第74回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)受賞、第89回アカデミー賞では、見事作品賞含む3部門受賞となった『ムーンライト』。

この作品は、毎年のように賞を受賞するブラッド・ピットの設立したプランBエンターテインメントによって製作されました。

無名だったこの作品が、どのように生まれたのかー
プランBエンターテイメイトとはどのような会社なのか、ここでもう一度ご紹介します。

3月31日から緊急公開が決まった「ムーンライト』ポスター

画像1: © 2016 A24 Distribution, LLC

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全世界の興行のラストを飾る日本の公開日が急遽前倒しになり3月31日に決定し、日本の映画ファンの期待も高まっている『ムーンライト』。
本作は、当時まだ誰もその存在を認識していなかった無名の監督による作品が、 2016年のテルライド映画祭での上映を皮切りに、圧倒的な支持を得て北米で大ヒットを記録。
タイム誌、NYタイムズ誌など全米メディアから、「2016年ベスト1ムービー」に選出され、その後も
「この映画を観終わって映画館を出る時に、人生が変わっている」‐ローリングストーン誌
「この映画こそが、我々が映画を観る理由なのだ」-タイムアウト
「革新的な映画」NYタイムズ
「これ以上望むことはないくらい完璧」―タイム誌
「アメリカの歴史においてターニングポイントになる」―ビジネス・インサイダー
 などの各誌レビューが絶賛!熱狂的な賛辞が贈られました。

画像2: © 2016 A24 Distribution, LLC

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画像3: © 2016 A24 Distribution, LLC

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そんな本作のエグゼクティブ・プロデューサーを勤めたのは、先日主演映画『マリアンヌ』も公開、人気・実力共に超一流のハリウッド俳優、ブラット・ピット。
本作は彼が設立した“プランBエンターテインメント”が製作しています。
『それでも夜は明ける』など、毎年アカデミー賞の作品賞や監督賞、脚色賞など世界に評価される作品を次々に世に生み出すプランBエンターテインメント。
いまでは、プランBが製作に加わるということだけで、賞候補やヒット作への期待が沸くような存在感となってきています。

★そもそもなぜ人気俳優がプロデューサー業を?

現在ハリウッドでは、ブラット・ピットだけではなく、トム・クルーズ、ウィル・スミス、レオナルド・ディカプリオ、ドリュー・バリモア、ナタリー・ポートマン、アシュトン・カッチャー、メル・ギブソンといった人気・実力を兼ね備えた俳優たちが続々とプロデューサー業を行っています。
ネームバリューがある彼らは、スポンサーから費用を協力してもらえる可能性が高くなり、結果、よりよい映画となって作品はヒットし、好循環が生まれていきます。

★プランBエンターテインメントとは?

ブラット・ピットが前妻ジェニファー・アニストン、ブラッド・グレイと共に2002年に設立。
以降、ジャンルを問わず数多くの受賞作品や評価の高い作品を生み出し、2006年にはパラマウント映画、20世紀フォックス、ワーナー・ブラサースとリース契約を交わしました。
現在は映画のみならず、Netflix、Hulu、HBOなど販路は広がっています。

プランBエンターテインメントの製作作品

『チャーリーとチョコレート工場』(05/ティム・バートン監督)
『ディパーテッド』(06/マーティン・スコセッシ監督)アカデミー賞作品賞・監督賞他、計4部門受賞

https://www.amazon.co.jp/ディパーテッド-DVD-レオナルド・ディカプリオ/dp/B003EVW582

『ジェシー・ジェームズの暗殺』(07/アンドリュー・ドミニク監督)
『ツリー・オブ・ライフ』(11/テレンス・マリック監督) カンヌ国際映画祭・パルムドール賞受賞

http://movies.yahoo.co.jp/movie/ツリー・オブ・ライフ/338680/

『ワールド・ウォー Z』(13/マーク・フォースター監督)
『それでも夜は明ける』(13/スティーヴ・マックィーン監督) アカデミー賞作品賞他、計3部門受賞

http://dvd.gaga.ne.jp/yo-akeru/

『グローリー/明日への行進』(14/エヴァ・デュヴァネイ監督)
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(15/アダム・マッケイ監督) アカデミー賞脚色賞受賞
TVシリーズ「ノーマル・ハート」(14/ライアン・マーフィー) エミー賞受賞
など

これから、日本公開、海外公開作品

『ボヤージュ・オブ・タイム』 テレンス・マリック監督 3月10日公開

2016 © Voyage of Time UG (haftungsbeschränkt). All Rights Reserved.

