YouTubeでキム・ギドク監督の2015年公開作『STOP』の予告が唯一見つかりました。
日本では、題材が題材だけに公開不可能と言われている作品。
このYou Tubeをあげた人も”私はほぼ一年この映画を探しているが、私は唯一のトレーラーを見つけました。誰もが完全な映画を見つけることができるがあれば、私と連絡してください。”と書かれていて

まあ、実際の映画をここで見つけるのは違反としても、この問題作が少なくとも日本では事実上公開不能になっていることは事実。

唯一、今までに公では2016年のゆうばりファンタスティック映画祭で、一回だけ上映されたにすぎません。

監督自身も、夕張での会見では、日本での公開は難航していると述べていましたが、やはり難しいのか公開するという情報は流れてきません。
それは、賛否問われる中で、作品の設定があまりにリアルすぎるため、哀しみと深い傷を負った多くの日本人への配慮なのかもしれませんが、ギドク監督が完全にインディペンデントで手弁当状態で、完成させた作品であるということを考えると、やはり見てみたくなります。
そして、監督自身この作品で描いた物語は、日本だけの問題というより、原発が配置されている世界、そして地球の問題だと発言もしています。

実際の物語は、原発5キロ圏内に暮らしていた主人公の若い夫婦が、東日本大震災の発生で東京への避難を余儀なくされる。
地震発生時、妻はちょうど妊娠初期だったことから、放射能によって奇形児が生まれるのでは? という恐怖心が生まれ夫婦を蝕んでいく---
そして、その不安が増していく中で社会への不満が溜まり予想外の展開を迎えることに…。

ざっと簡単にはこんなストーリーですが、表現者としてのキム・ギドク監督が何人かの日本人俳優にも声をかけ断られ、実際の撮影も自ら手がけたという気持ちのこもった作品だけに、今からでも大がかりでなくとも、どこかで公開もしくは、上映してもらいたい作品です。
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そして、日本からの出演者は、本作のプロデュースにも関わっている合アレンをはじめに中江翼、堀夏子、田代大吾、武田裕光など

画像: Kim Ki-duk - Stop (2015) Trailer youtu.be

Kim Ki-duk - Stop (2015) Trailer

youtu.be

そういえば、この作品も日本では公開されていません---

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