現在公開中のパク・チャヌク監督最新作『お嬢さん』。
本作は「このミステリーがすごい!」で第1位を獲得したサラ・ウォーターズの「荊の城」が原作となり、複数の登場人物の視点で描かれる騙し合いと、過激なエロスが、息を飲むような美しい映像で綴られた作品。

韓国では成人映画(R19指定)のオープニング記録を更新した。アメリカ、フランス、韓国ですでに500万人の動員を記録、外国映画として全米で映画賞を次々と受賞しています。
公開を迎えた今、賛否両論、禁断の「朗読会」シーンを公開されました。
※ただし、人混みで音を出して再生するのは注意しましょう。

画像1: ⓒ 2016 CJ E&M CORPORATION, MOHO FILM, YONG FILM ALL RIGHTS RESERVED

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解禁シーンは、絢爛豪華な屋敷に住み、莫大な財産権を持ちながらも、春画や官能本コレクターである叔父に支配されている令嬢・秀子が朗読会で官能小説を朗読するシーン。

叔父は富裕層を招き、屋敷の中で官能朗読会を行っていたのだ。韓国人に育てられた秀子が朗読する小説は、「言ってはいけない」「聞いてはいけない」、放送禁止用語連発の官能小説。
そして彼女の日本語は絶妙なたどたどしさをまとい、またその稚拙さがより一層官能的に屋敷内に響くのだった。
 
日本語と韓国語が飛び交う本作では、キム・テリ、キム・ミニ、ハ・ジョンウらがハードな日本語指導を受け、日本語を話している。

パク監督は来日の際、「日本語については皆さん、大きな心で迎えてください(笑)」と弁明(?)しているものの、映画を見た観客からは、「微妙な日本語だからこそ、よけいに官能的に感じる」や、「ところどころ日本語に日本語の字幕がほしい」、「日本語は変だが、そんなことが気にならないほど面白い」という、さまざまな意見が飛び交っている。

画像: 音出しキケン!!『お嬢さん』変態朗読本編映像 youtu.be

音出しキケン!!『お嬢さん』変態朗読本編映像

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■物語
1939年、日本統治下の朝鮮半島。スラム街で詐欺グループに育てられた孤児の少女・スッキ(キム・テリ)は、 “伯爵”と呼ばれている詐欺師(ハ・ジョンウ)にスカウトされ、莫大な財産の相続権を持つ美しい令嬢・秀子(キム・ミニ)のメイドとして働くことに。
秀子は世間とは隔絶した辺ぴな土地に建つ屋敷で、日本文化を崇拝する支配的な叔父(チョ・ジヌン)とひっそりと暮らしていた。実は“伯爵”はスッキの力を借りて秀子を誘惑し、結婚した後、彼女を精神病院に入れて財産を奪うという計画を企てていたのだ。計画は順調に進むが、献身的なスッキに秀子が次第に心を開いていくのだが…。
令嬢、侍女、詐欺師、富豪。欲望の館で誰が誰を騙し、愛されたのか―。その結末をスクリーンで刮目せよ。

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監督:パク・チャヌク (カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ受賞『オールド・ボーイ』)
キャスト:キム・テリ、キム・ミニ、ハ・ジョンウ、チョ・ジヌン
配給:ファントム・フィルム(2016年/韓国/145分/シネマスコープ/5.1ch/R-18) 
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