『The Lost City of Z』ジェームズ・グレイ監督
『OKJA』ポン・ジュノ監督
など

◎制作陣にはアンドリュー・ドミニク、テレンス・マリック、スティーヴ・マックィーン、ジェームズ・グレイ、デヴィッド・ミショッド、ライアン・クーグラー、ポン・ジュノ、ブリット・マーリング、ザル・バトマングリッジら個性あふれるストーリーテラーが名を連ねています。

『ムーンライト』ができたわけー
バリー・ジェンキンス監督を
「1つの言葉で全世界がぶつかり合うことが分かっているんです」と惚れ込むー

プランBエンターテインメントとの共同社長であるプロデューサーのジェレミー・クライナーとデデ・ガードナーは、バリー・ジェンキンス監督の前作『Medicine for Melancholy』(08)を観て以来、バリー・ジェンキンス監督のファンで、その豊かで複雑な感情表現と美しい映像表現を絶賛していました。経営陣は、『Medicine for Melancholy』(08)が公開されてすぐにジェンキンスと連絡を取り始めましたが、両者の協力関係ができたのは、13年のテルライド映画祭の時でした。

プランBエンターテインメントが同映画祭で『それでも夜は明ける』(13)をプレミア上映した際、偶然、ジェンキンスが、この作品の監督であるスティーヴ・マックィーンと一緒に上映後のQAに登壇。二人のプロデューサーとジェンキンスはこの映画祭で一緒に時間を過ごした後、共に仕事をするという話が再び持ち上がり、その後、ジェンキンスが、プランBエンターテインメントに本作の脚本を持ち込んだのでした。

「脚本がとんでもなく素晴らしく、前作同様に構成は特筆すべきエレガントさとシンプルさがあった」とクライナーは語りました。「ジェンキンスは素晴らしい創作能力の持ち主で、人間同士の親密な関係の距離感を捉える力が優れているんです。特に2人のキャラクターの間のね。彼は誰も思いつかない方法で人の心の中に入り込み、突然、その深い部分をえぐり出すんです」ガードナーが付け加える。「ジェンキンスは1つの言葉で全世界がぶつかり合うことが分かっているんです。熟練した脚本家兼監督でないと、それをスクリーンに描くことはできません」プランBエンターテインメントは脚本を読むとすぐに契約し、2015年の初め、A24が映画製作に参加し支援することとなりました。

バリー・ジェンキンス監督のコメント

「彼らはすごくおもしろいことをやっているんだよ。ブラッド・ピットは、最大のスターだ。好き勝手なことをできる彼は、あえて、こういう興味深いストーリーを語るための会社を作った。それがどんなストーリーであれ、誰が語ろうとしているのであれ、興味深いのであれば、実現できる方法があるはず、というのが彼らの姿勢で、この映画を信じてくれたんだ。」と語っています。

画像: アカデミー賞作品賞『ムーンライト』日本語入り海外予告 youtu.be

アカデミー賞作品賞『ムーンライト』日本語入り海外予告

youtu.be

【イントロダクション】
自分の居場所を探し求める主人公の姿を、色彩豊かで革新的な映像美と情緒的な音楽と共に3つの時代で綴ったこの愛の物語に、世界中が瞬く間に虜になった。
なぜ『ムーンライト』が世界中を魅了しているのか―。それは、人種、年齢、セクシュアリティを越えた普遍的な感情が描かれているから。
どうにもならない日常、胸を締め付ける痛み、初恋のような切なさ、いつまでも心に残る後悔・・・思いもよらない再会により、秘めた想いを抱え生きてきたシャロンの暗闇に光がさしたとき、私たちの心は大きく揺さぶられ、深い感動と余韻に包まれ、深い感動と余韻に包まれる。エグゼクティブプロデューサーにブラッド・ピットを迎え、キャストには主人公の母親に『007』シリーズのナオミ・ハリス、少年の父親代わりになる男に人気ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」で人気を博したマハーシャラ・アリ。そしてそれぞれの時代で主人公シャロンを演じた3人の俳優は、同じ内面を感じさせる“目”を持ち、一人の人間の感情の揺れ動きを見事なまでに表現している。

【STORY】 名前はシャロン、あだ名はリトル。内気な性格で、学校ではいじめっ子たちから標的にされる日々。そんなシャロンにとって、同級生のケヴィンだけが唯一の友達だった。高校生になっても何も変わらない日常の中、ある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初めてお互いの心に触れることに・・・

監督・脚本:バリー・ジェンキンス 
エグゼクティブプロデューサー:ブラッド・ピット
キャスト:トレバヴァンテ・ローズ、アンドレ・ホーランド、ジャネール・モネイ、アッシュトン・サンダース、アレックス・ヒバート、マハーシャラ・アリ、ナオミ・ハリス、 
© 2016 A24 Distribution, LLC 
提供:ファントム・フィルム/カルチュア・パブリッシャーズ/朝日新聞社 
配給:ファントム・フィルム【2016/アメリカ/111分/シネマスコープ/5.1ch/R15+】
原題:MOONLIGHT

3月31日(金)、TOHOシネマズシャンテ他にて全国公開

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