映画『LOVE 3D(原題: Love)』

『アレックス』『エンター・ザ・ボイド』などの鬼才ギャスパー・ノエがメガホンを取り、若者たちの情熱的で狂おしいまでの愛を大胆な性描写を交えながら3D映像で描き、カンヌ国際映画祭で物議を醸した異色のラブストーリー。

画像: http://cinemil.ro/love-3d/

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ある男女の出会いから別れに至る駆け引きに満ちた濃密な2年間の記憶を性描写も交えて焼き付ける。大胆な役柄に体当たりで挑戦したのはカール・グルスマン、アオミ・ムヨック、クララ・クリスタンら新人俳優たち。

カップルの親密な時間やセックスを覗き見るような映像が見どころ。はい、ごめんなさい…。
ギャスパー・ノエ監督の話題作ではありますが、スケベなボクは3Dでのセックスシーンを楽しみに映画館に向かったのでした(笑)。冒頭いきなり激しいカラミ。日本のAVだってもう少し順序ってもんがあるゼと思いつつ、主役の2人のキレイな身体(とプレイ)に見惚れましたサ。

おお、やっぱりこのジャンルにまで3Dの波が押し寄せてきたのね〜もう感無量ですワ!!と思うのも束の間…シンメトリー、長回し、俯瞰などの映像は芸術的だったり、プレイ中にクラシック、3人プレイ中にエモーショナルなギターサウンドな音楽がかかったり、男と女 2人の三角関係の愛の行方を逆回転? 回想? で描く構成や編集は面白かったり、愛について痛いほど見せ付けられて胸が締め付けられたり、何かと凝ってて美しい作品だ。全体的な空気感もオシャレなんだよね。そういった意味ではセックスシーンだけが目的だったボクの思惑は良いのか、悪いのか、挫かれた…。おまけに主役 3人の身体と演技は本当に素晴らしい。

愛って残酷ね。愛って身勝手ね。愛って大事に大事に扱っても壊れちゃうのね。愛って難しいね。ただ男がクズ過ぎて感情移入できなかった…それにそんな男のセックス、ドラッグ、ジェラシー、ケンカに付き合うのも疲れたかな…。愛に囚われた男は切ない…。それにしてもボカシも3Dにならないものかね…3D映像に2Dのボカシじゃあ、どうも唐突で…興醒めね。欲望や矛盾なども含めて人間の愛に関する真実が描かれている作品と言って良いんじゃないでしょうか。

シネフィル編集部 あまぴぃ

画像: 映画 LOVE 【3D】 ギャスパー・ノエ監督最新作 4月1日(金)公開! youtu.be

映画 LOVE 【3D】 ギャスパー・ノエ監督最新作 4月1日(金)公開!

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