名作誕生の裏側に隠された、真実!
フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』
ヘミングウェイの『老人と海』は一人の編集者によって生み出された。
そして、そしてその、名編集者マックス・パーキンズ次に売り出したのがトマス・ウルフだった!

「武器よさらば」「老人と海」のノーベル賞作家アーネスト・ヘミングウェイと、村上春樹の新訳やレオナルド・ディカプリオ主演、バズ・ラーマン監督による映画化で近年再び話題となった「グレート・ギャツビー」のスコット・F・フィッツジェラルド。

今では偉大な作家と称えられる二人を全く無名だった時代に発掘し、会社の上層部の反対を押し切って出版したというカリスマ編集者マックス・パーキンズ。パーキンズは土に埋もれた原石を発掘し、的確な助言で磨き上げるだけでなく、悩める作家たちの人生の心優しい伴走者だったことでも知られている。

そんなパーキンズが、最もその作品に感銘を受け、才能を信じた作家が、トマス・ウルフだった。
1938年に37歳で亡くなるまで、アメリカでは大変な人気を博し、現在でも20世紀前半を代表する作家として愛され続けている。

本作で描かれる、ベストセラー小説の編集をめぐり二人に生まれた父と息子のように惹かれ合う運命の絆は、アメリカ文学史上類まれなエピソードとして現在も語り継がれている。

画像1: https://www.facebook.com/bestseller.movie2016/about/

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主演のコリン・ファースとジュード・ロウに加え
ハリウッドの名優たちが豪華共演!
監督はトニー賞受賞の演劇界の鬼才マイケル・グランデージ初作品!

『キングスマン』(15)のスパイから、『英国王のスピーチ』(10)の吃音の英国王まで、彼に演じられない役は存在しないと思わせる名優コリン・ファース。
『シャーロック・ホームズ』(09)が世界的に大ヒットし、実力と高い人気を誇るジュード・ロウ。

祖国イギリスとハリウッドを自在に行き来し、世界中の観客を魅了する二人の名優が夢の初共演。
コリンとジュードが演じるのは、「この世に書物ほど大切なものはない」と、卓越した審美眼と献身的な姿勢で作家を支えたカリスマ編集者パーキンズと、彼が天才と惚れ込んだ若き天才作家トマス・ウルフ。文学に全てをかけた実在の二人を圧倒的な存在感で熱演している。

画像2: https://www.facebook.com/bestseller.movie2016/about/

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主演の二人の他にも、ハリウッドきっての演技派俳優が集結。ウルフを奪われるのではないかと、パーキンズに敵意を燃やすウルフの愛人アリーンにはニコール・キッドマン、フィッツジェラルドにはガイ・ピアース、パーキンズの妻ルイーズにはローラ・リニー、ヘミングウェイにはドミニク・ウェストが豪華共演。

トニー賞受賞のイギリス演劇界の鬼才マイケル・グランデージが満を持して初メガホンを取り、アメリカ文学黄金期を魅力的に再現した。

画像3: https://www.facebook.com/bestseller.movie2016/about/

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出演者
コリン・ファース
ジュード・ロウ
ニコール・キッドマン
ガイ・ピアース
ローラ・リニー
ドミニク・ウェスト

監督
マイケル・グランデージ(トニー賞受賞のイギリス演劇界の鬼才。待望の初監督作)
脚本
ジョン・ローガン『007 スペクター』『グラディエーター』『ラスト・サムライ』

予告

画像: 映画『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』 予告篇 youtu.be

映画『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』 予告篇

youtu.be

ストーリー

ある日、編集者パーキンズの元に無名の作家トマス・ウルフの原稿が持ち込まれる。彼の才能を見抜いたパーキンズは、感情のままに、際限なく文章を生み出すウルフを支え、処女作「天使よ故郷を見よ」をベストセラーに導く。

そして更なる大作に取りかかるふたりは昼夜を問わず執筆に没頭。
パーキンズは家庭を犠牲にし、ウルフの愛人アリーンはふたりの関係に嫉妬し胸を焦がす。
やがて第二作は完成し、またも大ヒット。その一方で、ウルフはパーキンズ無しでは作品を書けないという悪評に怒り、二人の関係に暗雲が立ち込める。
果たして、立場を超えて生まれた二人の友情の行く末はー?

