なら国際映画祭2014のNARAtiveコンペティションで審査員特別賞を受賞したキューバ出身のカルロス・M・キンテラ監督が、2016年4月に東吉野村で撮影した『東の狼』が、9月17日に開催予定の第4回なら国際映画祭2016のオープニングセレモニーでプレミア上映されることがわかった。

若手監督に映画製作の機会を与える企画「NARAtive(ナラティブ)」での発表作品となる。

東吉野村は、絶滅した日本オオカミが最後に見かけられた場所として知られており、カルロス監督は昨年4月にも来日し、東吉野村に3週間ほど滞在し、映画の構成を練っていました。
オオカミ絶滅の場所であること、そして1969年に公開された映画「キューバの恋人」(黒木和雄監督)にインスピレーションを受け、独創的な世界をオリジナルの脚本として書き上げたという。
この映画の主演には名優、藤竜也。
藤竜也は絶滅したとされるオオカミを追い求める猟師役を演じた。

奈良県東吉野村で撮影されたカルロス・M・キンテラ監督『東の狼』

画像1: http://nara-iff.jp/narative/narative2016.html

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プロデュース河瀬直美
監督:カルロス・M・キンテラ(キューバ)
主演:藤竜也
撮影地:奈良県東吉野村

入念に打ち合わせをするカルロス・M・キンテラ監督

画像2: http://nara-iff.jp/narative/narative2016.html

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「なら国際映画祭」は、市からの補助金のカットなどにより資金難のため開催も危ぶまれた時期もあったが、実行委員会が資金集めに奔走し、日本全国の映画祭を応援する一般民間人の応援により、存続が決定すると同時に、寄付などにより過去最長の6日間開催となる。。
河瀬監督は「1万円を出して映画祭を支援するレッドカーペットクラブに、600人近い参加がありました。一般の人々の思いによって今年も映画祭を開くことが出来ます」と語った。
また、河瀬監督のネットワークを活かし、世界に進出しようとする映画監督を支援するプロジェクト「ロード・トゥ・カンヌ」も今年から立ち上げるという。

画像: なら国際映画祭PR映像 youtu.be

なら国際映画祭PR映像

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