不在の主演女優を背中に刻んで登場!
松居大悟監督蒼井優を「規格外!ゴジラ並!」と絶賛 東京国際映画祭 公式上映記者会

第29回東京国際映画祭のコンペティション部門出品作品「アズミ・ハルコは行方不明」が10月30日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで上映され、出演の太賀、葉山奨之、メガホンをとった松居大悟監督が公式記者会見に臨みました。

本作は、12月3日(土)公開、「ここは退屈迎えにきて」で一世を風靡し時の人となった作家・山内マリコの書き下ろし小説を『私たちのハァハァ』も話題の松居大悟監督が映画化した作品。

行方不明の主人公を演じるのは、本作が8年ぶりの単独主演となる蒼井優。
共演陣にはNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」が終了したばかりの高畑充希、太賀、葉山奨之、加瀬亮、そしてミュージシャンである石崎ひゅーいなど話題性抜群の実力派俳優たちがそろいました。

■日時:10月30日(日)
■場所:TOHOシネマズ六本木ヒルズ
■登壇者:太賀(23)、葉山奨之(20)、松居大悟監督

画像1: ■日時:10月30日(日) ■場所:TOHOシネマズ六本木ヒルズ ■登壇者:太賀(23)、葉山奨之(20)、松居大悟監督

報道陣の前に登場した3名は、舞台と客席の近さにいつもより緊張の面持ち。
登壇できなかった主演女優蒼井優さんの顔のグラフティが背中にプリントされたおそろいのパーカーを着て登壇し、仲の良さを早速アピール。

松居監督が「今の時代の日本映画って何だろうと思いながら、自分と同世代の人たちと心を込めてつくりました」と作品への自信をのぞかせつつの挨拶すると、太賀さんも負けず劣らず「監督とは4作ほどご一緒してますが、ついてきてよかったと思える監督です。スタッフ・キャスト一丸となってつくった渾身の作です」と作品愛を語りました。

原作では時系列通りに描かれているアズミハルコの失踪について、映画化にあたり監督は
「(映像で)生身の人間が演じると“その場から消えてしまう”ことがすごく強く、説得力を持ってしまうので、行方不明になる理由や理屈を考えて欲しくなくて、エピソードを短冊のように切って、脚本で15回、編集でも15回、計30回ほど時系列をいじっていました」と敢えて時系列をいじった意図を説明。
「プロデューサーも主演も編集も、全員女性でいろんな意見を聞き、もみくちゃにされながら、
やはり“女性って分からない!”と思いながらつくりました」と苦労話を披露すると、
完成した映像を見た太賀さんは「脚本で読んだ時と、全く違って新しい気づきがあった」と語り、
葉山さんも「カッコよくなった!」と満足気で感想を語ってくれました。

主演の蒼井さんについて問われると監督は「ケタが違うというか、バケモノのようなゴジラのような規格外の存在でした」とその頼りがいを絶賛。

葉山さんは「元々蒼井さんのファンだったので、一緒の作品に出演できて、楽しませてもらった」と思い出をはにかみながら語り、もう一人のキーパーソンであり、行方不明の女の顔をグラフィティアートとして街中に拡散する若者集団「キルロイ」メンバーである高畑充希さんとのシーンが多かった太賀さんは「普段の高畑さんは、愛菜とはかけ離れている地に足についたクレバーな女性。役作りに悩んでいたと思いますが、説得力をもって対峙してくれたので、愛菜に助けられた部分が多かったのかなと思います」と共演シーンを回想しました。

グラフィティアートのイタズラ書きについては、「愛のある方の敷地内だと、(落書きを)そのままにしていて今もある。

高架下はみんなで消しました」と監督が暴露すれば、葉山さんも「本当に興奮して演じました。神社とかもあってバチが当たるんじゃないかと思いながら・・・」と語ると場内からは笑いがこぼれる場面も。
最後に監督から「見る方が戸惑ったり、混乱したりということすらも、あっていいと思っています。
こう見てほしいという正解を提示しない、肌触りでいうと『パルプ・フィクション』のような理屈ではなく感覚的におもしろい作品で、こういう劇場体験もいいのではないか」と熱いメッセージを残し舞台を後にしました。

画像2: ■日時:10月30日(日) ■場所:TOHOシネマズ六本木ヒルズ ■登壇者:太賀(23)、葉山奨之(20)、松居大悟監督
画像: 松居大悟監督、太賀、葉山奨之 『アズミ・ハルコは行方不明』 記者会見 “Japanese Girls Never Die” PC youtu.be

松居大悟監督、太賀、葉山奨之 『アズミ・ハルコは行方不明』 記者会見 “Japanese Girls Never Die” PC

youtu.be

突如、街中に拡散される、女の顔のグラフィティアート。
無差別で男をボコる、女子高生集団。
ひとりのOLの失踪をきっかけにひとつの街で交差する、ふたつのいたずら。
これは、アズミハルコの企みなのか? ハルコは、なぜ姿を消したのか?

「ここは退屈迎えにきて」で一世を風靡し時の人となった作家・山内マリコの書き下ろし小説「アズミ・ハルコは行方不明」を『私たちのハァハァ』も話題の松居大悟監督が映画化。
行方不明の主人公を演じるのは、本作が8年ぶりの単独主演となる蒼井優。その行方不明の女の顔をグラフィティアートとして街中に拡散する若者集団「キルロイ」のメンバーを、放送中のNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」や大ヒット公開中の映画『植物図鑑』で話題の高畑充希が演じる。
20代、30代を代表する実力派女優の共演によって、最強の青春映画『アズミ・ハルコは行方不明』が完成した。

画像: 『アズミ・ハルコは行方不明』本予告 youtu.be

『アズミ・ハルコは行方不明』本予告

youtu.be

【物語】
物語の舞台は寂れた国道沿い。大型モール・洋服店・レンタルCDショップ・中古車店・ファミレスが並ぶ典型的な郊外の街で、ある日突然姿を消したOL安曇春子(28)。彼女が消えた街に、捜索願いのポスターをパロった落書きが不気味に拡散していく。そして、無差別に男をボコる謎の女子高生集団の出現。アズミハルコの失踪をきっかけに、交差するふたつのいたずら。これはアズミハルコの企みなのか。

出演:蒼井優 高畑充希 太賀 葉山奨之 石崎ひゅーい
   菊池亜希子 山田真歩 落合モトキ 芹那 花影香音 /柳憂怜・国広富之/加瀬亮
監督:松居大悟(『ワンダフルワールドエンド』『スイートブールサイド』『私たちのハァハァ』)
原作:「アズミ・ハルコは行方不明」山内マリコ(幻冬舎文庫)

12月3日(土)より新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

This article is a sponsored article by
''.