映画『エル・クラン』が、9月17日(土)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開されることが決定し、あわせて予告編が解禁された。

1983年にアルゼンチンで実際に起きた事件を映画化した本作。物語は、父アルキメデス(ギレルモ・フランセラ)を筆頭に妻、息子3人、娘2人で幸せに暮らしていた家族“プッチオ家”のまわりで、 ある日を境に金持ちの家を狙った高額の身代金事件が起こるというもの。

今作でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞し、北野武監督(『座頭市』)やキム・ギドク監督(『うつせみ』)ポール・トーマス・アンダーソン監督(『ザ・マスター』)など各国を代表する監督たちが過去に受賞している中で、アルゼンチンの俊英パブロ・トラペロ監督は『エル・クラン』で名だたる監督に仲間入りを果たしました。

画像1: ©2014 Capital Intelectual S.A. / MATANZA CINE / EL DESEO

©2014 Capital Intelectual S.A. / MATANZA CINE / EL DESEO

監督は、キューバの首都ハバナの7日間を7人の監督で描いた短編アンソロジー『セブン・デイズ・イン・ハバナ』で「ジャム・セッション」を手掛けたアルゼンチン出身のパブロ・トラペロ。キャストには、父アルキメデス役を演じるギレルモ・フランセラをはじめ、ピーター・ランザーニ、リリー・ポポヴィッチらが名を連ねる。

ストーリー

人当たりが良さそうな父親 アルキメデス・プッチオ。彼が早朝に街角の掃除をするシーンから幕を開けます。
冒頭、どこにでもいる皆に慕われる幸せな家族そのもの風景ですが思いもよらない方向へと転換。
「ペドロ・アルモドバル製作」というテロップと電話の呼び鈴をはさみ、プッチオ家のキッチンの様子がワンカットで映し出されます。
妻が取り分けた料理をトレイに乗せ、それを運ぶアルキメデス。
息子や娘に声をかける様子は日常の風景かと思いきや彼の向かう先はリビング…ではなく、なぜか二階。
彼の運ぶ料理は一体誰への“おもてなし”なのか?
表情を変えること無く、廊下の奥の一室の鍵を開ける父アルキメデス。
その中にいたのは、黒い布で目隠しをされ、鎖に繋がれ、恐怖に怯える男。
「安心しろ。メシだ。」とドスの効いた声をかけ、扉を閉める。
そう、彼の運んだ料理は世にも恐ろしい“お・も・て・な・し”だったのです!!
一体、父は何者なのか?幸せそうなプッチオ家の裏には何が隠されているのか??
 
そして、父の口から衝撃の事実が告げられます。
「我が家の稼ぎは身代金だ」。
軽妙な音楽に乗せて描かれる凶行の数々。
男を車のトランクに押しこめるプッチオ家。
目出し帽を被るプッチオ家。
脅迫するプッチオ家。
男を射殺するプッチオ家。
これら全てが、なんと実話!
全世界震撼の家族の真相が今、明らかになります!!

画像2: ©2014 Capital Intelectual S.A. / MATANZA CINE / EL DESEO

©2014 Capital Intelectual S.A. / MATANZA CINE / EL DESEO

ペドロ・アルモドバルが製作を務めた本作は、昨年行われた第72回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞したほか、第10回アルゼンチンアカデミー賞で最多5部門(撮影・新人男優・美術・衣装・録音)を受賞するなど、これまでに数多くの映画賞を受賞している。

画像: 映画『エル・クラン』予告編 youtu.be

映画『エル・クラン』予告編

youtu.be

『エル・クラン』
監督:パブロ・トラペロ 
脚本:パブロ・トラペロ、ジュリアン・ロヨラほか 
製作:ペドロ・アルモドバル、パブロ・トラペロほか
出演:ギレルモ・フランセラ、ピーター・ランザーニ、リリー・ポポヴィッチほか
2015/アルゼンチン/110分/シネスコ/原題:El Clan 配給:シンカ、ブロードメディア・スタジオ
©2014 Capital Intelectual S.A. / MATANZA CINE / EL DESEO

2016年9月17日より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開

This article is a sponsored article by
''.