アフガン紛争地域―部下の命を守る為に、奪われた民間人の命。
決断せざるを得なかった男の苦悩と、家族との絆を描いた戦争ドラマの傑作

先日「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」にて7月30日(土)にプレミア上映された『ある戦争』の日本版予告篇映像が完成しました。
本作は、今年2月に行われた第88回アカデミー賞®外国語映画賞にてノミネートされた、戦地と法廷―2つの場所を舞台に、正義とは何か、命の重みとは何かを問いかけるヒューマンドラマです。

 予告篇では、アフガンを舞台に生死の狭間で、決断した空爆命令が、守るべきはずだった地元民間人を殺す事になり、軍事法廷でその是非を問われる事になる中隊長クラウスの苦悩、妻マリアと子供たちとの絆が丁寧に描かれています。アフガンでの撮影されたシーンでは、本物の俳優が3人だけで、その他のデンマーク軍兵士は、全て元軍人たちで撮影されたという本作。
ドキュメンタリー映画と見紛うほど、戦地でのリアルさと緊張感が、映像からも伝わってくるほどです。果たして、法廷で裁かれるのは、正義なのか、罪なのか? 
PKO問題に揺れる今の日本の未来をも予見させるかのようなテーマを内包した『ある戦争』は、10月8日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショーされます。

画像1: © 2015 NORDISK FILM PRODUCTION A/S

© 2015 NORDISK FILM PRODUCTION A/S

『偽りなき者』『光のほうへ』といったトマス・ヴィンターベア作品の脚本家として知られ、監督作『シージャック』で世界を席巻したトビアス・リンホルムによる本作は、過酷な戦場の様子をリアルに描きながら、極限状態で問われる人間の正義や家族の愛を、戦地と法廷、2つの場所を舞台に問いかけ、見事、第88回アカデミー賞®外国語映画賞にノミネートを果たしました。
主演は『LUCY/ルーシー』や、ハリウッド実写版<攻殻機動隊>の『GHOST IN THE SHELL (原題)』でバトー役を演じることでも話題の、デンマークを代表する俳優ピルー・アスベック。

画像2: © 2015 NORDISK FILM PRODUCTION A/S

© 2015 NORDISK FILM PRODUCTION A/S

正義の決断が、許されない罪を生んだ
戦場と法廷を舞台に、正義と命の尊さを問う、心揺さぶるヒューマンドラマ

アフガニスタンの平和維持のために駐留するデンマーク軍の部隊長、クラウス(ピルー・アスベック)。ある日、パトロール中にタリバンの襲撃を受け、部下を守るために、敵が攻撃していると思われる地区の空爆命令を行う。だがその結果、彼は、子どもを含む11名の罪のない民間人の命を奪ってしまう。軍法会議の為に帰国したクラウスは愛する家族に支えられながらも、罪の意識と部下を守るために「不可欠」だった決断との間で苦悩する。そして、運命の結審が訪れようとしていた…。

画像: 『ある戦争』予告 © 2015 NORDISK FILM PRODUCTION A/S youtu.be

『ある戦争』予告 © 2015 NORDISK FILM PRODUCTION A/S

youtu.be

製作:ルネ・エズラ『シージャック』/トマス・ラドアー『シージャック』
監督・脚本:トビアス・リンホルム『シージャック』『偽りなき者(脚本)』『光りのほうへ(脚本)』
撮影:マウヌス・ノアンホフ・ヨンク『シージャック』
編集:アダム・ニールセン『シージャック』
音楽:スネ・ローゼ・ワグナー

出演:ピルー・アスベック『LUCY/ルーシー』『シージャック』/ツヴァ・ノヴォトニー『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』/ソーレン・マリン『シージャック』「コペンハーゲン/首相の決断」/シャルロット・ムンク/ダール・サリム『エクソダス:神と王』

2015年 / デンマーク / デンマーク語、アラビア語 / 115分 /
原題:KRIGEN英題:A WAR /
日本語字幕:ブレインウッズ /DCP / カラー / シネスコ /5.1ch / G /
後援:デンマーク大使館
配給:トランスフォーマー

10月8日(土)より、新宿シネマカリテ他にて全国順次公開

This article is a sponsored article by
''.