「“映画を見る楽しみ”に留まらず、“映画を読む楽しみ”も伝えたい。そして少しでも多くの映画本を改めて読者に知らせることで、それらの読み手が増えてほしい」というテーマのもとに毎年発表されるキネマ旬報の”映画本大賞”が今年も発表された。
どれもこれも、映画愛の溢れた本。
年間700冊もの映画関連の書籍が刊行される中で、選ばれたという。
是非、あなたの読みたい本を見つけてください!
2015年度 映画本大賞ベスト・テン
第1位
「映画的な、あまりに映画的な日本映画について私が学んだ二、三の事柄(Ⅰ)」
山田宏一/ワイズ出版
第2位
「ルビッチ・タッチ」
ハーマン・G・ワインバーグ(著)、宮本高晴(訳)/国書刊行会
第3位
「映画の荒野を走れプロデューサー始末半世紀」
伊地智啓(著)、上野昂志、木村建哉(編)/インスクリプト
第4位
「黒澤明樹海の迷宮映画『デルス・ウザーラ』全記録1971~1975」
野上照代、ヴラジーミル・ヴァシーリエフ、笹井隆男/小学館
第5位
「映画探偵 失われた戦前日本映画を捜して」
高槻真樹/河出書房新社
以下
第6位
「アンドレ・バザン 映画を信じた男」
野崎歓/春風社
第6位
「捜索者―西部劇の金字塔とアメリカ神話の創生―」
グレン・フランクル(著)、高見浩(訳)/新潮社
第6位
「チャップリンとヒトラー メディアとイメージの世界大戦』
大野裕之/岩波書店
第9位
「映画の戦後」
川本三郎/七つ森書館
第10位
「映画とは何か」(上・下)
アンドレ・バザン(著)、野崎歓、大原宣久、谷本道昭(訳)/岩波書店
第10位
「満映とわたし」
岸富美子、石井妙子/文藝春秋
第6位は3冊同点、第10位は2冊同点