2017年のサンダンス映画祭のラインナップが、発表された。
ご存知の通り、最も世界が注目するインディペント映画の最高峰の映画祭だ。

今回のワールドコンペティションでは、ドラマ部門、ドキュメンタリー部門それぞれ12本づつが選ばれている中で唯一日本関連の作品となったのが、この作品『Tokyo Idols』だ。

この作品の監督は1976年生まれの三宅響子さん。
千葉出身で東大卒業後、オックスフォード大学で歴史学を学ぶために渡英、その後読売新聞ロンドン支局勤務を経て、映画制作に専念するという異色の経歴。

現在ロンドン在住で、今までにも2005年4月に起きたJR福知山線脱線事故を扱った日米欧5か国共同制作「止まらない列車」、2013年には同じく国際共同制作で「波の向こうー浪江町の邦子おばさん」を発表。
また、海外映画祭のキャリアも豊富で、2011年には、短編ドキュメンタリー「ハックニーの子守唄」で、ベルリン国際映画祭ベルリン・トゥデイ賞を受賞している。
今作も、今まで同様に英国、カナダとの国際共同制作として制作されている。

今回の『Tokyo Idols』は細かい部分はまだ不明だが、過去のインタビュー記事があったのでご紹介しましょう。
イギリスの日本メディア「ジャパン・アップデート」において

一つは日本のアイドルを題材にドキュメンタリーを作ることです。日本のアイドル達の曲調や歌い方って世界的に見てもとても特徴的。ロンドンと東京の騒音の種類って全く違って、日本のアイドル文化はあの空間だからこそ生まれるものではないか?と感じています。日本の一大産業であり、社会現象でもあるアイドルについてBBCと共にドキュメンタリーを制作する予定です。

作品は、女の子バンドと彼女らの音楽とそのファンの観客の関係を描いた映画。
若い女性のセクシュアリティと現代の日本社会における男女間の隔絶を探求する作品という情報が僅かながら、海外メディアなどの報道で書かれている。
今回のサンダンス映画祭がワールド・プレミアとなる。

三宅響子監督

画像: http://www.pbs.org/independentlens/blog/brakeless-filmmaker/

http://www.pbs.org/independentlens/blog/brakeless-filmmaker/

This article is a sponsored article by
''.