第74回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)受賞、第89回アカデミー賞では8部門にノミネートされ、見事、作品賞・脚色賞・助演男優賞の3部門受賞し、オスカーの栄光を手にした『ムーンライト』が3月31日(金)より全国公開いたします。

この度、バリー・ジェンキンス監督が受賞用にあらかじめ用意していた幻のスピーチ原稿が到着いたしました。

本年度アカデミー賞で作品賞、脚色賞、助演男優賞の3冠に輝いた『ムーンライト』!

作品賞発表時の前代未聞のハプニングで、混乱と興奮の中、簡単に受賞スピーチを終えたバリー・ジェンキンス監督だが、実は事前に受賞スピーチを用意していましたことを「The Hollywood Report」が報じました。

『ムーンライト』の主人公のシャロンのような生い立ちであるジェンキンス監督。
彼は父親がおらず、薬物中毒の母親のもと貧困家庭で育ち、自ら自分自身にリミットを設け、夢なんてかなうはずないと否定してきました。
そんな彼がアカデミー賞を受賞し、自分のような多くの人々の象徴となりたいという、夢と希望を与えるスピーチ内容となっています。

幻のアカデミー賞 受賞スピーチ

この映画の元になった戯曲を書いたタレル・アルバン・マクレイニーと僕は“シャロン”である。
僕たちはあの少年なんだ。

『ムーンライト』を観たら、あのような環境で育ってきた少年が、大人になってアカデミー賞に輝く作品を作るとは誰も思わないだろう。

それは僕も繰り返し言ってきた。

実はそうやって自らの夢を抑え込んで、否定したきたんだ。
君たちや周りに否定されたわけではなく、僕自身がね。

だから僕たちに自分を投影している人は、これを機に自分自身を愛してほしい。

なぜなら、そうすることによって夢を見るだけでなく、許されないと思っていた夢を実現できるかもしれないからだ。アカデミーに感謝する。愛をこめて。ありがとう。

ーバリー・ジェンキンス

画像: © 2016 A24 Distribution, LLC

© 2016 A24 Distribution, LLC 

自分の居場所を探し求める主人公の姿を、色彩豊かで圧倒的な映像美と情緒的な音楽と共に3つの時代で綴ったこの物語に、世界中が瞬く間に虜になった。
北米で大ヒットを記録し、第74回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)受賞、第89回アカデミー賞では8部門にノミネートされ、作品賞・脚色賞・助演男優賞を受賞し、見事オスカーの栄光に輝いた。

世界中から熱狂的な賛辞を贈られている。なぜ『ムーンライト』が世界中を魅了しているのか―。
それは、人種、年齢、セクシュアリティを越えた普遍的な感情が描かれているからだ。
どうにもならない日常、胸を締め付ける痛み、初恋のような切なさ、いつまでも心に残る後悔・・・思いもよらない再会により、秘めた想いを抱え生きてきたシャロンの暗闇に光がさしたとき、私たちの心は大きく揺さぶられ、深い感動と余韻に包まれる。

画像: 日本だけのオリジナル予告『ムーンライト』 youtu.be

日本だけのオリジナル予告『ムーンライト』

youtu.be

【STORY】 
名前はシャロン、あだ名はリトル。
内気な性格で、学校ではいじめっ子たちから標的にされる日々のなか、同級生のケヴィンだけが唯一の友達だった。
高校生になってもそんな日々は続いていたある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初めてお互いの心に触れる…しかし、ある裏切りに遭い2人は別々の道へと進む。
そして、大人になり再会した2人。静かに語り合うなか、どんなに時が流れても忘れられずにいた想いが募る・・・。

監督・脚本:バリー・ジェンキンス 
エグゼクティブプロデューサー:ブラッド・ピット
キャスト:
トレバンテ・ローズ、アッシュトン・サンダース、アレックス・ヒバート、マハーシャラ・アリ、ナオミ・ハリス、アンドレ・ホーランド 
© 2016 A24 Distribution, LLC 
提供:ファントム・フィルム/カルチュア・パブリッシャーズ/朝日新聞社 
配給:ファントム・フィルム【2016/アメリカ/111分/シネマスコープ/5.1ch/R15+】
原題:MOONLIGHT

3月31日(金)より、TOHOシネマズシャンテ他にて全国公開

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