広島で11月11日から13日まで開催された広島国際映画祭が13日閉幕した。

今年度のコンペティション部門では、中国のイエ・カイ 監督『プレゼント』がヒロシマグランプリと観客賞のW受賞となった。また、「ヒロシマ平和映画賞」は片渕須直 監督『この世界の片隅に』に決定した。

【ヒロシマグランプリ】
イエ・カイ 監督
『プレゼント』[製作国 中国]

【観客賞】と合わせW受賞!

画像: http://hiff.jp/archives/2799/

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<ストーリー>
ガオリンは骨形成不全症の患者で、その体の弱さから“ガラスの人形”と言われていたが、ある大胆な行動が彼を華麗なる冒険に導くことになる。それは同時におかしな出会いをもたらし、最後には予想もしなかったサプライズが待ち構えていた。これはいったい罠なのか、それとも素晴らしいギフトなのか。

<キャスト>
李天烨(リ・ティアンイエ)
諸葛北辰(ズーグ・ベイチェン)
龚梓航(ゴン・ジハン)

<スタッフ>
監督:叶凯(イエ・カイ)
脚本:梁皮(リアン・ピ)
編集:乔乐(チャオ・リー)
プロデューサー :庄毅(ズウアン・イー)

<作品情報>
制作年:2016
上映時間:25分
制作国:中国
言語:中国語
原題:礼物

イエ・カイ 監督

画像: イエ・カイ 監督 hiff.jp

イエ・カイ 監督

hiff.jp

叶凯(イエ・カイ)
2001年に北京電影学院の監督部から卒業。現在中国若手監督中の一人である。喜劇が得意で、主な作品はユーモア系、そして少しアニメ風は特徴である。
近年、監督として上映した映画の興行総収入は億を超えました。上海ローカルの興行収入一番高い若手の映画監督の一人である。
映画以外に、ネットで流すショットフィルムやコマーシャルも関わりがあります。2015年は上海国際映画祭委員会に第18回上海国際映画祭の閉幕式ショットフィルムの監督を委任されてました。上海市政府の指導者たちにも賞賛されました。

【審査員特別賞】
ポール・ヴェッキアリ 監督
『儀式』[製作国 フランス]

画像: http://hiff.jp/archives/2791/

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夕べの儀式に備える一人の男と一人の女。 それぞれの一日を「仮説1」「仮説2」として描く。

<キャスト>
エリック・ロジェ
アストリッド・アドヴェルブ
パスカル・セルボ

<スタッフ>
監督・脚本:ポール・ヴェッキアリ
撮影::フィリップ ボティグリオン
編集:ポール・ヴェッキアリ、ヴァンサン・コマレ
音楽:エリック・ロジェ、フランシス・ボ

<作品情報>
制作年:2013
上映時間:22分
制作国:フランス
言語:フランス語
原題:La Ceremonie

ポール・ヴェッキアリ監督

画像: ポール・ヴェッキアリ 監督 http://hiff.jp/archives/3400/

ポール・ヴェッキアリ 監督
http://hiff.jp/archives/3400/

ポール・ヴェッキアリ
1930年、コルス(コルシカ)島のアジャクシオ生まれ。間もなくして南仏のトゥーロンに移住。6歳の時に『うたかたの恋』(1936、アナトール・リトヴァク監督)の主演女優ダニエル・ダリューに魅了され、彼女と映画を撮るため監督になることを決意する。エコール・ポリテクニック入学を機にパリに上京。アルジェリア戦争への従軍によって出遅れたものの、ヌーヴェル・ヴァーグ全盛の1960年代初頭からすでに、現在まで続くインデペンデントな映画製作を試みている。同時に批評活動も開始。短期間ではあるが『カイエ・デュ・シネマ』の執筆陣にも加わった。探偵ポルノ映画『手を変えるな』(1974)は一般映画として初の成人指定を受けた。1976年に映画会社「ディアゴナル」を設立。翌年その第一作として死刑制度の問題を扱った『マシーン』を発表。キャリア中最大の商業的成功をもたらした『薔薇のようなローザ』(1985)、当時タブーとされたエイズを初めて正面から映画で扱った『ワンス・モア』(1988)など話題作・問題作をディアゴナルから世に送り出す。しかし、1994年の『ワンダー・ボーイ』を機に商業映画の第一線からは後退。2000年以降は、主に南仏の自宅を舞台とした一連の超低予算映画を年一本のペースで量産している。ロカルノ映画祭のコンペティションに選ばれた『埠頭で明かした夜』(2014)はヴェテラン復活を広く印象づけた。最新作は『劣等生』(2016)。

「ヒロシマ平和映画賞」

広島国際映画祭2016「ヒロシマ平和映画賞」受賞作品は 『この世界の片隅に』に決まりました。

<ヒロシマ平和映画賞とは>
福岡愼二映像文化支援基金により2016年から広島国際映画祭に創設される賞。 映画祭開催期間中に上映される全作品(2015年以降制作された作品)を対象とし、ヒロシマの心を世界に発信することに最も寄与したと思われる作品を制作した者の、さらなる制作活動に対して贈られます。

【ヒロシマ平和映画賞】
片渕須直 監督
『この世界の片隅に』[製作国 日本]

画像: 【ヒロシマ平和映画賞】 片渕須直 監督 『この世界の片隅に』[製作国 日本]
画像: (C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

画像: http://hiff.jp/archives/3441/ (C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

http://hiff.jp/archives/3441/
(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

画像: 『この世界の片隅に』(11/12(土)公開)本予告 youtu.be

『この世界の片隅に』(11/12(土)公開)本予告

youtu.be

すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19(1944)年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。 だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、何度もの空襲に襲われる。庭先から毎日眺めていた軍艦たちが炎を上げ、市街が灰燼に帰してゆく。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。そして、昭和20(1945)年の夏がやってきた――。

◆声の出演:のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 小野大輔 潘めぐみ 岩井七世 / 澁谷天外
◆監督・脚本:片渕須直
◆原作:こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社刊)

企画:丸山正雄 
監督補・画面構成:浦谷千恵 
キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典
音楽:コトリンゴ
プロデューサー:真木太郎 
製作統括:GENCO 
アニメーション制作:MAPPA
配給:東京テアトル

(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

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