ブルーレイ発売記念/サミュエル・フラー監督特集
『ショック集団』+『裸のキッス』+『チャイナ・ゲイト』
サミュエル・フラー監督特集が早稲田松竹で開催されます!

2016年10月10日〜16日 全日開催

画像: 2016年10月10日〜16日 全日開催

正常と狂気の境界がゆらぐ衝撃作『ショック集団』、魅惑と挑発に満ちたフラー流女性映画『裸のキッス』、そして人種問題を炙り出す異色の戦争映画『チャイナ・ゲイト』の豪華三本立て上映です! ゴダールやヴェンダース、スピルバーグが熱狂したハリウッド伝説の異端児の作品をまとめて鑑賞する絶好の機会です。

各映画の当時のポスターヴィジュアルもイカしています!

チャイナ・ゲイト 1957年

画像1: https://twitter.com/wasedashochiku/status/790067913310863360

https://twitter.com/wasedashochiku/status/790067913310863360

画像: https://www.movieart.com/china-gate-1957-23254/

https://www.movieart.com/china-gate-1957-23254/

『鬼軍曹ザック』(51)以来、フラーはジャンルを問わずアジアを舞台にした作品を数多く手がけている。本作もそうした一本。

第一次インドシナ戦争時の1954年(仏領インドシナからフランスが撤退した年)。かつて朝鮮戦争で戦ったアメリカ人ブロックとゴールディは、今や傭兵としてインドシナでフランス外人部隊に所属していた。やがてブロック率いる破壊工作班が、敵地を潜り抜けて中国国境にあるベトミンの軍需品集積場を爆破しに行くことになる。彼らの案内役に雇われた欧亜混血女性リーアはもともとブロックの妻だったが、彼との間にもうけた息子共々捨てられていた。現在五歳となったこの息子が、東洋人的風貌の持ち主だったためである。案内役を果たす見返りとして、リーアは息子を合衆国へ避難させる約束を仏軍と交わしている。やがて一隊は、危険な任務を遂行するべく出発する……。

CHINA GATE/1957/アメリカ/97分/BW/シネマスコープ/製作・脚本・監督:サミュエル・フラー/撮影:ジョセフ・バイロック/ 音楽:ヴィクター・ヤング/出演:ジーン・バリー、アンジー・ディッキンソン、ナット・キング・コールほか/ CHINA GATE ©1957 MELANGE PICTURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ショック集団 1963年

画像2: https://twitter.com/wasedashochiku/status/790067913310863360

https://twitter.com/wasedashochiku/status/790067913310863360

画像: https://en.wikipedia.org/wiki/Shock_Corridor

https://en.wikipedia.org/wiki/Shock_Corridor

フラーの大ファンとして知られるジャン=リュック・ゴダールが、1965年度のベストテン映画の一本に挙げた神話的傑作。

新聞記者ジョニー・バレットは、精神病院で起こった殺人事件を解明することで、手っ取り早くピューリツァー賞を受賞しようと野心を燃やしている。彼は嫌がる恋人キャシーに無理矢理妹のふりをさせ、近親相姦的欲望を抱く性倒錯者を装って院内に潜入し、殺人を目撃した三人の患者に接近して下手人の正体を暴こうとする。その三人とは、共産主義者に洗脳された朝鮮戦争帰還兵、南部の大学で人種差別待遇を受けた黒人青年、原爆開発に寄与した天才科学者である。しかし周囲に感化されたジョニーは、やがてキャシーのことを本当に自分の妹だと思い込み始め……。

SHOCK CORRIDOR/1963年/アメリカ/101分/BW(パートカラー)/1.78:1/製作・脚本・監督:サミュエル・フラー/撮影:スタンリー・コルテス/ 音楽:ポール・ダンラップ/出演:ピーター・ブレック、コンスタンス・タワーズ、ジーン・エヴァンスほか/ SHOCK CORRIDOR ©1963 F&F PRODUCTIONS,INC. ALL RIGHTS RESERVED

裸のキッス 1964年

画像3: https://twitter.com/wasedashochiku/status/790067913310863360

https://twitter.com/wasedashochiku/status/790067913310863360

画像: http://www.noiroftheweek.com/2013/06/the-naked-kiss-1964.html

http://www.noiroftheweek.com/2013/06/the-naked-kiss-1964.html

『ショック集団』(63)に続いて同じ製作者の下で撮られた本作には、美術のルーリーや撮影のコルテスほか、前作の主要スタッフがそのまま引き継がれている。
横暴なヒモに反撃して大都会を逃げ出した売春婦のケリーが、グラントヴィルという名の小さな町にやって来る。ケリーは早速地元の警察署長を相手に“商売”をするが、そのとき署長は彼女に町を出てゆくように言う。しかしケリーはその警告に耳を貸さず、これまでの生き方を捨てて町の病院で肢体不自由児の世話をする看護師助手として働き始める。やがて彼女は、署長の親友で町の名士であるグラントと知り合い、恋に落ちる。だが夢のような交際期間を経ていよいよ結婚となったとき、ケリーはグラントの抱える恐るべき秘密を知ることになるのだった……。

THE NAKED KISS/1964年/アメリカ/91分/BW/1.78:1/製作・脚本・監督:サミュエル・フラー/撮影:スタンリー・コルテス/ 音楽:ポール・ダンラップ/出演:コンスタンス・タワーズ、アンソニー・アイスリー、マイケル・ダンテほか/ THE NAKED KISS ©1964 F&F PRODUCTIONS,INC. ALL RIGHTS RESERVED.

なんと三本立て上映!

12/10(土) ・ 12/11(日) 上映時間
チャイナ・ゲイト 11:55 17:25
裸のキッス   13:45 19:15
ショック集団 10:00 15:30 21:00
終映22:45

12/12(月)~12/16(金) 上映時間
チャイナ・ゲイト 10:40 16:10
裸のキッス   12:30 18:00
ショック集団   14:15 19:45
終映21:30

★三本立て上映です。通常料金で三本続けてご覧いただけます。
★週の途中で上映時間が変わります。スケジュールにご注意ください。

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