この度、大阪を映像文化の創造・発信拠点とする事を目指して、全国から飛躍すべき映画制作者たちの劇映画企画を募集し支援する団体、シネアスト・オーガニゼーション(CO2)にて製作された助成映画3作品が東京にて上映されることが決定いたしました。
シネアスト・オーガニゼーション(CO2)では、過去には石井裕也、横浜聡子、三宅唱を輩出するなど、今映画界に最も多彩な面々を世に送り出しています。

今回上映される3作品は、選考委員のいまおかしんじ(映画監督)、元木隆史(映画監督)、山崎紀子(シネ・ヌーヴォ支配人)、吉田浩太(映画監督)、ローランド・ドメーニグ(日本映画研究家)による企画選考、面接を経て制作されました。

2月25日(土)〜3月3日(金)までの1週間、渋谷のユーロスペースにて、助成3作品(『食べられる男』(近藤啓介監督)、『見栄を張る』(藤村明世監督)、『私は兵器』(三間旭浩監督))を毎日1本ずつ交互に上映いたします。

2/25(土)~3/3(金) 連日 21:00~レイトショー
前売り鑑賞券 1,200 円(劇場窓口)
当日一般1,500円 大学生・専門学校生1,300円 会員・シニア1,200円 高校生800円

推薦コメント         いまおかしんじ(映画監督)

「CO2 合同上映展について」
こいつらの意地を見に来てください! ヘタクソだけど、今しか撮れないという意地が画面のそこかしこに滲んでいる。若くて、 アホで、不遜なこいつらの意地が、誰かの心を打って欲しいと願う。
「食べられる男」近藤啓介監督、はプロットがいけてる。宇宙人に食べられることが決まった男の一週間の話。さて、プロットに勝てるかな?これが見どころ。 「見栄を張る」藤村明世監督、は主人公の女の子がキュートです。ダメダメの彼女が、どういう風に立ち直るか?生き生きし始める彼女の表情が見どころ。 「私は兵器」三間旭浩監督、は暴力の話。殴られたら痛い。その痛みが見る人に突き刺さるかどうか?それが見どころ。

『食べられる男』 ※英題:THE MAN WHO WAS EATEN

画像: ©YAMATON PRODUCTION

©YAMATON PRODUCTION

2016|83 分|100 分|カラー|Dolby Digital|HD
監督 近藤啓介
脚本 小村昌士 ワインちゃん
脚本協力 上田誠
助監督 青木伸和
撮影 千田瞭太|照明 夏梅北斗|録音 木村健太郎|美術 松本真太郎|音楽 スミ ダケンスケ
制作 西島雅偉|プロデューサー 吉田和睦
製作 YAMATON PRODUCTION ヨーロッパ企画/オポス
出演 本多力 時光陸 吉本想一朗 ひと:みちゃん 中野陽日 石川ともみ 川口新五 杉山まひろ 申芳夫
©YAMATON PRODUCTION

画像: 映画『食べられる男』予告 youtu.be

映画『食べられる男』予告

youtu.be

ストーリー

「僕なんて、美味しいのかな?」悲しみに溢れるコメディ映画

地球平和のため 1 週間後に宇宙人に食べられることを告げられた村田良夫は、万歳三唱の 中退職金を受け取る。娘に会いに行くとお金の話ばかりする元嫁。突然できた友達・木下。 村田の疑問はただ一つ「僕なんて美味しいのかな」。宇宙人に食べられる男の1週間。宇宙 人が支配している地球では、宇宙課から手紙が届くと1週間後に宇宙人に食べられないと いけない。工場に25年務めた友達、両親、家族のいない悲しい男が、宇宙人に美味しく 食べられるためにクリームを塗り、ヘッドギアをつけ、下ごしらえを行う。宇宙人に食べ られるという、さらに悲しい事実を知った、悲しい男が過ごす1週間とは...。

監督 近藤啓介 KEISUKE KONDOH
1993 年大阪府生まれ。2011 年、映画監督を志し大阪芸術大学芸術学部映像学科入学。 共同監督した『小村は何故、真顔で涙を流したのか?』が第 17 回京都国際学生映画祭長編 部門にてグランプリを受賞。翌年、大阪芸術大学芸術学部映像学科卒業制作『APOLO』を 監督。今作が 3 本目の長編映画となる。

