西島秀俊が声の出演をする、人が姿を見せない摩訶不思議な「劇」映画。
漫画家・山本直樹原作の知られざる伝説のインディペンデント映画『眠り姫』が新たに生まれ変わって上映決定!

画像1: 西島秀俊が声の出演をする、人が姿を見せない摩訶不思議な「劇」映画。 漫画家・山本直樹原作の知られざる伝説のインディペンデント映画『眠り姫』が新たに生まれ変わって上映決定!
画像2: 西島秀俊が声の出演をする、人が姿を見せない摩訶不思議な「劇」映画。 漫画家・山本直樹原作の知られざる伝説のインディペンデント映画『眠り姫』が新たに生まれ変わって上映決定!

『眠り姫/サラウンドリマスター版』10 周年記念特別上映
K’ s cinema にて 4 週間限定開催が決定!

制作グループ charm point(チャームポイント)は、七里圭監督の映画『眠り姫/サラウンドリマスター版』の上映を、2016 年 11 月 5 日(土)より 4 週間、新宿 K’ s cinema にて開催いたします。

2007 年 11 月の初公開から映画館での上映にこだわって、 アンコール上映を繰り返してきた伝説のインディペンデント映画『眠り姫』が、上映活動 10 年目の節目に、最新の 5.1ch サラウ ンド&HD デジタルリマスター化され、新たに『眠り姫/サラウンドリマスター版』として生まれ変わりました。

画像1: 『眠り姫/サラウンドリマスター版』10 周年記念特別上映 K’ s cinema にて 4 週間限定開催が決定!

『眠り姫』とは、山本直樹原作の同名漫画と、その原典である芥川龍之介の死や幻聴をモチーフにした内田百閒の奇妙な短編小説 「山高帽子」を下敷きにした、七里圭監督の映画作品です。

ほとんど人の姿が映らない空っぽの風景に、つぐみ、西島秀俊による声がさざめき、静かに狂気を孕んでいく男女の日常が朝焼けや薄明の光景とともに、声や物音だけでつづられていくこの不思議な映画は多くの人を魅了し、アンコール上映を繰り返すたびにリピーターが続出。
熱狂的ファンを持つカルト映画となっております。

画像2: 『眠り姫/サラウンドリマスター版』10 周年記念特別上映 K’ s cinema にて 4 週間限定開催が決定!

作品

いま出てきたトイレの中に、誰かがいるような気がしてならない...。
パジャマ姿の青地(つぐみ)が眩しそうにカーテンをめくる。もう陽も高い。

中学の非常勤講師をしている彼女は、このごろ学校へ行くの がおっくうで、いくら寝ても寝たりない感じが抜けない。
同僚教師の野口(西島秀俊)は、自分の顔のことは棚に上げ、青地の顔がだんだ ん膨らんできていると笑う。長く付き合い過ぎた彼氏(山本浩司)との会話は上滑りし、好きだという気持ちもすでにおぼろになっている。 繰り返し見続けるのは、記憶とも妄想ともつかぬ奇妙な夢。どうも何かが変だ...。

画像3: 『眠り姫/サラウンドリマスター版』10 周年記念特別上映 K’ s cinema にて 4 週間限定開催が決定!

夢は、体が眠っているのに脳は活動している半覚醒状態に現れるが、冒頭、夜が朝へと移りゆくまどろみの時間を映し出す本作は、全編、 夢の中の出来事かのように思わせる。
ほとんど人の姿が映らない空っぽの風景にさざめく、濃密な人の気配と声。静かに狂気を孕んでいく 男女の日常が、美しい朝焼けや薄明の光景とともに、声や物音だけでつづられていく。

画像4: 『眠り姫/サラウンドリマスター版』10 周年記念特別上映 K’ s cinema にて 4 週間限定開催が決定!
画像5: 『眠り姫/サラウンドリマスター版』10 周年記念特別上映 K’ s cinema にて 4 週間限定開催が決定!