マックス・パーキンズの手がけた主な著書 紹介

画像: 名編集者 マックス・パーキンズ https://www.facebook.com/bestseller.movie2016/

名編集者 マックス・パーキンズ
https://www.facebook.com/bestseller.movie2016/

トマス・ウルフの著書

画像: トマス・ウルフ http://www.gutsword.com/gutsword/1963.html

トマス・ウルフ
http://www.gutsword.com/gutsword/1963.html

「天使よ故郷を見よ」“Look Homeward, Angel”(絶版)

1929年に出版された、トマス・ウルフの処女作。パーキンズのもとに「失われしもの」というタイトルで持ち込まれた原稿から、約9万語を削除して完成した。新しいタイトルは、詩人ミルトンの「リシダス」から取られた。ノース・カロライナの山間の町に生まれ育った、ウルフ自身がモデルの主人公ユージン・ガントの幼少期と青春を描いた自伝的小説。愛人のアリーン・バーンスタインに献辞が贈られている。大変なベストセラーとなり、ウルフはまさに一夜にして有名人となる。

「時と川の」“Of Time and the River”(絶版)

1935年に出版された、トマス・ウルフの第2作。前作に続く、ユージン・ガントの青年時代が描かれる自伝的作品。ガントは故郷を離れてハーバード大学に入学し、やがて放浪の旅に出る。パーキンズの反対を押し切って、献辞は彼に贈られた。発行された年は大恐慌で、出版業界も大不況だったにもかかわらず、初版はたちまち売り切れ、毎週のようにベストセラーの3位までに入った。

スコット・フィッツジェラルドの著書

スコット・フィッツジェラルド
http://best-seller.jp

「グレート・ギャツビー」“The Great Gatsby”

1925年に出版された、フィッツジェラルドの第5作目。
発売当時、書評で絶賛されるが、本は売れず一時的に絶版になったことさえあった。
夜ごと豪邸でパーティを開く謎の大富豪ギャツビーの本当の目的と過去の秘密が、繊細かつ鮮やかな文章で美しくも残酷に明かされていくのだが、当時の彼の若いファンには理解できなかったのではないかと言われている。しかし、作者と共に死後に再評価され、今では20世紀最高の小説と称えられ、全世界でロングセラーを記録している。

「グレート・ギャツビー」
スコット・フィッツジェラルド著、村上春樹訳
(中央公論新社刊)

アーネスト・ヘミングウェイの著書

写真右:ヘミングウェイ、中央:パーキンズ
http://best-seller.jp

「老人と海」“The Old Man and the Sea”

1952年に出版された海洋小説。この作品への評価が、ノーベル文学賞受賞につながった。キューバの年老いた漁師サンチャゴが、巨大なカジキマグロに遭遇。4日間に渡る孤独な死闘の末に遂に仕留めるが、舟にくくりつけた獲物は帰る途上でサメに襲われる──。峻厳な自然の偉大さ、人間の無力さと勇気を描いた傑作。この作品が生まれるきっかけのひとつとなっただろう出来事が、映画『ベストセラー~』で再現されている。
「老人と海」
ヘミングウェイ著、福田恆存訳
(新潮文庫刊)

マージョナリー・キナン・ローリングズの著書

「仔鹿物語」“The Yearling”

マージョナリー・キナン・ローリングズが1938年に発表。フロリダ州の田舎に住む気弱な少年ジョディが主人公。ある日狩猟中に父親が子連れの雌鹿を撃ち殺してしまい、残された仔鹿はフラッグと名づけられジョディが飼い始める。ジョディはフラッグと心を通わせ絆が芽生えるが、成長したフラッグは家の作物を食い荒らすようになる。たまりかねた母親はフラッグを銃で撃ち、瀕死のフラッグを前に、ジョディは重大な決断を下さなければいけなくなる。少年から大人への成長を描いたピューリッツァー賞を受賞した児童文学の傑作。
「仔鹿物語」
ローリングズ著、土屋京子訳
(光文社古典新訳文庫刊)

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