永井豪「人間味あふれる作品」&水木一郎「最後の歌も泣ける」、
イタリア映画『皆こう呼んだ、鋼鉄ジーグ』の日本公開を祝福!&大絶賛!!
上映後にはサイン会までも。日本人に愛される作品が最速上映!
5月20日(土)よりイタリア映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』(配給:ザジフィル ムズ)を、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開いたします。
公開に先立ち、3月6日(月)、ヒュ ーマントラストシネマ有楽町にてスペシャル対談付き最速上映会が実施されました。
本作の監督であるガブリエーレ・マイネ ッティと、本作の重要なモチーフとなっているアニメ「鋼鉄ジーグ」の原作者であるマンガ家・永井豪さん、そしてアニメの日本版のテーマソングを歌っている水木一郎さんを迎え、永井さんと水木さんの映画の感想や監督の製作秘話等を語って頂きました。
3月6日(月)、都内で『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』のスペシャル対談付最速上映会が開催され、ガブリエーレ・ マイネッティ監督とマンガ家・永井豪が登壇し、更にはサプライズゲストとして歌手・水木一郎が壇上にあがった。
本作は永井豪原作アニメ「鋼鉄ジーグ」をモチーフにして作られたイタリア発のダークヒーロー・エンターテインメ ント。
2016 年のイタリア・アカデミー賞と呼ばれているダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で、長編デビュー作ながら最多 16 部門にノミネートされ、結果的に新人監督賞を含む最多 7 冠受賞という快挙を果たした快作である。
マイネッティ監督は、日本アニメをモチーフにした本作が日本で公開されることに関して、「日本のアニメはほとんど自分たちのものという感覚でいる。私の年代が“スーパーヒーロー”と言って最初に頭に浮かぶのはいわゆる『スーパーマン』とかではなくて、『鋼鉄ジーグ』『マジンガーZ』をはじめとした日本のロボット・ヒーローでした。」と語った。
また MC が「お腹にグレンダイザーの刺青をしているイタリア人を見た」と監督に話しかけると、イタリアではそれは「普通のこと」と笑顔で語り、イタリアで日本のアニメカルチャーがどれだけ親しまれているかを示し、ごく自然な流れでモチーフに鋼鉄ジーグを用いたことを語った。
また本作を観た永井は、「アメリカのヒーローものと違って、莫大な制作費を使ってないんですけども、それにも増して人間味が溢れるような作品で、観終わって最後に嬉しくなるような」作品だと手放しで褒め称えた。
またイタ リアで自分の作品がモチーフにされた作品が作られた気持ちを聞かれると「嬉しいのと、『鋼鉄ジーグ』を作ったのは約 40 年近く前だと思うんですけど、それからイタリアの人たちに浸透していったんだと思うと、すごく感無量です。」と感慨深げに語った。
そしてトークショー中盤には、「鋼鉄ジーグのうた」でおなじみ水木一郎が、まさに「鋼鉄ジーグのうた」にのり、手には日本公開と二人の再会を記念した、緑と黄色の鋼鉄ジーグカラーの花束をもって劇場に登場。会場はさらに 熱気に包まれた。
劇中の音楽を絶賛し、特に映画エンドロールで流れるのバラード版「鋼鉄ジーグのうた」について は、「本当に泣けた、私もいつか歌いたい」と、最後の最後まで見逃せないことを観客に語りかけた。また昔、自分がイタリアーノとあだ名がついていたほどイタリアには親和性を感じていると語り、会場を盛り上げた。
上映後には監督によるティーチインも行われ観客からの質問が途切れることなく、終了後には即席のサイン会が行われるほど。監督の映画への思いが見事に日本の人々に伝わった一夜であった。
監督・音楽・製作:ガブリエーレ・マイネッティ
脚本:二コラ・グアッリャノーネ
撮影:ミケーレ・ダッタナジオ
編集:アンドレア・マグオーロ
美術:マッシミリアーノ・ストュリアーレ
衣装:メリ・モンタルト
録音:ヴァレンティーノ・ジャンニー
音楽:ミケーレ・ブラガ
出演:クラウディオ・サンタマリア、ルカ・マリネッリ、イレニア・パストレッリ、ステファノ・アンブロジ、マウリツィオ・テゼイ、フランチェスコ・フォルミケ ッティ、ダニエーレ・トロンベッティ、アントニア・トルッポ、サルヴォ・エスポジト。ジャンルカ・ディ・ジェンナー
原題:Lo chiamavano Jeeg Robot /2015/イタリア/カラー/119 分/日本語字幕:岡本太郎
提供:ザジフィルムズ/朝日新聞社
配給:ザジフィルムズ
特別協力:イタリア文化会館 PG-12
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