現役介護士が“認知症のきらめき”をすくい上げた渾身の長編デビュー作!映画『彦とベガ』名古屋・大阪公開が決定!

画像1: ©2014 / Mio Taniguchi

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あいち国際女性映画祭2015 フィルム・コンペティション
長編フィルム部門 グランプリ《金のコノハズク賞》受賞作品

この度、映画『彦とベガ』が2016 年10 月29 日(土)よりシネマスコーレ(名古屋)、11 月12 日(土)よりシネ・ヌーヴォ(大阪)にて公開されることが決定した。映画『彦とベガ』は現役の介護士である谷口未央が脚本・監督を務めている。自らの経験から書き上げたシナリオが、2013 年、伊参スタジオ映画祭(群馬県中之条町)のシナリオ大賞を受賞。翌年、自らメガホンをとって長編映画デビュー作『彦とベガ』として完成した。

現代日本の大きな問題となっている老人介護や認知症。それらを決して悲観的に描くのではなく、老いの先にある“生”に目を向け、“認知症のきらめき”を丁寧にすくい上げている。全国各地の映画祭で、「他人事ではない」「切なくて涙があふれた」「人の美しさを感じた」と高い評価を受け、2015 年のあいち国際女性映画祭では、フィルム・コンペティション長編フィルム部門のグランプリに当たる《金のコノハズク賞》を受賞している。

主人公・比古朝雄を演じるのは、大島渚監督『青春残酷物語』や鈴木清順監督『けんかえれじい』など、日本映画史に残る名作に数多く出演する川津祐介。認知症の妻・ことを演じるのは、篠田正浩監督『乾いた花』TV ドラマ「赤いシリーズ」などに出演し、近年も着実に女優活動を続ける原知佐子。さらに、これからが期待される若手俳優たちの好演も光っており、大ベテランと若手の競演も見どころのひとつだ。

画像2: ©2014 / Mio Taniguchi

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《 あらすじ 》

山あいの古民家で暮らす老夫婦、比古朝雄とこと。ことは認知症で、自分を16 歳の少女と思い込んでいる。互いを「彦」「ベガ」と呼び合い、川原で星を眺めることが日々の楽しみ。離れて暮らす一人娘の環は、ことの老人ホーム入所を提案するが、朝雄は「ベガはまだこの家で暮らせるし、それを望んでいる」と首を縦に振らない。ある日、比古家に若い訪問介護ヘルパー・菊名慧がやってくる。認知症のことに最初は戸惑う菊名だったが、日が経つにつれ、ことの少女のような振る舞いに愛らしさを覚える。その一方で、朝雄は二人の親密な様子に複雑な想いを募らせていた。朝雄とことの穏やかだった日々がうつろい始める…。

谷口未央(監督・脚本)

1978 年生まれ。滋賀県育ち。2008 年より上京し映画製作を学ぶ。2011 年『仇討ち』を監督、多くの映画祭で高い評価を得る。2012 年ショートストーリーなごやの監督公募に選出され、『矢田川のバッハ』(伊藤由美子原作)を監督。『彦とベガ』の脚本が伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞2013 中編の部大賞を受賞し、2014 年に自ら映画化。あいち国際女性映画祭2015 フィルム・コンペティション長編フィルム部門グランプリ《金のコノハズク賞》に輝く。

Twitter:@hiko_vega

監督・脚本:谷口未央 出演:川津祐介/原知佐子/柳谷一成/松竹史桜/竹下かおり/酒井麻吏/香取剛/小野田唯/吉田仁人 撮影:佐藤遊 照明:徳永陽平 録音:中川究矢 音楽:内藤晃 衣裳・ヘアメイク:平林純子 装飾:田中雄太 助監督:石井将 制作:阿部史嗣/畑中大輔 製作協力:伊参スタジオ映画祭実行委員会 制作協力:Liner Notes/ニューシネマワークショップ 配給:コルミオ・フィルム 2014 年/日本/64 分/ビスタ/カラー/デジタル

2016 年秋より名古屋・シネマスコーレ、大阪・シネ・ヌーヴォにてロードショー

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