『見栄を張る』 英題:Eriko,Pretended

©AKIYO FUJIMURA

2016|93 分|カラー|HD
SKIP シティ国際 D シネマ映画祭 2016 長編コンペティション部門 SKIP アワード受賞
監督・脚本 藤村明世
プロデューサー 今井太郎
助監督 永井和男・磯部鉄平
編集磯部鉄平|撮影 長田勇市|録音 杉本崇志|美術 塩川節子|衣装・ヘアメイク 霜野由佳
|小道具 加賀谷静|制作 山口理沙・水取拓也
出演 久保陽香 岡田篤哉 似鳥美貴 辰寿広美 真弓 齋藤雅弘 時光陸 小栁圭子 (特別出演)

画像: 映画『見栄を張る』(Eriko, Pretended) 予告編 Trailer youtu.be

映画『見栄を張る』(Eriko, Pretended) 予告編 Trailer

youtu.be

ストーリー

人間誰しも、どこかで見栄を張って生きている。それは、死ぬときも。

CM に出演するなど、活躍はしていたものの、最近はパッとしない女優・吉岡絵梨子(28)。 惰性でオーディションに通い続けるほぼフリーターのような生活を送っていた。そんな彼 女の元に、疎遠だった姉の訃報が飛び込んでくる。葬儀のために地元和歌山へと戻った絵 梨子を待ちうけていたのは、“東京で浮ついて故郷に顔を出さない絵梨子”に対して冷たい 親戚と、姉が女手一つで育てていた甥っ子の和馬だった。姉の代わりに和馬の引き取り手 になろうとする絵梨子だったが、料理といえば、カップ焼きそばしか作れない。その様子 を見た親戚に「綺麗な女優さんに子供の世話は無理なんじゃないか」と責められてしまう。 そこで絵梨子は生活のために姉が働いていたという葬儀で参列者の涙を誘う、“泣き屋”の 仕事をはじめる。しかし、「葬儀の時まで見栄を張る」この仕事の大義が理解できずにいた 絵梨子だった...。

監督 藤村明世 AKIYO FUJIMURA
1990 年東京都生まれ、東京都在住。明治学院大学文学部芸術学科にて映画学を専攻。 大学時代に通っていた、映画学校 NCW で撮った『彼は月へ行った』が、第 36 回ぴあフィ ルムフェスティバルや仙台短篇映画祭 2014、第 6 回下北沢映画祭などで入選し、評価され る。大学卒業後、東宝系の商業映画の制作部や助監督を経て、再び映画監督の道を志す。 本作『見栄を張る』は 4 本目の監督作品であり、初の長編映画となる。


『私は兵器』 ※英題:I AM A WEAPON

2016|88 分|カラー|2.35:1(シネスコ)|5.1ch|DCP
監督/脚本 三間旭浩
撮影・照明 西佐織
助監督 登り山智志
録音 中村崇志|整音 鈴木昭彦|美術 宇山隆之|編集 孝学直|制作 山根美加 五味聖子
ヘアメイク 中村晴菜|音楽 重盛康平
製作 ディレクターズ・ユニブ
出演 辻伊吹 玉井英棋 平原夕馨 山本剛史 橘賢将 西山真来 佐藤考太郎 菅田俊
©三間旭浩/ディレクターズ・ユニブ ストーリー

画像: ©三間旭浩/ディレクターズ・ユニブ

©三間旭浩/ディレクターズ・ユニブ

画像: 「私は兵器/I AM A WEAPON」 予告編 Trailer youtu.be

「私は兵器/I AM A WEAPON」 予告編 Trailer

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ストーリー

すべての善悪を飲み込む、無情な「痛み」の世界。

少年時代、父が母の浮気相手を撲殺する現場を目撃してしまった丸瀬望都は、自分にもい つか暴力衝動が芽生えるのではと怖れていた。人との関わりを避けピアノ調律師となった 望都は、自分と共通するものを感じる少年・藤井釈と出会い、ピアノを教えるようになる。

釈の母・伊津佳の別れた夫・清一郎は、ジャーナリストとして各地で起こる不可解な無差 別暴力事件を調べていた。同じ頃、望都は謎の復讐代行組織「代弁者たち」に取り込まれ ていく。しかし、清一郎が組織の存在を暴き始めて......。

監督 三間旭浩 MIMA AKIHIRO
1985 年京都府生まれ。東京在住。京都造形芸術大学映像舞台芸術学科在学中に制作した『消 え失せる骨』(08)がイメージフォーラム・フェスティバル 2009 にて優秀賞を受賞。その後、 東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域に進学。修了制作として初長編『ユート ピアサウンズ』(12)を監督。大阪アジアン映画祭、ニッポンコネクションなどの映画祭で招 待上映される。『私は兵器』は 2 作目の長編映画となる。

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