出揃ったカンヌ国際映画祭のラインナップー
今年も、多くのフランス監督が参加していますが、日本でもおなじみの三監督の海外予告が公開されています。
アルノー・デプレシャン、フィリップ・ガレル、フランソワ・オゾンそれぞれの新作の予告と、簡単に作品を紹介します。
アルノー・デプレシャン監督 『Les fantômes d'Ismaël』
カンヌのコンペティション部門のオープニング作品で上映される今作は、デプレシャンの分身とも言える、映画監督を主人公にしてます。20年前に死んで別れたはずの恋人が蘇ってくることから起きる騒動が描かれます。
また、デプレシャン作品に初めてマリオン・コティヤールが登場することも話題になっています。
その他出演は、マチュー・アルマリック、シャルロット・ゲンズブール、ルイ・ガレルなど
フィリップ・ガレル監督『 L' AMANT D'UN JOUR』
カンヌでは、監督週間で上映される、フィリップ・ガレル監督の新作。
恋人と別れたことから、仲違いしていた父の許に帰ると、父は自分と同じ年の女性と暮らしていることがわかり、そこから--
ジャン=クロード・カリエールが脚本に参加、レナート・ベルタが撮影、音楽は前作に続きジャン=ルイ・オーベールが音楽を手がける。
フランソワ・オゾン監督 『L'Amant double』
前作”Franz”ではモノクロをふんだんに使い、恋愛ドラマを手がけたフランソワ・オゾン監督。
カンヌではコンペティション部門の上映で、今回は、写真や予告からしても刺激的な官能的でスリラー作品を仕上げてきました。
精神科医との愛から起こる物語らしいですが、大きく賛否を呼びそうな感じです。