監督・七里圭プロフィール
1967 年生まれ。早大卒。高橋洋らがいたシネマ研究会に所属し、在学中から映画の現 場で働き始める。約十年間、廣木隆一、鎮西尚一、 西山洋一らの助監督を経験し、監督及び脚本家となる。2004 年、山本直樹原作の『のんきな姉さん』、短編『夢で逢えたら』で、劇場デビュー。 その後、室内楽団の生演奏付き映像の演出や、美術館製作のアート映画『ホッテントットエプロン - スケッチ』(2006)など異色の作品を発表、
『眠り姫』と同年には渡辺淳一原作の『マリッジリング』(2007 年)も公開された。脚本作は、『犬と歩けば チロリとタムラ』(篠崎誠監督)、 『ラマン』(廣木隆一監督)など。2003 年より TBS「世界遺産」の構成も担当している。
2012 年監督特集上映(「のんきな〈七里〉圭さん」)の中の1本として劇場公開された 35mm フィルム短編作品『DUBHOUSE:物質試行 52』(2012 年 共同監督 / 鈴木了二)は、ロッテルダム国際映画祭を始めヨーロッパの映画祭でも高く評価され、第 9 回 25FPS 国際映画祭で はグランプリ&審査員特別賞をダブル受賞。その後も『To the light 1.0/2.0/2.1』(2014 年ー)、『映画としての音楽』(2014 年)など独自の 世界観の作品を精力的に制作 / 発表。最新作は 2014 年からスタートさせた「音からつくる映画」プロジェクトの一環でもある『サロメの 娘/アナザサイド(in progress)』(2016 年)。今なお新しい映画の可能性に挑戦し続けている。

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原作・山本直樹プロフィール
1960 年生まれ。北海道出身。早稲田大学在学中の 84 年、「私の大空」で漫画家としてデビュー。同時に、山本直樹とは別に、森山塔名義 での漫画執筆も始める(後に、塔山森の名も使い分ける)。80 年代は、青年誌連載の「極めてカモシダ」「あさって DANCE」など、ちょっ とエッチでシュールなラブコメが人気を博す。有害コミック論争の際には、「BLUE」が槍玉に挙げられる災難を被るが、90 年代以降、閉 塞感と寂寥感溢れる郊外を舞台に、「ありがとう」「夏の思い出」「君といつまでも」「フラグメンツ」など、その後の社会的事件を予言する ような強烈な問題作、珠玉の傑作を連発し、多くが映画化された。ひょうひょうと、エロスとタナトゥスと人間のしょうもなさを愛しく描 く作風を持ち味に精力的な創作活動を続ける一方、「F」(太田出版)誌にて混迷する現在を超現実的に描く「堀田」、「イブニング」(講談社) 誌では連合赤軍事件を総括する「レッド」と、振り幅の大きい意欲作を発表するなど、その動向からは常に目が離せない。唯一無比、孤高 の存在である。最新作「分校の人たち」は現在 Ohta Web Comic にて連載中!

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トークショーには朝吹真理子(小説家)、山本直樹(漫画家)、危口統之(「悪魔のしるし」主宰)の登壇も決定!

K’ cinema の上映では、小説『きことわ』で芥川賞を受賞された朝吹真理子さんや、『眠り姫』原作者の漫画家・山本直樹さん、『悪魔のしるし』主宰の演出家・危口統之さんのアフタートークも決定いたしました。
今回の新宿 K’ s cinema の上映をもって、東京での上映はしばらく予定されていません。

画像: 『眠り姫』10周年記念特別上映予告 youtu.be

『眠り姫』10周年記念特別上映予告

youtu.be

上映期間中には以下のトークショーを開催!
11/6(日)17 時の回:山本直樹(漫画家 ※『眠り姫』原作者)× 七里圭監督
11/10(木)19 時の回:朝吹真理子(小説家 ※芥川賞受賞作家)× 七里圭監督 開催日未定:危口統之(演出家 ※「悪魔のしるし」主宰)× 七里圭監督

『眠り姫/サラウンドリマスター版』
監督・脚本:七里圭
原作:山本直樹
音楽:侘美秀俊
声の出演:つぐみ/西島秀俊/山本浩司 撮影:七里圭/高橋哲也
2007 年ー 2016 年|HD|5.1ch サラウンド|80 分|
製作・配給:charm point
料金
一般・大・高:1,500 円/シニア:1,000 円
特別鑑賞券:1,200 円 ※11/4( 金 ) まで販売。ポストカード付き。

※豪華トークゲストの追加をしています。詳細は web サイトにて!

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