悩める男を絶好調に一変させた“ある企て”とは?
人生の不条理を独特の哲学で描いたウディ・アレン監督最新作!

人生というものは良かれ悪しかれ、何をきっかけに、どこへ転がっていくのか、誰にもさっぱりわからない。ゆえに私たち人間はどうしようもなく無力な存在であり、目には見えない運命や偶然といったものを受け入れながら日々を生きている。

そもそも人間が“生きる意味”とは何なのだろうか。
自分自身の存在意義や人生の道標を見失ったとき、都合よく“生きがい”なんて見つかるものだろうか......?

2011年の『ミッドナイト・イン・パリ』でキャリア最高の大ヒットを飛ばした後も、年に1本の製作ペースを保ち、ケイト・ブランシェットがアカデミー賞主演女優賞に輝いた人間ドラマ『ブルージャスミン』、南仏を舞台にした軽妙な恋愛喜劇『マジック・イン・ムーンライト』で世界中を魅了してきたウディ・アレン。この誰もが敬愛する天才監督は筋金入りのペシミストとして知られ、手を替え品を替え、先述の通りの運命や偶然なるものに翻弄される人間の哀しさ、滑稽さを探究してきた。

そんな映画界の哲学者が「人生は無意味である」という真理に到達してしまったニヒルな大学教授を主人公に紡ぎ上げた『教授のおかしな妄想殺人』は、まさしくアレンのテツガク的集大成というべき奇想天外なダーク・コメディである。

画像: https://www.major-j.com/cinema_information.php?id=M20160423007

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ウディ・アレンは本作では監督・脚本を務め、主演は『her/世界でひとつの彼女』の個性派俳優ホアキン・フェニックス。また、ヒロイン役に抜擢されたのは、前作『マジック・イン・ムーンライト』から続投となるエマ・ストーン。教授に惹かれていく女子大生ジルを、アレンの新たなミューズとして存在感たっぷりに演じている。

画像: 映画『教授のおかしな妄想殺人』予告篇 youtu.be

映画『教授のおかしな妄想殺人』予告篇

youtu.be

並外れた変人と評判の哲学科教授エイブ(ホアキン・フェニックス)が、アメリカ東部の大学に赴任してくる。
若い頃は政治活動やボランティアに熱中し、世界中を飛び回ったエイブだが、今では学問にも恋愛にも身が入らず、慢性的に孤独な無気力人間になっていた。

そんなある日、たまたま立ち寄ったダイナーで迷惑な悪徳判事の噂を耳にした瞬間、エイブの脳裏に突拍子もない考えがひらめく。それは誰にも疑われることなく、自らの手で判事を殺害するという完全犯罪への挑戦。すると、あら不思議、奇妙な“生きる意味” を発見したエイブはたちまち身も心も絶好調となり、ひたすら憂鬱だった暗黒の日常が鮮やかに色めき出す。

一方、エイブに好意を抱く教え子ジル(エマ・ストーン)は、まさか彼の頭の中におかしな妄想殺人が渦巻いているとはつゆ知らず、ますます恋心を燃え上がらせていくのだが......。

監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ホアキン・フェニックス/エマ・ストーン/パーカー・ポージー/ジェイミー・ブラックリー

2016年06月11日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他全国公開!

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