第17回 TAMA NEW WAVE 受賞が決定した。今年のグランプリは、松野泉監督『さよならも出来ない』がグランプリとベスト女優賞に同作出演の土手理恵子が決定した。
特別賞は、初監督作品となる佐々木竜彦『夜明けの行灯』がそして、インディペンデント映画界で最も引っ張りだこな木村知貴がベスト男優賞に輝きました。

☆グランプリ
『さよならも出来ない』 監督: 松野泉

画像: 『さよならも出来ない』予告編 youtu.be

『さよならも出来ない』予告編

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作品紹介
香里と環は別れてから3年も同棲生活を続けている。友人や周りの人間からは関係をはっきりさせた方が良いと言われるが、家の中に境界線を引き、ルールを設け、恋人、友人でもない生活は続いている。そんなある日、環は会社の同僚の浩に食事に誘われ、香里も同僚の紀美から思わせぶりな態度を示される。さらに環の叔母夫婦が二人の状況を探りに来る。二人はなぜ離れられないのか、別れるとはどういうことなのか。決断の時が訪れた。

2016年/HD/1時間16分
監督・脚本=松野泉
撮影=宮本杜朗
音楽=光永惟行
出演=野里佳忍、土手理恵子、日永貴子、長尾寿充、龍見良葉、余部雅子、柳本展明、上西愛理、上野伸弥、今井理惠、宮前咲子、篠原松志、田辺泰信、堀田直蔵、辻凪子

松野 泉(まつの いずみ)監督
1982年生まれ、京都出身。大阪芸大卒。初長編『GHOST OF YESTERDAY』が第30回PFFにて審査員特別賞、企画賞を受賞。長編第2作はCO2企画助成作品『YESTERDAY ONCE MORE』(2007年)。13年よりシネマカレッジ京都の俳優コース講師をつとめた。映画録音(整音)技師としても『Dressing Up』(12年、安川有果監督)、『SAVE THE CLUB NOON』(13年、宮本杜朗監督)、『ハッピーアワー』(15年、濱口竜介監督)などに参加。

☆特別賞
『夜明けの行灯』 監督: 佐々木竜彦

画像: ☆特別賞 『夜明けの行灯』 監督: 佐々木竜彦

作品紹介
港町で新聞配達をしている17歳の少年、リョウスケは、ある時突然、喋ることをやめた。同じく新聞配達員であるコウジは、そんなリョウスケを訝しく思っているが、リョウスケはコウジの問いかけにも答えず、新聞に掲載されるお悔みを黙々と眺めている。かつて町で起こった死体遺棄事件の主犯として収監されていた男が服役を終え帰ってくると、リョウスケは男と行動を共にする。

2016年/HD/1時間12分
監督・脚本=佐々木竜彦
撮影=廣瀬有紀
出演=瞬、吉岡睦雄、加藤賢崇、MERUMO、谷口蘭、若井尚子、ミズモトカナコ、佐々木ユメカ、細川岳、近藤拓真、深海哲哉

佐々木 竜彦(ささき たつひこ)監督
1986年生まれ、広島県出身。多摩美術大学映像演劇学科にて映画制作を学ぶ。今作が初監督。

☆ベスト男優賞
木村知貴(『トータスの旅』)

画像: 映画「トータスの旅」予告編 youtu.be

映画「トータスの旅」予告編

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2016年/HD・8mm/1時間22分
監督・脚本=永山正史
脚本=鈴木由理子
撮影=神野誉晃
音楽=石川江里也
出演=木村知貴、諏訪瑞樹、川瀬陽太、湯舟すぴか、竹中友紀子、柳谷一成、大宮将司、たくしまけい、近藤善樹、小田篤、上山学、竹下かおり、田中一平、岡本裕輝、満利江、山口陽二郎

作品紹介
妻を失った次郎と、その息子の登、ペットの亀。次郎の兄の結婚式に出席するため、一家は突然旅に出ることになる。反抗期の登、無軌道すぎる兄、コントロール不能な亀との旅は目的を逸れて混沌を極める。そして道中、妻の死に関する事実が徐々に明らかになっていく。

☆ベスト女優賞
土手理恵子(『さよならも出来ない』)

画像: https://www.facebook.com/tamaeiga/

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