シネフィルでも不定期連載でコラムを書いていただいている小野耕世さんの展覧会が現在、若山美術館(中央区銀座2)で4月25日より「小野耕世、マンガづけの少年時代」展として開催中です。

画像: www.wakayama-museum.com
www.wakayama-museum.com

 小野耕世さんは1939(昭和14)年、東京生まれの漫画・映画評論家。海外コミックの紹介・翻訳や映画評論、漫画評論を数多く手掛け、これまでに第10回手塚治虫文化賞特別賞、第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門功労賞などを受賞しており、今回の展覧会は『長編マンガの先駆者たち──田河水泡から手塚治虫まで』(2017年5月26日、岩波書店より刊行予定)の出版記念展として、小野さんが子どものころに読んでいた漫画作品や、当時の作家の連載作品などが掲載された雑誌・新聞・単行本などを集めた展示で漫画ファンにとってはたまらない内容となっています。。

中でも、貴重な酒井七馬原作・手塚治虫作画の「新宝島」(1947年)や横井福次郎作・画の「冒険ターザン」(1948年)、旭太郎原作・大城のぼる画「火星探検」(1930年)などの展示もあり、普段見ることができない漫画の歴史に触れる機会となります。

小野耕世プロフィール
映画評論で活躍すると同時に、漫画研究もオーソリティ。
特に海外コミック研究では、ヒーロー物の「アメコミ」から、ロバート・クラムのようなアンダーグラウンド・コミックス、アート・スピーゲルマンのようなグラフィック・ノベル、ヨーロッパのアート系コミックス、他にアジア諸国のマンガまで、幅広くカバー。また、アニメーションについても研究。
長年の海外コミックの日本への翻訳出版、紹介と評論活動が認められ、第10回手塚治虫文化賞特別賞を受賞。
一方で、日本SFの創世期からSF小説の創作活動も行っており、1961年の第1回空想科学小説コンテスト奨励賞。SF同人誌「宇宙塵」にも参加。SF小説集である『銀河連邦のクリスマス』も刊行している。日本SF作家クラブ会員だったが、2013年、他のベテランSF作家らとともに名誉会員に。

展覧会名: 「小野耕世、マンガづけの少年時代」展
開催期間:2017年4月25日(火) ~ 6月24日(土) 
開催時間:13時~17時(金曜日のみ19時まで)
開催場所:若山美術館5階企画展示室
休 館 日:日・月・祝祭日(5月6日の土曜日は休館になります)
主 催:若山美術館  

関連企画としてミニシンポジウムを開催されます。

開催日時
5月20日(土) 15:00~17:00
「松下井知夫と『週刊少国民』」
対談 小野耕世(マンガ・映画評論家)・桑原涼(雑誌研究家)

6月10日(土) 15:00~17:00
「横井福次郎と『子供マンガ新聞』」
対談 小野耕世(マンガ・映画評論家)・桑原涼(雑誌研究家)
定員30名(要予約)当日の入館券が必要です。

※詳細は美術館にお問い合せください。

詳細は下記より

This article is a sponsored article by
''.