の恐ろしさを物語るが、それは世界中で同時多発的に起きている事実であることも明らかにされている。
映像の後半では「私辰雄と二人でいい。二人だけでいいから助かりたいな」と悦子が辰雄に打ち明けるシーンで夫婦の絆の深さが見てとれるが、果たして世界は終わりを迎えてしまうのか。

映画のスピンオフドラマとして描かれるアナザーストーリーの結末はぜひ本編で確かめて欲しい。

原作:前川知大「散歩する侵略者」
監督:黒沢清(『散歩する侵略者』『クリーピー 偽りの隣人』『岸辺の旅』)
脚本:高橋洋(映画「リング」シリーズ、『蛇の道』) 黒沢清
音楽:林祐介(『散歩する侵略者』「連続ドラマW 贖罪」)
出演:夏帆 染谷将太 東出昌大
中村映里子 岸井ゆきの 安井順平 石橋けい 吉岡睦雄 大塚ヒロタ
千葉哲也 諏訪太朗 渡辺真起子 中村まこと / 大杉 漣
製作:2017「散歩する侵略者」スピンオフ プロジェクト パートナーズ

9月18日(月・祝)WOWOWプライムにて放送スタート
毎週月曜深夜0時~(全5話)第1話無料放送
毎週木曜深夜0時WOWOWメンバーズオンデマンド先行配信中

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