『チェイサー』『哀しき獣』のナ・ホンジン監督最新作で、2016年カンヌ国際映画祭で上映されるや観る人を震撼させ、今年韓国で観客動員数700万人に迫る大ヒットを記録した究極のサスペンス・スリラー『哭声/コクソン』 が、3月11日よりシネマート新宿ほかにて公開となります。

画像: ©2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION

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韓国で最も権威ある映画賞のひとつである第37回青龍映画賞では監督賞をはじめ、日本から参加し平和な田舎の村に大きな変化をもたらす“よそ者”を演じた國村隼が同映画賞の歴史の中で韓国以外の外国人俳優として初受賞となる男優助演賞と人気スター賞を受賞するなど、本年度最多となる合計5部門を受賞。
また、韓国のアカデミー賞といわれる第53回大鐘賞でも本年度最多タイとなる5部門で受賞。その評価は各国映画祭や韓国だけに留まらず、米No.1映画レビューサイト【RottenTomatoes】では批評家満足度で驚異の99%(1月30日時点)をマークしている。

圧倒的な映像と世界観で世界を驚嘆させてきた本作の半年間にも及ぶ撮影に迫った特別映像が解禁にー

主人公の警察官ジョングを演じるクァク・ドウォンは、『哀しき獣』で監督に強いインパクトを与え本作で初めて主演を果たした。
監督はその演技のレベルの高さについて、「まるで射撃精度の高い銃ですね。絶対に命中します」と称賛。ドウォン本人は、監督から主人公ジョング役のオファーを受けた時にその過酷すぎる演出を知るがゆえ出演を迷ったというが、全身全霊で撮影に打ち込む姿をこの映像からも確認することができる。
主演作の日本公開が相次ぐ韓国の大スター ファン・ジョンミンは、圧倒的なカリスマ性といかがわしさを放つ祈祷師イルグァンを演じているが、「こんなシナリオは久しぶりです。10年経ってもこんな映画は出てこないでしょう」と断言。映画の大きなハイライトである7分以上にも及ぶ圧巻の除霊シーンの撮影風景も捉え、「我を忘れて跳ね回りましたが、自分でも驚いた瞬間がありました」と振り返る。
平和な村を混乱に陥れるよそ者を演じた國村隼について、監督は「彼はカメラの中での自分の役割を正確に把握しています」と称賛。村での事件解決のカギを握る目撃者ムミョンを演じたチョン・ウヒは、「出演しない理由はありませんでした」と語り、女性にはタフな山中での激しい場面も披露。監督も彼女に「最もパワフルな女優でしょう」とその根性を讃える。

物語の舞台はひとつの村でありながら、韓国家屋や廃屋、絶壁、滝、木の生え方から路地に至るまでロケ地のリアリティにこだわる監督の強い希望により実際の撮影場所は韓国全土に渡り、全編の8割が各地を行き来するロケで撮影された。さらに、事件の起こる時間や空間そのものが物語をより一層際立たせることから、撮影シーンごとにぴったりの空になるまで雲や雨を待ち、特に重要なシーンでは理想の気候条件を求めて何日も待機するなど、徹底した完璧主義を追求。そのためひとつのシーンを取るのに数日もかかったという撮影期間6ヶ月間の苦労を、監督や初めてタッグを組んだ『母なる証明』や『スノーピアサー』なども担当した撮影監督のホン・ギョンピョが明かしていく。
究極のサスペンス・スリラーである本作の魅力が凝縮した、映画公開前の予習に見るにはピッタリの映像になっている。

画像: ナ・ホンジン新作の製作の秘密『哭声/コクソン』特別映像! youtu.be

ナ・ホンジン新作の製作の秘密『哭声/コクソン』特別映像!

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<STORY>
平和な田舎の村に、得体の知れないよそ者がやってくる。彼がいつ、そしてなぜこの村に来たのかを誰も知らない。この男についての謎めいた噂が広がるにつれて、村人が自身の家族を残虐に殺す事件が多発していく。そして必ず殺人を犯した村人は、濁った眼に湿疹で爛れた肌をして、言葉を発することもできない状態で現場にいるのだ。事件を担当する村の警官ジョングは、ある日自分の娘に、殺人犯たちと同じ湿疹があることに気付く。ジョングが娘を救うためによそ者を追い詰めていくが、そのことで村は混乱の渦となっていき、誰も想像てきない結末へと走り出す―

監督:ナ・ホンジン
出演:クァク・ドウォン、ファン・ジョンミン、國村隼、チョン・ウヒ
2016年/韓国/シネマスコープ/DCP5.1ch/156分 
©2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION
配給:クロックワークス

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