リハビリ、母の介護、そして新作落語へ---車椅子の落語家林家かん平の挑戦!


座布団から車椅子へ、それでも落語を続けたい!
気っぷのいい語り口で将来を嘱望されていた林家かん平が、脳溢血で倒れたのは、1990年の10月、師匠林家三平(先代)の追善興行の打ち上げの夜でした。症状はかなり重くて、右半身付随と落語家の命とも言える言語に障がいが残りました。
3年に及ぶ厳しいリハビリの入院生活を繰り返し、高座に復帰します。
元気な時のような滑らかな口調の落語は出来なくなっていましたが、好きな古典落語はそれなりに味のある喋り口調で演じていました。

画像: http://ddnavi.com/news/309136/a/ ©2016NKW製作委員会

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 ©2016NKW製作委員会

しかし25年の歳月は、いくらリハビリに励んでいても体力、気力の衰えは隠しようがなく、高座も座布団から車椅子に変わり、得意としていた古典落語も、思うように喋れなくなってきていました。
なんとか噺家を続けたい…
そんなある日、朝のテレビドラマを見ていたかん平は劇中の主人公が言った台詞に強く胸を打たれます。それは…
頑張っていれば、きっと神様がご褒美をくれる
という言葉でした。
以来、落ち込んで心が折れそうになった時、いつもこの言葉を思い浮かべるようにしました。
そして、かん平は一念発起し、得意の古典落語から新作落語に挑戦してみようと決意します。
老いと病いという現実に立ち向かいながら、それがどんなにハードルが高くても頑張ろうと。
やがて、その頑張りが彼の生きがいになります。
かん平は日々の充実と明日への希望を持てたことを実感します。

画像: ©2016NKW製作委員会

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涙の数だけ笑おうよ-林家かん平奮闘記-
一年に渡る奮闘の日々を追った魂のドキュメンタリー
この作品は、車椅子の落語家林家かん平が体験する過酷なリハビリ生活や同居する母の介護、さらに仲間たちとの暖かいふれあいの中で、創作落語を作り、高座で演じるまでの日々を一年に渡って撮影したものです。
その生き様を通して同じ障がいを持つ人はもちろんのこと、多くの人々に感動と生きる勇気を伝えたいというのが願いです。

画像: 涙の数だけ笑おうよ~林家かん平奮闘記~【予告編】 youtu.be

涙の数だけ笑おうよ~林家かん平奮闘記~【予告編】

youtu.be

企画・製作:荻野和仁
製作補:原田雅昭
プロデューサー:安西志麻  
監督・編集:竹藤恵一郎  
出演:林家かん平  出演協力:江戸家小猫 江戸家猫八 海老名香葉子 他
ナレーター:津川雅彦
製作:「涙の数だけ笑おうよ」製作委員会
配給・製作プロダクション:オフィス・シマ    
製作・配給協力:オギノ事務所
©2016NKW製作委員会
2016年/日本/カラー/85分/ステレオ/ビスタサイズ/

9月3日(土)より角川シネマ新宿ほか全国公開 

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